奈良県立万葉文化館・オリジナルキャラクターのデザインをしました
暦と年中行事に沼っている漫画家の松浦はこです。
今回、ご縁がありまして、奈良県高市郡明日香村にある「万葉文化館」さんの25周年記念企画である、オリジナルキャラクターのデザインをさせていただきました!
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上記記事にあるように、万葉文化館および『万葉集』の魅力を県内外に発信し、誘客の促進を図ることが目的となっております。
「万葉集って、よく聞くけどあんまり知らないんだよな」という方が、「このキャラの元になった人物はどんな和歌を残しているんだろう?」「元ネタ知りたい!」「万葉文化館、行ってみたいかも」とちょっと興味が湧くような、そんな企画になっていたら嬉しく思います。
万葉集と暦(こよみ)と年中行事
私の興味の中心である暦の観点からいけば、万葉集は「初めて日本の書物からの出典となった元号『令和』」の出展元である」という話題も記憶に新しいですね。
出典の箇所に関しては万葉文化館の万葉百科>歌詳細に詳しくあります。
上記を見ると、万葉集 巻5-815の序文の中に「初春令月、気淑風和」とあります。ここから「令和」という言葉を作ったのですね。
読み下し文としては「初春の令月にして、気淑く風和ぎ〜」となるようです。
これは、私もモチーフとして描かせていただいた大伴旅人の邸宅で梅の花を見る宴が催されたときのシーンだそうです。
(余談ですが、描かせていただいた大伴旅人さんの衣装に梅があしらわれています)
そんなシーンから元号の名称が取られたわけですね。
と、上記は一例ですが、暦と年中行事・季節の巡りの捉えかたを見ていくときに、昔の人が残したものというのはとても面白いものです。
上記のシーンだけでも、初春に梅見というのが、現代のお正月(1月)の雰囲気とちょっと異なることがわかりますし、異なるけど「よい月の夜に宴会」という雰囲気は今も共通するなあ、と思えたり。
そんな情景を現代でも読み解くことができるということを、とてもありがたく感じます。
キャラクターデザインのこと
各キャラクターのデザインは、"『万葉集』ゆかりの歌人に着想を得たオリジナルキャラクター"となっています。
制作にあたっては、私が普段描いている「擬人化」の手法に似ているなあと感じました。
私は「要素を入れながらキャラクターとしてデザインする」ことは普段から行なっているものの、その道の研究者ではないため、万葉文化館のご担当の方・スタッフの皆さんから「ここはこうしたい!」「これはこういう感じで!」と、熱い想いをいっぱい頂いて形にしていきました。
とてもとても楽しく制作させていただきました!
スタッフのみなさま、その節は本当にありがとうございました。
ちなみにスタッフの方は私の暦擬人化の活動もよく知ってくださっている方でした。それも合わせて本当に嬉しかったです…!
個性豊かなキャラクターがおりますので、一人でもお気に入りのキャラが見つかったら嬉しいなと思います。
今後の展開とか
先の記事にもありましたが、等身大パネルとトレーディングカードの予定があるそうです!
しかもトレカはコンプセットも用意されるという手厚さ。
ちなみにトレカも松浦がデザインさせていただきました。お土産にぴったりの仕様になっております。
他にも記事の中で、キャラクター総称(グループ名ってこと!?)の公募や、イベントの実施も予定されていることが示唆されていましたね。
ぜひぜひ続報をお待ちください。
総括
今回、広く誘客するための施策としてのキャラデザをお受けしてみて、製作中はもちろん楽しかったのですが、結果が出るのはこれからになります。
できればキャラが気になって、現地に赴く人が増えてほしい!これまで知らなかったという方が知るきっかけになってほしい!そして「万葉集もっと知ってみたいかも」「偉人・歌人たちのことを知りたい」「歴史っておもしろいな〜」という人が増えたら、これに勝る喜びはありません。
私も微力ながら、今後もお知らせなどの共有にご協力させていただければと思っております。
もしよろしければ、今後ともよろしくお願いいたします!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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