【メゾンの窓辺】皆さんこんにちは~😊道産子さんこ、次に出会った入居者さんは……♥️顔見世興行、その2
『あんた!なまらめんこいんでないかい😊』
【この街の四季と、不思議な住人たちが織り成す、心の旅路😊】
日々の生活の中で見つけた小さな気づきや、
身の回りで起きた、ちょっぴり不思議な日常を、
SFチックな物語として綴っていきます。
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9月。
秋風が夏の残滓を拭い去って行く──
そんな季節の変わり目の札幌市。
市内のとある住宅街に建つ、古風なアパート──
「メゾン・ミラージュ」
その少し不思議な入居者たちに驚きつつ、
新生活を始めた百代夢生さん。
けれども、
そんな彼女の元にも「相棒」となる動物が訪れ、
そして──
夢生さんはキタキツネの「まりもちゃん」と共に
ひとつ屋根の下で暮らす事になったのでした。
さらに、夢生さんの思い付きで即席コンビが結成され、
道産子さんことしての活動も始まりました。
初仕事として、
あいさつ回りを始めた夢生さんとまりもちゃん。
最初に訪問した「ふぃり夫さん」の部屋では、
予想外の展開になってしまいましたが、
次こそは「笑いを取る」という、
謎の目標が出来上がっていました。
ふぃり夫さん、それに引っ越しの荷ほどきを手伝ってくれた
あんじぇと別れた後、
夢生さんはまりもちゃんに話しかけました。
「ねえまりもちゃん。
お笑いコンビってね、ボケとツッコミっていうのが大事なんだって。
それぞれの役割を説明するとね……えーと?」
自身が天然のボケである夢生さん、
まりもちゃんに
お笑いの何たるかを説明しようと試みますが
上手く行かず、
腕を組んで考え込んでしまいました。
「それなら、あたしが突っ込みだと思う……
夢生は暴走するタイプだし」
夢生が思った以上に、まりもは
「人間界の情報通」のようでした。
「あ?ああー、そうか。
そうなんだ。なるほど、問題解決したねぇ。
うん、あんた賢いわ」
夢生さん、こぶしを握ってポン叩くと、
うんうんと納得したように頷くのでした。
そしてその勢いのまま、
1号室と書かれたドアの前に向かいました。
「えーとここは……ポストには
ウェンディ・クラールさんって書いてたよねぇ。
外国人の入居者さんもいるんだ」
夢生さんは、ちょっと感心しながらチャイムを押しました。
「はぁ~い!」
直ぐに「日本語」で返事が返ってかえって来たので、
夢生さんは一瞬「はぁ?」と驚きの表情になりました。
がちゃりとドアが開き、声の主が顔をのぞかせました。
「はい、どちらさま?新聞勧誘ならお引き取りく……
あれ?違いますね?」
部屋から出てきたのは、
紫色の髪の毛で大きな青い瞳が印象的な、
海外から来た少女のようでした。
「どうも~。はじめまして!
私、こちらの3階に引っ越してきた、百代夢生とです~。
あ、この子は私の相方でまりも。
今日はご挨拶でお伺いしたんですけど」
夢生さんはにこにこ笑顔で「営業トーク」を放出します。
しかし、夢生にも負けない「天然娘」のウェンディは、
見事夢生さんのテンポに乗せられていまいました。
「あう~。こ、これはどうも、ご丁寧に。
えーと、お茶でも入れましょうか?」
完全に夢生さんとの間でコントが始まりました。
「あら~、お構いなく。
今日は挨拶だけだからねぇ。
あー、それよりもあんた、めんこいねぇ。
どこから来たの?アメリカ?」
「えっと、その……わ、私はその、あの」
さすがに、
本当のことを話すのはどうかと思ったウェンディは、
脳内処理が追い付かず、しどろもどろで答える始末でした。
しかし、そんな事にはお構いなしの夢生さん。
「あらまぁ、照れるとこなんか、なまらめんこいんでないかい」
主婦の皆さんがするような感じで、ウェンディに接しています。
「夢生~、それじゃあいつまでたっても用事が終わらないよー。
ほら、このお姉ちゃん、困ってるみたいだべさ」
見かねたまりもが突っ込みます。
「……はい。ごめんなさい。
そうだ!えっと、はいこれ……
おしぼりなんだけど、良かったら使って」
そう言って夢生さんはウェンディにも
おしぼりの包みを渡しました。
「ありがとうございます──
うわっ!
