見出し画像

物覚えが悪い自分を受け入れる

 ちょっと前の記事で、「人の名前を覚えられない」という悩みを書きました。

 私と同じような人はわりといるようで、先週リアルで会った人も、何回も会っているはずの人の名前が思い出せないと言っておりました。
 仲間がいるのは心強いですが、たまに「名前を覚えられない」ことで、マイナスの影響が出る場合があります。
 たくさんの人脈を作るのに不利=ビジネスで集客する時に支障が出る、というのが一番のマイナスポイントです。

 ただ、これは性質なので、どうしようもないものです。
 私に限って言えば、そもそも「物覚えが悪い」のです。

 単純な暗記が苦手でした。
 中学校で苦手だった科目は、理科と社会。
 答えが一つではない科目である英語と国語、公式を叩き込めばなんとかなる数学はまだまともでしたが、「この答えはこれ一つ」という科目は壊滅的でした。
 ちなみに高校になると、公式すら自分のなかに叩き込めなくなり、数学と理科も壊滅的になります。そもそも勉強に向いていないのですね。
 どうしても覚えなくてはならない英単語などは、数百回繰り返して唱えることで強制的に身につけました。そこまでしないと覚えられなかったのです。

 物の名称の覚え方でも、その特性が顔を出します。
 周りの人が「NMN」(若返りのサプリと言われている)を「NMN」そのもので覚えているのに、私は「ニコチンアミドモノヌクレオチド(Nicotineamide Mono nucleotide)」という名称と化学構造を思い出してから「エヌ、エム、エヌ」とゆっくり(笑)発音しています。
 NMN自体で覚えるのが困難なためです。化学名だと、それぞれの単語に意味があるので思い出しやすいのです。
 ここにも、単純に暗記することができない特性が出ています。

 歴史の人物や出来事も、その背景や登場人物の思惑をストーリー仕立てで読むことで、やっと〝覚える〟ことができました。
 ちなみに覚えることができたのは受験勉強などはるか彼方になった30代後半の頃です。若い頃にこういうやり方を知っていたら…と思うとちょっと悔しいです。

 単純な暗記は無理だとわかり、何かを学習するなら深いところまでエピソードや原理を知るのが近道だと知るまで、随分と時間がかかりました。
 小学校1年生の時に「境界知能の可能性あり」と診断されていたのだから、そこで周りの大人たちが対策を講じてくれても良かったんじゃないの?とも思います。
 当時は境界知能をどうしたら教育できるかのノウハウなんてなかったのかもしれません。「全部暗記しなさい」と言われて終わりでした。「あんなに勉強させてるのに、なんでこんな点数なの」ともよく言われましたが、境界知能なんだから仕方ないじゃない、と今では思います。

 とりあえず、特性を知ったことで、今後何か習得したいことができた時に、自分なりのいい方法を編み出すことができそうです。