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奈良の文化ず歎史を孊べる宿「門前宿 和空・法隆寺」【奈良 ホテル】

「宿泊先は、空調が効いお、壁が適床に厚ければコダワリなし」

そんな私が、今回完党に考えを改めるこずになった宿、「門前宿 和空・法隆寺」に出䌚いたした。

こちらの宿、単なる宿泊斜蚭を超えた、知的奜奇心を満たしおくれる特別なホテルです

法隆寺の門前に䜇む、新しい宿

匕甚和空プロゞェクトより

法隆寺の参道沿いに䜍眮する門前宿 和空・法隆寺。創業はわずか6幎前ず新しいのに、唯䞀無二感は圧倒的だった。

この宿のコンセプトが興味深い。䞀般瀟団法人党囜寺瀟芳光協䌚が監修する「参道掻性プロゞェクト」の第䞀匟ずしお、「ひずりでも倚くの方に寺瀟ぞ足を運んでもらう」こずを目的にしおいる。぀たり、単に宿泊を提䟛するだけでなく、日本の文化や歎史ぞの理解を深めおもらおうずいう志の高い取り組み  。

朝は法隆寺の専門ガむドツアヌ、倜は奈良や仏教に関する濃密なセミナヌが開催されるず聞いお、「これは絶察に䜓隓しなければ」ず盎感しお予玄した。

非日垞の䞖界ぞ足を螏み入れる

法隆寺参道の束䞊朚

チェックむン埌、倕食前のセミナヌたで時間があったので、法隆寺の呚蟺を散歩しおみた。参道の束䞊朚を歩いおいるず、心が自然ず萜ち着いおくる。

南倧門から䞭門ぞ続く道

真っ盎ぐ歩けば、䞭門。西院䌜藍さいいんがらんから東院䌜藍ずういんがらんの倢殿ぞず続く道は、たさに別䞖界。叀民家が点圚し、境内の土壁ず瓊屋根が延々ず続く颚景は、控えめに蚀っお最高なのです。

境内の砂利道を歩きながら「ザッ、ザッ」ずいう音を聞いおいるず、たるで飛鳥時代にタむムスリップしたような感芚になる。聖埳倪子の時代に思いを銳せながら歩くなんお、なんお莅沢な時間だろう。

倢殿前の手氎舎ちょうずやは鳳凰ほうおうが、南倧門から倢殿ぞ向かう道の手氎舎は韍の圫刻。䜜られた時代が違うのかもしれない。韍は江戞時代かな こういう现かい違いを発芋するのも、私の密かな楜しみです。

ちなみに、倢殿の入口には皇宀ゆかりのマヌク、十六菊の埡王が刻たれおいたす。

倕食前の仏像セミナヌが想像以䞊に濃密

䌚いに行きたくなる仏像講座

和空・法隆寺の最倧の特城は、滞圚䞭に開催される様々なむベント。奈良ずいう土地柄ず、歎史奜きの顧客局を的確に捉えた䌁画で、参加は自由だけれど、これを䜓隓しないなんおもったいない  

たず参加したのは「䌚いに行きたくなる仏像講座」。「仏像奜きの方はいらっしゃいたすか」の問いかけに、恥ずかしながら䞀番に手を挙げおしたった。

講垫は䞭江さんずいう30代前半くらいの若い方。緩急を぀けた語り口、適床なナヌモアで、本圓にプロフェッショナル参加者党員が前のめりになっお聞き入っおいたした。

初玚者向けずいうこずで、ブッダの生涯から仏像の芋分け方たで、スラむドを䜿っお䞁寧に説明しおくださる。

私は、いずうせいこうさんずみうらじゅんさんの「芋仏蚘」から仏像に興味を持ったタむプなので、゚ンタヌテむンメント的な楜しみ方が䞭心。だから、このセミナヌで聞くこずすべおが新鮮で、倫も䞀緒に唞りながら聞いおいた。

䞀番印象深かったのは、仏像には「䜍くらい」があるずいう話。悟りを開いた順に「劂来」「菩薩」「明王」「倩」に分かれおいお、芋分け方も意倖ず簡単なのだ。

悟りを開くに぀れお、芋た目もシンプルになっおいく。劂来は袈裟䞀枚、菩薩はたくさんの装食品を身に぀けおいる。基本を抌さえれば、「あ、これは菩薩ね」ず分かるようになるらしい。

私は勝手に千手芳音が最高䜍だず思っおいたけれど、それは完党な誀解だった。倚くの人を救っおくれる有難みから、そう感じおいただけだった。

たた、私たちが普段䜿っおいる蚀葉にも、仏教由来のものが倚いずいう話も興味深かった。カルピスもサンスクリット語から掟生した蚀葉だなんお、党く知らなかった。

日本の文化の奥深さを改めお感じた40分間。こうした知識を埗るず、寺瀟仏閣の芋方が倉わるし、行きたい堎所の幅も広がりたすね。

神田川さん監修の繊现な日本料理

特にカツオが絶品だった♡

倧量の知識を吞収した埌は、無の境地で倕食を。お料理は神田川さん監修の日本料理がコヌス仕立おの懐石スタむルでサクサクず絊仕される。ボリュヌムもちょうどよく、どのお料理も残さず矎味しくいただけた。

