2026年6月1日(月)「未利用(外来)魚・アメリカナマズ」
今日の豊田は晴れ。
朝の最低気温は17.5℃、日中の最高気温は30℃超。
今朝の早朝から午前中に掛けてクルマで移動、実家のある豊田に来てます。
今回は4日迄の滞在かな。
時が経つのはホントに速いモノで、今日からはもう6月。
いよいよ梅雨入り間近、ですね。
また、昨日からは二十四節気・小満の末項、七十二候の「麦秋至(むぎのときいたる)」(麦が実る時季)となりました。さて、
先週末には伊豆諸島は新島の「醗酵飲料(焼酎)・嶋自慢(株式会社宮原 新島酒蒸留所)」についてお届けしましたが、今日は「未利用(外来)魚・アメリカナマズ」について書いて行きたいと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。
アメリカナマズ。
コレは北米原産の大型ナマズで、標準和名はチャネルキャットフィッシュ(Channel Catfish…英語そのまんまじゃん)です。
通称、アメナマ。
アメリカのミシシッピ川流域等北米ロッキー山脈以東のカナダ南部とアメリカに広く棲息している淡水魚で、アメリカでは最もポピュラー且つ重要な食用魚で、盛んに養殖されているナマズなのだそうです。
日本への移入は、1971年に水産庁・地方水産試験場・民間養殖業者等の水産関係者が、淡水魚の新たな食用資源として、成長が早く病気に強いサカナの養殖候補として1971年にカリフォルニアから輸入したのが最初だったようです。
その後、養殖池からの流出や試験放流の逸出等により、1973~78年頃には霞ケ浦で繁殖が確認されたり(1981年説も)、1982年には江戸川で自然繁殖が確認されたりと、徐々にその棲息範囲を拡大してます。
今では利根川水系を始め、関東・東海・近畿の大河川へと分布を広げ、琵琶湖や木曽三川でも確認されているとの由。
アメナマは雑食性で環境適応力が高い為、在来魚との競合や生態系への影響が懸念され、現在ではブラックバスやブルーギル等と共に外来生物法の「特定外来生物」に指定されてます。
アメナマはナマズなので夜行性で、夕暮れから夜に掛けて活発に活動。
雑食性で小魚・甲殻類・水生昆虫、更には落ち葉や腐食物質迄と幅広く食べる川の掃除やサン。
嗅覚が非常に発達しているので、濁った水の中でもエサを探し当てる能力に長けているとされてて、ソレが日本の河川でも棲息域を拡大出来た理由の一つであろうと言われてます。
野生のアメナマを捕獲する場合、主として刺し網や延縄による漁獲メインです。
釣りでも比較的カンタンに釣れると言うコトもあり、外来魚駆除イベントなんかで釣り上げられるコトも増えて来ているようです。
因みに、今回食べたアメナマはやっぱり狩猟採集好きの猟友が霞ヶ浦で釣って来てくれたモノでした。
関東で霞ヶ浦は、アメナマ釣りのメッカとも言える場所になってるようです。
まぁ、アメリカでも食用として非常にポピュラーなサカナだけあって、一般家庭からレストランに至る迄、フライ・グリル・スープ等の様々な調理方法で楽しまれているようです。
ただ、矢張りソレも適切な処理があってこそのモノのようで、要は臭み取りがポイントとなるようです。
そのポイントとしては以下でしょうか。
・捕獲後スグに確りと血抜き
・皮目に独特のニオイがある為、皮を引いて調理
・皮を引いたアトはキッチンペーパー等で水分を良く拭き取る
・淡白でふわっとした白身なので、加熱しても硬くなり難く、油との相性が良いので揚物やソテーが◎
ウチの場合、唐辛子や山椒をたっぷりと使った中国の「水煮魚」で食べるコト(この調理方法だとサカナ自体の味は随分と消えちゃうけど(汗))が多いかな。
良くスーパーなんかで冷凍のパンガシウスが白身魚(パンガシウスもナマズなんだけど、販売に差し障りがある為、ナマズ色を極力出さない方針みたい)として売られてるけど、全然ソレと遜色ないです。
ただ、パンガシウスとアメナマでは少々事情が異なっていて、日本で量産出来ないが為に、あまり利用されてない、と言うのが実態のようです。
その概要は以下の通り。
・パンガシウス:世界最大級の淡水養殖産業
年間200万トン規模、欧米・中国に大量輸出、巨大な加工場でフィレ加工が標準化
→ 安価・大量・均一品質で供給可能
・アメナマ:
日本で漁獲量バラバラ、安定供給に難、加工場が僅か、特定外来生物指定により活きたままの運搬/飼育・繁殖/商業的養殖は禁止
→ 産業として成立するホドの量を確保出来ず→未利用外来魚に…
ソレでも、以前豊洲市場に不定期パトロールしてた時、見付けたんですよね、霞ケ浦産のアメナマを。
しかも、天然・脳〆・神経抜きで「霞ナマズ」と言うブランド名迄付けたのを(キロ1,800円ならば、割と高級魚に近い価格設定でした)。

食べてみりゃあ、淡白でクセの無い白身なので、恐らく何も先入観無く提供されたら、ソレがナマズだとは気付かないヒトが多い位のおサカナなので、このまま未利用魚として放置しておくのはモッタイナイ魚の一つであると思います。
外来魚としての課題はあるものの、食材としての価値あるサカナでもあるので、ナンとか利用されるよう陽の目を見る日がいつか来るコトを願ってます。
明日は「医食同源・プラセボ効果」について書いて行きたいと思います。
