八卦の唄
〜 はじめに 〜
私には
人生を変える力などない
そう思い生きていました。
易経を学び、易者として歩みながらも
どこかで
「人生を変える答えは外にある」
と思い探していたのです。
けれど、ある時気づきました。
答えは外ではなく
“自分自身”の内側に既にあったのだと。
これは
易経の八卦とともに私が辿ってきた
「本来の自分へ戻る道」を
綴った記録です。
八卦の唄 〜 内なる力
私は長い間
人生を変える力は
自分にはないと思っていました。
けれど
私は出会ったのです。
天の美しさに
沢のせせらぎに
太陽の光に
雷の轟きに
風の優しさに
水の柔らかさに
山の威厳に
そして地の広さに
その時
ふと腑に落ちました。
それらすべては
外にあるものではなく
私自身の内側にあったのだと。
私は
地のように受け容れる力を持ち
太陽のように輝くことができ
水のようにしなやかで強く
風のように自由に
沢のように軽やかに流れ
山のような境界線を持ち
雷のようなエネルギーを備え
天のように高く澄みわたる力がありました。
そうして私は
少しずつ
本来の自分へ戻る道を
歩くことにしたのです。
自然が映す「本来の私」
この言葉に登場する自然の姿は
そのまま 八卦が象徴する人間の内側の力 を表しています。
易経は
自然を写し取り
人の心の働きを映した
哲学の地図なのではと思います。
☰ 乾(天)— 創造と輝きの力
天は果てしなく広がり、澄み渡っています。
乾は、創造性であり無限の可能性。
「天の美しさ」
とは
自分の中の“創造者としての光”を
思い出すことです。
☱ 兌(沢)— 喜び・軽やかさ・言葉の力
沢は人を潤し、笑顔を呼び、命を育てます。
兌は、喜び・コミュニケーション・軽やかさ。
「せせらぎの軽やかさ」は、兌そのものです。
☲ 離(火・太陽)— 明智・情熱・生命の光
太陽の光は、
あらゆる生命を照らし、温めます。
離は、明るさ・明智・美しさ・心の灯。
「太陽の光」は、
まさに離の徳と重なります。
☳ 震(雷)— 目覚め・突破・動き出す勇気
雷は大地を震わせ
眠っていたものを呼び覚まします。
震は、行動力
本来の自分への「目覚め」を表します。
☴ 巽(風)— 調和と優しさ、そして謙虚さ
風は木々を揺らし、船を運び、
時に嵐にもなります。
巽は、謙虚で順応する力を持ちます。
「風の優しさと謙虚な姿勢」は、
そのまま巽の気質です。
☵ 坎(水)— 柔軟さと深い感受性
水は形を持たず、どんな器にも沿い、
流れながら困難を越えていきます。
これは、
柔らかさや受感性
しなやかに生き抜く知恵の象徴です。
☶ 艮(山)— 静止と境界、揺るがぬ中心
山は動かず、
そこに「止まる」ことで世界を整えます。
艮は、私にとって境界線であり静寂、内的な安定。
これは
私が人生で何度も守ってきた
心の境界線の姿でもあります。
☷ 坤(地)— 受容と広がりの力
地はすべてを受け容れ、抱きしめます。
苦しみも、悲しみも、芽生えも、育成も。
「地の広さ」は、
受容の力・育てる力・大きな器を象徴します。
🌿 八卦とは「外にある自然」ではなく「内なる私」
私が言葉で思い描いた自然は、
全て 内側の本質として存在しています。
天=創造する私
沢=喜びで満ちる私
火=輝く私
雷=目覚める私
風=調和する私
水=しなやかな私
山=境界を守る私
地=受け容れる私
だからこそ
最後の言葉が真実になるのです。
「そうして私は少しずつ、本来の自分へ戻る道を歩くことにしたのです。」
〜 おわりに 〜
八卦は、人を型にはめるものではなく
人が 本来の姿に戻るための地図なのではと思います。
この言葉は
その地図を
私自身の言葉で描き直した
「八卦の唄」です。
あなたの内にある八卦は、今どんな姿で輝いていますか?
今日は冬至ですね。
これまで25年ほど毎年続けて投稿してきた「冬至占」は
今年は投稿せず
易経とともに辿ってきた
「本来の自分へ戻る道」を綴りました。
あわせて、noteの一年の振り返りもアップします▼

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