生理中のかゆみはなぜ起きる?ナプキンかぶれの原因と対策
生理のたびに、ナプキンが当たる部分がムズムズする。掻いてはいけないと分かっていても気になって、仕事にも集中できない——そんな経験はありませんか。
結論から言うと、生理中のかゆみの多くは「蒸れ」「摩擦」「交換の間隔」「洗いすぎ」といった環境の要因が重なって起きると言われています。体質のせいだとか、清潔にできていないからだとは限りません。
この記事では、生理中にかゆみが起きやすい理由、今日から試せる対策、そして婦人科に相談したほうがよい目安をまとめます。
生理中のかゆみとは?
生理中のかゆみとは、経血やナプキンによって高温多湿になった環境で、デリケートゾーンの皮膚が刺激を受けて起きるムズムズやヒリつきのことです。ナプキンが触れる部分に集中しやすいことから、「ナプキンかぶれ」と呼ばれることもあります。
デリケートゾーンの皮膚は、顔よりも薄いと言われるほどやわらかい部分です。わずかな摩擦や湿気にも反応しやすく、ふだんは平気なことでも生理中は刺激になることがあります。
主な原因
蒸れ — 経血とナプキンで熱と湿気がこもり、菌が増えやすい環境になる
摩擦 — 動くたびにナプキンの表面や縁が肌をこすってしまう
交換の間隔が長い — 経血が長時間肌に触れたままになり、刺激になりやすい
洗いすぎ — 気になってゴシゴシ洗うと、必要なうるおいまで落ちてゆらぎやすくなる
素材の相性 — ナプキンの不織布や吸収材が肌に合わないことがある
原因はひとつではなく、いくつかが重なっていることがほとんどです。

今日からできる対策
1. 時間で区切って交換する
経血量が少ない日でも、量ではなく時間を目安に交換してみてください。肌に触れている時間を短くすることが、いちばん取り組みやすい対策です。
2. 洗い方を見直す
ゴシゴシ洗いは逆効果になりやすいものです。ぬるま湯か、弱酸性のデリケートゾーン専用ソープで、指の腹をすべらせるようにやさしく洗います。1日1回で十分と言われています。
3. 通気性を確保する
締め付けの強い服やタイツを一日中続けない。帰宅したら、ゆったりした下着に替える。お風呂上がりは、しっかり乾かしてから下着をつける。小さなことですが、蒸れの時間を減らせます。
4. 肌に触れるものを変えてみる
オーガニックコットン素材、布ナプキン、吸水ショーツなど、選択肢は以前より増えています。1周期だけ試して様子を見る、という進め方でも構いません。
デリケートゾーン専用ソープやサニタリー用品は、モアコスメのサニタリー・女性サポートカテゴリでも扱っています。肌に触れるものを見直すときの参考にしてみてください。

よくある質問
Q. かゆいとき、市販のかゆみ止めを塗ってもいいですか?
デリケートゾーンに使えるものかどうかを、必ず確認してください。判断に迷う場合は、自己判断で使う前に薬剤師や医師に相談するのが安心です。
Q. 生理のたびに毎回かゆくなります。体質でしょうか?
毎回繰り返す場合、ナプキンの素材が合っていない可能性もありますが、別の原因が隠れていることもあります。婦人科で相談すると、原因を整理しやすくなります。
Q. 病院に行くのは大げさでしょうか?
かゆみは、婦人科では日常的に扱われる相談のひとつです。強いかゆみが続く、腫れや痛みがある、おりものの様子がいつもと違う——こうしたときは、我慢せず受診してください。
まとめ
生理中のかゆみは、蒸れ・摩擦・交換の間隔・洗いすぎ・素材の相性が重なって起きやすい
まずは「時間で区切って交換」「やさしく洗う」「通気性を確保する」の3つから
肌に触れるものを変えるだけで、落ち着くこともある
強いかゆみが続くときや、いつもと違うサインがあるときは婦人科へ
毎月のことだからこそ、我慢するのが当たり前にならないでほしいと思います。少し変えるだけで、過ごしやすくなる余地はまだあります。
