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2026海賊通信 Vol.5 「絶対的クローザー誕生!7イニングで被安打僅か2本、防御率0点続く」投手 窪田 寛之(くぼた ひろゆき)背番号17

窪田寛之は5月12日、ソフトバンクホークス3軍戦の9回裏に先発佐山投手をリリーフし、1死1・2塁から2打者を斬った。続いて16日の香川OG戦はリードされた場面ながら最終回に登場し、1三振を含め3者凡退に抑えた。
これで今季は20日現在8試合に登板し、7イニングと3分の2を投げて4セーブ。防御率は驚異の0.00と無失点を継続しており、延べ27人の打者から打たれたヒットは僅か2本だけだ。「登板数は少ないが、しっかり自分の役割は果たしている」と胸を張る。

キレのある最速152㌔のストレートを駆使

熱投する窪田。写真は4月25日マドンナ

入団3年目になる。1年目は先発で17試合に登板し8勝3敗・防御率2.73と好成績を残し、リーグの最多勝に輝いた。だが、一層の飛躍が期待された2年目は、開幕直後に打球処理で左手薬指を骨折したことが響き、18試合(50イニングと3分の2)で2勝6敗・防御率7.11。それでもシーズン終盤に調子を上げた同選手はそのオフ、「体の使い方を徹底的に見直す」などして心身ともに再構築し、今季は心機一転抑えに回った。

スライダーの威力も高まる
最大の魅力は潜在能力の豊かさ、伸びしろの大きさにある。大学2年まではショートを守り、監督の勧めで投手に転向すると、数ヵ月後にストレートは最速147㌔を叩き出した。パイレーツ入団後は1年目に149㌔、2年目は150㌔に到達し、現在は152㌔を記録しており、「調子に関係なく必要な時は150オーバーが出る」。 そのストレートも昨年終盤から伸びが髙まっており、元々のカット気味に動くストレートとともに大きな武器だ。また、ストレートの球速アップに連れて、もう1つの軸であるスライダーもスピードを増しており、打者に対してはチェンジアッツを加えた3球種のみで快投を重ねている。制球面も質が高く、「ピッチングにあまり不安はない。これからは投球の精度をあげるとともに投げたいところに投げる再現性をより高めていきたい」と話す。

どっしりした下半身が快投を支える。写真は5月9日新居浜

今年9月25歳になる。「大卒3年目であり、(NPBのスカウトから見て貰えるのは)今季がギリなのかなと思う。自分の気持ち云々ではなくて現実で考えると最後になるだろう。それだけに今季は圧倒的なピッチングをやるしかない」と窪田選手。「これからも点を取られない、相手から窪田が出てきたら終わりだと思わせたい」とし、スカウトへのアピールのためにも「抑えでもっと投げたいし、(シーズン終盤には)先発で投げる機会も欲しい」と語気を強めた。

PROFILE
くぼた・ひろゆき
2001年9月29日生れ 24歳 180㎝・90㎏ 右投・右打
大分県出身 大分商業高~聖カタリナ大卒