これ「木曜どっちでしょう」のロゴ入ってる~!
すごーい!」
目を回しかけていたウェンディですが、
おしぼりの包みに書かれていたロゴに気づいて、
思わず大はしゃぎするのでした。
「あらぁ~。気付いてくれたのね。
これね、たまたま手に入ったんだけど、
こういうの使うのもいいかなって思ってさぁ。
でも気に入って貰えてよかったわぁ」
手渡した夢生さんも満足げに微笑んでいました。
その時でした。
ドアの向こう、
部屋の奥からとんとんという足音が聞こえてきました。
そしてウェンディの後ろから「猫」の鳴き声が聞こえて来て──
「にゃあ、ウェンディ。
いったい、誰と話してるのかにゃ?」
そこにいるのは……
ひょっこり姿を現したその生き物の姿を見て、
まりもの身体が大きく、ビクン!跳ねます。
そしておびえた様子で、現れた動物を見つめるのでした。
「あら、あんたのなまえ、ウェンディって言うんだね。
ところでこの子……
ずいぶん変わった柄の猫ちゃんだわねぇ。
まあ、めんこいこと。
もしかして、ウェンディちゃんの相棒?」
ウェンディの後ろから、すーっと表に出てきたのは、
もちろん猫ではありません。
「うにゃあ?ののはね、猫じゃないにゃん!
ののはジャガーの子供にゃん!」
必死に抗議するのですが、
日頃完全に癖になってしまったにゃん調子のしゃべりは、
まさに猫そのもの。
夢生さんは、
おかしそうに腹を抱えて笑い出してしまいました。
「あははは!あんたなまらおもしろいわ。
わたしらよりも芸達者でないかい?」
うにゃーっ!
背中の毛を逆立てて、
ののちゃんは威嚇モードになりました。
しかし、夢生の側で怯えたような様子で
自分を見ているまりもに気づくと、
ののちゃんは、はふぅ~と息を吐き、
興奮した気持ちを外に逃がして、
改めてまりもに話しかけるのでした。
「ごめんにゃん!怖がらせるつもりじゃなかったにゃん。
でも、興奮するとつい……」
今はしおしおしゅん、といった状態のののちゃんは、
うなだれたまま、まりもに謝るのでした。
「あ、あの……大丈夫だから。あたしはまりも。
見ての通りのキタキツネ。
こちらの、夢生のパートナー。よろしくです…」
まりもも始め感じた恐怖感が消え去ったようで、
ののちゃんの顔を真っすぐに見つめると、
そっとお辞儀をするのでした。
「ののちゃん、えらーい!
ちゃんとごめんなさいが言えたね。
良くない事だって判ったら、謝る事が大事だね。
えらいえらい。
後で「猫グルメ」の缶詰をあげるね」
「うにゃーーん!やったにゃん。それ大好きにゃん。
あ?あなたも一緒にどうかにゃ?」
ちょっとだけごたついた初対面でしたが、
最後はみんなの笑い声で幕が閉じたのでした。
『挨拶で心が通じる。愛と笑いこれ大事♥️』

今回も最後までお読み頂き感謝です♥️
あなたの今日が素敵な1日でありますように😊✨
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【ご注意ください】
※画像はAI生成ですが、キャラクターデザインと設定は
ママンマフィンのオリジナルです。
※地名・建物はすべて架空のもので、実在のものとは関係ありません。
※一部の文章構成にAI編集(アレーナさん)を使用しています。

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