引き継ぎ式
今日は大きな気づきがあった。
私は長年、易を学び、占い師として活動してきた。
小さい頃からの夢だった。
三国志の諸葛孔明に憧れた。
森羅万象は陰陽五行で動いている。
その流れを読み、活かす。
そんな世界に魅了されていた。
そして夢は叶い、私は占い師になった。
それは私の誇りだった。
人生の集大成のような気持ちでもあった。
けれど今、
私はその世界から少しずつ離れようとしている。
呼吸法の代表を引き受け、
新しい世界へ足を踏み入れた。
しっくりきている。
だけど、
過去の私もまだそこにいる。
占いの道具も、
書類も、
思い出も、
家の中にたくさん残っている。
まだ完全には手放せていない。
最近、
人を見ると読んでしまう。
その人の背景。
心の状態。
人生の流れ。
長年の癖だ。
そして、
何とかしてあげたい。
力になりたい。
そんな思いも湧いてくる。
今日、悶々としている私に言葉が降りてきた。
「人の呼吸を代わりにしてあげることはできない」
その言葉が胸に響いた。
占い師だった私は、
知らず知らずのうちに、
人の人生へ参入していたのかもしれない。
でも、
呼吸は違う。
自らの呼吸は、
自らで整える。
誰かが代わりに吸うことも、
吐くこともできない。
その瞬間、
なぜ私が呼吸法の代表をやることに決めたのか、
やっと言葉になった。
私は人の人生を導きたいのではなかった。
私は、
人が自分で立つ力を信じたいのだ。
今日は、
易者の私から、
呼吸法の私への、
正式な引き継ぎ式だった。
肩書きもない。
真っ白な状態。
少し心細い。
でも不思議と清々しい。
雪解けのような気持ちだった。
まだ途中だけど、
この選択で良かったと思います。
今日はここまで。
よく頑張ってるね、わたし。
