旅の記録2026:別所温泉&前山寺
今日はドライブして、上田市の別所温泉及び前山寺を巡ってきました。実は私の凡ミスによる予定変更から想定外に始まった旅でしたが、期待以上に収穫の多い一日でした。こんな日もあります。旅の記録2026として記録します。
朝から松本駅を徒歩で往復
今日は、東陽町のホテルイースト21で開催される、第31回 全国エリートバーテンダー カクテルコンペティション(EBCC)を現地で観戦するため、日帰りで東京を往復する予定でした。
予定時間通りに目を覚まし、8:10松本駅発のあずさ12号に乗るべく部屋を出て、発車10分前に駅に到着しました。ここまでは順調でした。
ところが、SUICAにチャージしようとカバンを弄った時、財布を部屋に忘れて来たことに気付きました。これは、致命的なチョンボです。一瞬にして心が折れました。流石に手持ちのお金がなくては打つ手がないので、仕方なく来た道を部屋に戻ることにしましたが、途中で今日の予定変更を考え始めました。
競技会は13時スタートなので、急いで部屋へ財布を取りに戻り、1時間後のあずさ16号に乗れば、十分に間に合います。が、出鼻を挫かれてしまったので、その気力は湧き起こりませんでした。東京行きを取り止めれば、事前に購入してあった3,000円の観戦チケットは無駄になりますが、往復の交通費は浮きます。「ちょっと贅沢ランチをした」と割り切り、代わりに近郊をドライブして楽しむことに決めました。
松本→別所温泉
部屋に戻り、着ていたシャツを脱いで身軽なTシャツ1枚に着替えました。置き忘れたままだった財布をカバンに入れ、ETCカードと温泉セットとタンブラーを持って、クルマの運転席に乗り込みました。まずは、近所のスターバックスのドライブスルーに立ち寄って、朝食用にコーヒーとクロックムッシュを買いました。明確な目的地は決めなかったものの、国道256号線で三才山トンネル、鹿教湯トンネルを抜け、上田方面に向かう勝手知ったるルートを走ることに決めました。
途中渋滞もなく順調に進み、荻窪三叉路を左折して、県道65号(上田丸子線)の平井寺トンネルに入ったあたりで、「別所温泉」に向かうことに決めました。上田〜別所温泉間は、まだ乗ったことがない上田電鉄別所線が走っています。別所温泉駅の近くにクルマを停め、電車で上田市街地まで行って昼食を食べ、戻って来てから駅近くにある別所温泉あいそめの湯で入浴して帰る、というのが構想でした。
北向観音・安楽寺・常楽寺・別所神社
駅の駐車場にクルマを停め、駅舎内にある観光案内所で周辺地図とパンフレットをもらって待合室に入ったら、既に団体客などで大混雑していました。しばらく、地図を見ていたら、別所温泉街の中に、北向観音、安楽寺、常楽寺など興味深いスポットがあることがわかりました。またしても方針変更で、北向観音近くにある駐車場へ移動してクルマを停め、徒歩で温泉街のスポットをまわることにしました。

まずは、駐車場から近い北向観音からです。この北向観音堂は、平安時代初期の825(天長2)年に比叡山延暦寺座主の慈覚大師円仁によって開創されたという大変長い歴史を持つ霊場で、趣きある建物が保存状態よく残されています。本尊の千手観音様(現世)は北向きに安置されており、南向きに安置されている善光寺の阿弥陀様(来世)と対になっており、両方を参詣しないと「片詣り」になってしまうようです。








安楽寺に向かう途中にある、かしわや本店のモダンなカフェで、コーヒーフロートを飲んで休憩しました。別所の由来は、特「別」な場「所」から来ている、など色々教えてもらいました。
安楽寺には、国宝に指定されている八角三重塔(日本最古の禅宗様建築)や国重要文化財に指定されている、樵谷惟仙和尚像と幼牛恵仁和尚像があり、荘厳な空気が漂っていました。




北向観音の本坊である常楽寺にも行きました。鎌倉時代には、天台教学の拠点として大いに栄えたとされ、茅葺の本堂や国重要文化財の石造多宝塔など見所があります。院内に書かれていた「調息」ということばに惹かれました。





最後は、常楽寺の隣りにある別所神社です。坂と階段を登っていくと、突如現れます。神楽堂から見下ろす景色には趣きがありました。



別所温泉あいそめの湯・前山寺
起伏のあるエリアを歩いたので、汗をかいていました。これまでに何度か訪れている、別所温泉あいそめの湯(650円)で湯舟に浸かって休憩し、帰路につきました。
まだ早い時間だったので、帰路の途中に先月訪問した戦没画学生慰霊美術館 無言館のすぐ近くにある前山寺に立ち寄ることにしました。こちらも想像以上に立派で、「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財の三重塔の塔を持つ由緒正しき寺院でした。参拝の後に、敷地内で名物のくるみおはぎをいただきました。先月、海野宿で食べたものとは少し違いましたが、癖になりそうです。いただいた場所からは、塩田平を見渡せ、ゆったりとしたいい時間を過ごすことが出来ました。








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