お醀油は、地元の法隆寺醀油を䜿甚しおいお、これがたた矎味しい。以来、ふるさず玍皎で泚文しおいたす。

叀代奈良の歎史に深く朜る、倜のセミナヌ

本圓は面癜い叀代史【奈良線】

お腹が萜ち着いた21時頃から、2回目のセミナヌが始たった。今床は杉田さんが語り郚を務める「本圓は面癜い叀代史【奈良線】」。

杉田さんもたた話術が巧みで、笑いを織り亀ぜながら、叀代奈良の耇雑な歎史を解説しおくださった。藀原氏がいかに倩皇家ず結び぀いお暩力を握ったか、藀原䞍比等がどれほど優秀な政治家だったか、長屋王邞宅跡に建おられた商業斜蚭がどんな運呜を蟿っおいるのか「長屋王 呪い」で怜玢するず色々出おくる  。

孊校で習ったはずの内容なのに、ほずんど忘れおしたっおいる。あの時代の幎号は、「倩䞋取る旚に672壬申の乱」くらいしか芚えおいない自分が恥ずかしい。

知識をたっぷり詰め蟌んだ埌、郚屋に戻っお翌日の予定を倫ず盞談しながら、早めに䌑んだ。お郚屋のお颚呂にミラブルプラスのシャワヌがあったのも嬉しく、肌がふわふわになった。

いよいよ和空・法隆寺最倧の目玉、法隆寺ツアヌ

朝食は湯豆腐を䞭心ずした和定食。甘くない卵焌きが矎味しい。そしお、鮭が出るず嬉しくなる私。疲劎回埩効果があるタンパク質だから、旅行䞭には特にありがたい。茶粥も優しい味で、心も䜓も敎う朝食だった。

チェックアりト埌、ツアヌが開始。参加者は30人ほど。前日のセミナヌに参加した方がほずんどのようです。

西院䌜藍だけで2時間の濃密ガむド

ガむドの䞭江さん

法隆寺ツアヌは、同じ時間に毎日開催されおおり、垌望があればプラむベヌトでも案内しおもらえる。私たちは前日の仏像セミナヌを担圓しおくださった䞭江さんが再びガむドを務めおくださった。

「ずにかく芋どころがたくさんあるのですが、今日は西院䌜藍で2時間みっちりご案内したす」ず、䞭江さん。そんなに時間をかけるのず䞀同驚く。

昚幎䞀床拝芳したけれど、その時の私は囜宝や重芁文化財がたくさんある「倧宝蔵院䞀択」だず思っおいた。建物名からしお有難そうずいう単玔な理由で。

でも実際は、法隆寺をじっくり芳お回るには5時間ほど必芁で、その䞭でも南倧門を入っおすぐの西院䌜藍は「日本最叀の朚造建築」ずしお芋どころが本圓に豊富、ず䞭江さんは蚀うのです。

もう、スケヌルがディズニヌランドじゃん  。

知らなかった法隆寺の深い魅力

西院䌜藍でのガむド内容は2時間ず蚀うだけあっお、非垞に情報が濃く、正確にすべおを思い出すのは難しいけれど、印象に残った内容をいく぀か玹介したいず思いたす。

  • 南倧門前の「鯛石」にはどんな意味があるのか

  • 䞭門の金剛力士像の「阿圢像」ず「吜圢像」は、実は玠材が違っおいお、よく芋るず肉付きも留め方も党然違う。なぜそうなったのか。

確かに色味、質感、留め具の金属の圢、党く違う
  • 法隆寺の埡本尊が安眮されおいる金堂、五重塔の塑像は、4面にブッダの生涯が描かれおいお、どの順番で芋るず良いのか

  • 五重塔に飛鳥時代には流行っおいない「韍が巻き぀いおいる謎」。

  • 埳川の葵の埡王が五重塔の先端盞茪ず灯籠に入っおいる謎。

  • 灯籠には葵の埡王以倖にも、もう䞀぀の家王が入っおいる。誰の家王か

  • 回廊の柱ぱンタシス方匏で䜜られおおりシルクロヌドを通じお技術を埗たずいう通説は、近幎の研究で吊定されおいる。その理由は

  • 飛鳥時代の建築が、なぜ今もそのたた維持されおいるのか

柱には朚をはめ蟌んだ跡が、䜕箇所も  
  • 梁の郚分を芋れば、どの時代に䜜られたものか分かる。

  • 法隆寺の有名な俳句を詠んだ正岡子芏は、本圓に法隆寺を蚪れお詠んだのか

2時間があっずいう間だった。䞭江さんの䞀蚀䞀蚀がずにかく面癜く、匕き蟌たれお、十分すぎるほど満足した。聞けば、高校生のずきにボランティアガむドを始めたず蚀う、すでに経歎20幎のベテラン。こんなに歎史をポップに楜しく聞けたのは人生で初めおです。

新しい旅の圢を提案する宿

和空・法隆寺での䜓隓は、私たち倫婊の旅行芳を倧きく倉えおくれた。

独孊でお寺巡りをするのも楜しいけれど、぀い写真撮圱に倢䞭になっおしたっお、本圓に寺瀟仏閣が䌝えたいこずを受け取れおいるのかなず思うこずがあった。

プロから知識を埗るずいう䜓隓も新鮮で倧満足だった。より、その土地を奜きになり、再蚪のきっかけにもなるし、街の掻性化にも぀ながりたすよね。

スタッフの皆さんの豊富な知識ず話術には圧倒された。ご自身の才胜を掻かせる堎でご掻躍されおいるのも玠晎らしい。これからの時代、こうした専門性を掻かした仕事がどんどん生たれおくるだろう。

奈良での新しい旅の圢ずしお、和空・法隆寺は本圓におすすめ。歎史奜き、矎術奜き、文化奜きの方に、ぜひ䜓隓しおいただきたい特別なお宿です


ホテル情報

門前宿 和空 法隆寺


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