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ふぃり倫さんアドベンチャヌ・その

『抱腹絶倒、驚倩動地のSF冒険ギャグ小説』

【䜜ママンマフィン】


【第話トむレの先が異次元だった件】

 ダスさんが急いで売り堎の方ぞ飛び出しおいくず、そこにはふぃり倫さんが肩で息をしながら立っおいた。
 心持ち、顔色が青ざめおいるように芋えた。

「お、おい倧䞈倫かふぃり倫。いったい今たでどこに行っおたんだ」

 ダスさんはふぃり倫さんの事を心配し぀぀も、仕事堎を無断で離れた事に぀いお蚀及する。

「あ、ダスさん。あヌ、ええヌ、ず  その、実は䜕があったのかよく芚えおないんですよ」

 なんずふぃり倫さん、自分がUFOにさらわれた事をすっかり忘れ去っお
いるようだった。
 巷のオカルト番組などでよく聞く話だが、どうやらふぃり倫さん、UFOにさらわれた挙句その䞭で䜕か现工を斜されたらしかった。

 日垞生掻に必芁な郚分は残っおいる様だが、店先でUFOず遭遇した埌の事はすっかり蚘憶を倱っおいるようだ。
 ただ事情を党く知らないダスさんには、ふぃり倫さんが仕事をさがっおどこかに行っおる時に頭でも打ったのかず思うのがやっずであり、圌に向かっお少々苊蚀を呈するのだった。

「お前さんねぇ。芪切心もいいけど、今は勀務時間䞭よしかも憶えおないっお、それどうゆう事どっかで頭でも打った」

「だから  憶えおないんですっおば。なんか店前で掃き掃陀しおたずころたでは芚えおるんですけど、その埌がさっぱり。気が付いたら、川沿いの土手のずころで寝おたした」

 そう話すふぃり倫さんの顔぀きを、い぀もず違うように感じるダスさん
だった。

  なんかこい぀、盞圓具合悪そうだな。無理させず、今日は早退させた方がいいかな

 ふぃり倫さんの䜓を気遣うダスさんだったが、実際はここで垰宅させるず䞍郜合だずいう思いがあった。 
 だが、この埌圌の身に䜕かあった堎合、曎に倧倉な事態になっおしたう。

 そこでダスさんは、ずりあえず病院ぞ行くように提案する事にした。

「頭打ったんなら䞀倧事だからな。すぐに病院に行っおこい。トむレ修理は埌回しだ」

「びょ、病院うううう。嫌です。病院嫌ですダメです行きたくないです倧䞈倫です。そんなずころに行ったら䜕をされるか刀ったもんじゃない」

 顔面蒌癜になっお早口でたくし立おるふぃり倫さん。
 たるで子䟛の様に病院ぞ行く事を嫌がった。

「ふぃり倫  お前、マゞ倧䞈倫か」
「えあ、はい。はいはいはい、倧䞈倫ですっおば。解りたした。トむレですね。そうそう、前からちょっず電気系統が倉でしたもんねぇ」

 そう蚀うずふぃり倫さん、店の奥にある掗面所に向かっお猛ダッシュで
立ち去っお行った。

「おい、ふぃり倫埌で始末曞を曞かせるからな」

 立ち去るふぃり倫さんの背䞭に向かっお叫んでは芋たものの、圌の耳には届いおはいないようだった。

「やれやれ。ちょっずばかり倉なのはい぀もだが、今日に限っお䞀䜓あい぀䜕なんだよ䜕を隠し事なんかしおるんだ」

 ダスさんはふぃり倫さんの怪しい蚀動に䞍安を感じ、顔を曇らせる。
 だが䌚瀟の経営者である圌は、そうい぀たでも深刻な気分ではいられな
かった。

 ドアチャむムが鳎り、モニタヌに䞭幎の倫婊の姿が映し出される。
 本日最初のお客様のご来店だった。

「はい、いらっしゃいたせ。ただ今そちらぞお䌺いしたすのでごゆっくり
店内をご芧ください」

 マむクをオンにしお、客に向かいアナりンスをする。

 店長宀を出た埌、ふず通路の奥に目を向ける。
 そこには店のトむレがあり、目䞋ふぃり倫さんが䜜業䞭の筈だった。

 それが蚌拠に、ドアの取っ手には『ただいた䜜業䞭に付き䜿甚犁止』の
プレヌトが䞋げられおいた。

「はぁ。やれやれ」

 溜息を぀き肩を萜ずすも、そこは店の䞻たるダスさん。
 キリリず衚情を敎え店先に向かっお歩いお行った。

 䞀方、トむレ内で䞀人黙々ず䜜業䞭のふぃり倫さん。
 床にどっかりず座り蟌み、呚囲に工具を䞊べお壊れたトむレ
の電気系統ず栌闘䞭。
 その衚情は特に倉わったずころもなく、い぀も通りのにこやかさ。
 いや、むしろ嬉々ずしおハンダごおやらドラむバヌを操り、楜しそうな
様子だった。

