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継承のはじまり 愛蓮先生への第一講

愛蓮先生への口伝が始まりました。
私は終始、私らしく熱く熱く語り続けました。
この40年間、言葉にしてこなかった「秘伝的な部分」も含めて、 そして何より大切な「根幹」となる部分は、 何度も繰り返し、丁寧にお伝えしました。

初めてお伝えした感想として

知識ではなく、思想と熱が伝わった。
言葉ではなく、気と志が響いた。
そしてそこに、「継承」が芽吹いた。

そんな風に感じました。

ただ、先は長いのです。

まず、この根幹を伝えるだけでも駆け足で約2年。
その後の応用編には、さらに1年。
最低でも3年がかり。
さらにその上を伝えるなら、プラス2年。
あわせて5年。
私もかつて、同じように歩んできました。
すべてを自分のものにするには、おそらく10年。
それが、真に根づくということだと思っています。

熱く語ること2時間ほどでしたが、そのような遣り取りの中、愛蓮先生の「10年後の姿」が、兆しのように見えた気がしました。
そのことに、ホッと安堵のような気持ちが湧いたのです。

🎬 『ベスト・キッド』とイーチン──型の奥にある真実
映画『ベスト・キッド』には象徴的な修行の場面があります。

  • 1984年版では「ワックスをかける」「ペンキを塗る」など、単調な日常の作業がそのまま空手の型へと繋がっていく。

  • 2010年版では「ジャケットを拾い、着て、脱いで、掛ける」。その単調な繰り返しが、型は勿論のこと、姿勢と礼、心身の整えへと昇華していきます。

弟子は途中で不満をこぼします。
「こんなこと、何の意味があるの? 早く技を教えてよ」と。
けれども後になって、“あの動作こそが土台だった”と気づくのです。
これはまさに、易の基本、型に対する向き合い方そのものです。
私の師は、こう教えてくださいました。
「得た卦を、まず素直にじっと見ることが大切だ」と。

易経とは、情報ではなく、「関係」のなかで伝わるもの。
それは、かつての「口伝」のような文化のかたちです。

まずは駆け足で2年。
その先の1年、そして、もし叶うならさらに2年。
師匠が私に伝えてくださった当時を思い出しながら、今、私の頭の中に繰り広げられる易の世界を余すところなく全て愛蓮先生に伝えて行きたいと、あらためて思いました。
とても時間がかかる道のりですが、ついて来てくださることを願いながら、しっかりと、この道を手渡して参りたいと思います。

嘗ての私と師匠を思い出します⏫

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