貴ガスは希ガスと習った気がする
空気の中の78%がチッ素、酸素が21%。
のこり1%の中に、二酸化炭素などの気体が含まれています。
その中で「貴ガス」と呼ばれる気体があります。
ヘリウム、ネオン、アルゴンなどがそれです。
それ、希ガスのことですよね? という人も多いでしょう。
たしかに、以前は希ガスと書いていました。
しかし、中学校の教科書は令和3年から「貴ガス」になっています。
希ガスから貴ガスへ。
それは、希少ではない気体が含まれていたからです。
空気の中で、二酸化炭素は0.04%。
貴ガスのアルゴンは、0.93%。
実は、空気からチッ素と酸素をとると、のこりはほとんどアルゴンなのです。
二酸化炭素の20倍以上もあるとなれば、それは希少とはいえません。
英語でも、昔は rare gas と呼ばれていましたが、 noble gas が一般的になりました。
そこで、日本でも希ガスから貴ガスに変わったのです。
貴ガス(noble gas)は、高貴で気高く他と交わらないというイメージです。
ヘリウム、ネオン、アルゴンといった気体は、他の元素と結びつかなかったために、そう名付けられました。
他の元素と交わらないはずの貴ガスですが、その後の研究でそうでも無いことが分かってきました。
それでも、他の元素と化合物を作りにくいのは確かです。