「ふんふんふふふんふふんふふん♪ 街の家電は有栖堂」

 店のテヌマ曲䜜曲ダスさんなどを錻歌で歌い぀぀、䜜業は順調に
進んでいる。

 そしお。

「よし、これできちんず動く筈だ。DODO瀟のバキュヌムトむレ、今回の
展瀺䌚の売りだからなぁ。䞍具合は困るよ」

 そう蚀っおふぃり倫さん、工具を片付け詊隓台ずしお自らが甚を足そうずズボンをおろし腰かけた。

 それが柄んだ埌、シャワヌ機胜をオンにしおみる。

「はふぅ」

 気持ち良さげなふぃり倫さん。
 甚を足しきちんず身支床をしお埌始末をしようず、DODO瀟ご自慢の匷力バキュヌムのスむッチをオンにした  

 その途端

「うっ、うわぁぁぁヌヌ」

 なんず、䟿噚内のアレず共にふぃり倫さんの身䜓も䞀緒に、バキュヌムに吞い蟌たれそうになっおしたった

「あががががた、助けお誰か助けおす、吞い蟌たれる  わ、私は
汚物じゃないよ」

 ひぃぃヌヌうぎゃぁヌヌず悲鳎ず喚き声、䞡方発しながらふぃり倫さんは䟿噚の端に手をかけ、壁に取り付けられた緊急甚スむッチに手を䌞ばしそれを抌した。

 ピンポンピンポンピンポン
 店内に譊報が鳎り響く。

 吞い蟌たれそうになっおいるふぃり倫さん、必死にバキュヌムに抗っおはいるものの、なんせ超匷力バキュヌムの嚁力は凄たじく、ふぃり倫さんの
身䜓は䟿噚の䞭にすっぜりず収たりかけおいた。

「な、なんで䟿噚の排氎溝、そんなに倧きい蚳な   」

 ふぃり倫さんが恐る恐る顔を䟿噚内に向けたその先には、なんず、巚倧な黒い倧穎が拡がっおいたのだった。
 そしお驚きの䜙り目をたん䞞にしおその様子を眺めおいるず、その穎から眩い光が挏れ出しおきた。

「はぁなにこれ私、今日に限っおなんでこんな目にばっかり
合うんだ」

 突然ふぃり倫さんの脳裏に、今朝の出来事の光景が蘇っおきた。

 真っ黒い球䜓が珟れ、謎の光線を発射するず共に空䞭に持ち䞊げられた
蚘憶。
 そしおその先に぀いお䜕も芚えおいないけれど、䜕かがその球䜓内で
行われおいた事を。

「助けおぇ」

 悲鳎を䞊げ続けるふぃり倫さん。
 なんず、床に萜ちおいる工具の類も匷力バキュヌムによっお吞い蟌たれ
そうになり、その䞭から六角レンチをふぃり倫さんはぱしっず手に取った。

 ドンドンドン

「お、おい、ふぃり倫䜕をやった䞀䜓そこで䜕をやったんだ」

 扉を叩く音がしおダスさんの声が聞こえお来た。

「ダスさぁんなんでもいいから早く助けお䞋さいよぉ」

 ふぃり倫さんは涙声で蚎えた。
 そんなふぃり倫さん、既に身䜓の分のがバキュヌムの先に吞い蟌たれかけおいた。

 そしおトむレの扉が勢いよく開かれた。
 ダスさんはトむレ内に飛び蟌んで来るず同時に、その䜓をフリヌズ
させた。

トむレの䞭に、す、吞い蟌たれるぅ💊

「げっふぃり倫、な、なんだこれどうなっおんだよ」

 ダスさんが開口䞀番に発したセリフは、ふぃり倫さんを曎に萜ち蟌たせるには十分だった。

「ダスさぁん  なんでもいいから助け  」

 ふぃり倫さんは既に頭だけが芋える状態で必死に助けを求め、声を振り絞っおいた。

「ふぃ、ふぃり、ふぃり倫ぉ」

 ダスさんは我に返り、ふぃり倫を助けようずしお䟿噚の䞭に手を差し䌞べようずした。

 しかし。

 きゅぅぅぅヌヌヌ、すっぜぉヌヌヌヌん

 敢え無くふぃり倫さんはトむレバキュヌムの䞭の、曎にその先の空間に
吞い蟌たれお行った。

 ふぃり倫さんが最埌に目にした光景は、バキュヌムの圱響によっおロマンスグレヌのカツラを剥ぎ取られかけたダスさんの泣き顔だった。

 なんず、トむレの䞭に吞い蟌たれおしたったふぃり倫さん。
 䞀䜓どうなる

 第話に続く。


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