経営戦略よりも、家庭内で復権する戦略を立てろという話。
週末の朝。
電車の座席をベッドと勘違いしたのか、完全に横になり、両手を降伏するかのように万歳して、実に気持ちよさそうに眠りコケているオッサンがいました。
毎朝6:30キッカリに「メシをよこせ!」と、40kgの大型犬と、6kgの大猫と、かしましい猫ヤンキーに袋叩きにされてボコボコになり、ごはんをあげ終わると、散々騒いだ四つ足どもが夢の跡。
大型犬に枕にされ、ソファーベッドで二度寝している僕よりも快適そうです。

まぁ、網棚の上で寝ているよりいいか。あれ、身体めっちゃ痛いですから。
かくいう僕も、経営大学院で、経営戦略の単位が修了した時の打ち上げで、紹興酒をいただきまして、麹町から高尾まで出荷されたことがありました。
時は真冬の2月、午前0時過ぎの高尾駅。
刹那、本能的に生命の危機を察知。
困った時は正直に妻に電話。
「高尾山、高尾山まで来た。寒い。携帯の電池が切れそう。」
電話を受けた妻は、「わかった、そこから絶対に動くな!」とだけ僕に伝えて、横浜から高速で1時間、クルマで迎えに来てくれました。
※高尾山ではないが、高尾駅とエスパーしてくれたのは、僕の居場所を常時GPSで共有しているから。こういう時のために

氷点下の高尾駅前で、気持ちよさそうな表情でうっとりしていた僕。
お母さんが心配でついてきた長女。
妻はまるで、裏社会の修羅場をくぐり抜けてきた綾野剛のごとく私をクルマに投げ込み、迅速に自宅まで送り届けてくれました。
僕も『九条の大罪』柳楽優弥よろしく、あのようなカッコいい大人になりたいと切に願う次第です。
その後はもう、経営戦略どころではない。
まずは・お前が・家庭内で・復権する戦略を立てろ・話はそこからだ。
あの経験があったからこそ、今の僕がある。
どんなにツラい経験も、ずっと続くわけではない。
諦めないで。
止まない雨はない。
妻とふたり、馴染みの街中華。
今日が結婚記念日だと伝えたところ、「そんな大事な日に来てくれて、ありがとうね!」ママが瓶に入った紹興酒をプレゼントしてくれました。
無茶しないと、滅びるぜ?
行くぜ、ユージ!
オッケー、タカ!
「ありがとうございます。では、いただきます。」と、大いにへりくだって、ちびり、ちびり、いただきます。
二軒目で、ししゃものようなあぶった魚をいただき。
三軒目のスナックで、銀座の恋の物語を妻とふたりで唄って。
四軒目のバーで泣いていたそうです。
人生は螺旋階段上に続く。
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