Netflix のモウリーニョのドキュメンタリーを見終わった
Netflix ドキュメンタリー『モウリーニョ』全 3 話を見終わった。3 話しかなくて本当によかった。モウリーニョは好きなんだけどたまに見るくらいでいいわ。バーサーカーすぎてこれ以上見続けたらこっちの血圧があがりそう。モウリーニョはしばらく見なくていいにょ…。
このドキュメンタリーは「ゼロから分かるモウリーニョ!」ではなくて「みんな大好きモウリーニョ!」である。つまりモウリーニョ名場面集。ある程度モウリーニョを知っている人が「あったね〜こんなこと!」と喜ぶためのものであるので、「モウリーニョって誰…?」って人が見てもおもしろくはないだろう。
本人はじめ、かつて指導した選手たち、チーム関係者、ライバルの証言からモウリーニョの姿を描く、よくあるタイプのつくりである。とはいえ、ベンゲルやグアルディオラやクリロナなど、洒落にならんほど仲悪いんだろうなという人間はさすがに出ていない。しかしビラス・ボアスやカシージャスが出ていたのが驚きではあった。よくアポ取れたな…。
良くも悪くも奇をてらってなくて、そんなに新しいモウリーニョ像が提示されているわけではない。圧倒的実績を誇る稀代の戦術家。強烈なモチベーターだがチームをぶっこわしかねない劇薬。そんな感じ。それはそうと「ザ・Z世代☆」みたいな今のレアル・マドリードにこの人ぶちこんだけどどうなるんだろ?
チェルシーでの第 1 次政権までを描いたのが第 1 話で、第 2 話がインテル、第 3 話がレアル・マドリード以降なのだが、やっぱりイタリア史上初の 3 冠を達成したインテル時代は最高である。09-10 シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝 2nd leg、開始早々に退場者を出して 1 枚少ない上にアウェーという圧倒的不利をひっくり返しての決勝進出、しかも相手は仇敵グアルディオラ率いるバルサ。アドレナリン出てるを通り越して顔がアドレナリンになったかのテンションでカンプ・ノウを爆走するモウリーニョの姿はもはや伝説である(写真)。どうでもいいが、このときの写真があらゆる角度から撮影されてるの何か面白い。


スポーツチームの監督ってストレスのわりに地味過ぎる仕事だと思う。激務だけど仕事の大半が頭脳労働と選手のモチベーション上げ&フォローなので見栄えがしないのかもしれない。しかしことモウリーニョに関しては別で、記者会見は抜群に面白いし、ルックスも並みの選手より華があるのでドキュメンタリーになってしまう。インテル時代に『Number』の表紙になったときなんかもうね、これ『LEON』じゃないよ。

とはいえ、さすがのモウリーニョも齢をとって丸っこくなり、普通にお腹のぽよんとした爺さまになっているのを見て安心する。見た目も中身も頑固親父っぽいし、ポルトガル人なのにそこはかとなくただよう昭和感。ワンカップの CM とか出てくんないかなあ。

