モバイルバッテリーの捨て方はたった4つ! 2026年の法改正まで全解説
ガジェットブロガーのマクリンです。
モバイルバッテリーの捨て方、意外と知らなくないですか?
「燃えないゴミでいいっしょ」と思いがちですが、ほとんどの自治体ではモバイルバッテリーを通常ゴミとして回収していません。
中のリチウムイオン電池は衝撃で発火するリスクがあり、2024年にはリチウム電池関連の火災が全国で1,162件も発生しています。
以前モバイルバッテリーの選び方の記事を書きましたが、「買い方」だけじゃなく「捨て方」も大事。
この記事では正しい処分方法4つと捨てる前の準備、さらに2026年4月の法改正で変わることまでまるっと解説します。
モバイルバッテリーの正しい捨て方は4つ

モバイルバッテリーは、燃えるゴミはもちろん、燃えないゴミや粗大ゴミとしても出せない自治体がほとんどです。
理由はシンプルで、中のリチウムイオン電池が破損すると発火・爆発するから。
ゴミ収集車やゴミ処理施設で火災が起き、年間の被害額は数億円規模にのぼっています。
じゃあ、どうすればいいのか。
方法は4つあります。
1. 家電量販店のリサイクル回収ボックスに入れる

もっとも手軽でおすすめなのがコレ。
ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ケーズデンキ・エディオンなど、大手家電量販店の店頭には「JBRC(一般社団法人JBRC)のリサイクル回収ボックス」が設置されています。
買い物のついでにポンと入れるだけなので、手間はほぼゼロ。
ただし、注意点がひとつ。
回収ボックスに入れられるのはJBRCの会員企業が製造した製品のみです。
バッテリー本体にリサイクルマーク(三角矢印のスリーアローマーク)が印刷されているか、確認してから持ち込みましょう。
マークがない場合、つまりJBRC非会員メーカーの製品は回収を断られるケースがあります。
その場合は後述するメーカー回収や自治体窓口を使ってください。
2. 携帯ショップで引き取ってもらう

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなどの携帯ショップでもモバイルバッテリーを回収してくれます。
キャリアを問わず引き取ってくれるケースが多いので、スマホの機種変更や料金相談のついでに持っていくのがラク。
店舗によって対応が異なる場合もあるので、心配なら事前に電話で確認しておくと安心です。
3. メーカーの回収サービスを利用する

Anker・エレコム・CIOなど、モバイルバッテリーメーカーの多くは、自社製品の回収サービスを提供しています。
とくにAnkerは力を入れていて、2026年2〜3月には回収キャンペーンを実施。
破損・故障した製品も対象で、公式オンラインストアからの郵送か、直営店(Anker Store)への持ち込みで回収してもらえます。
しかも参加者には30%OFFクーポンがもらえるので、古いバッテリーを手放して新しいのをお得に買える一石二鳥。
Ankerは環境省の「LiBパートナー」(リチウムイオン電池の火災防止活動)にも参加し、自治体や家電量販店との回収連携を強化しています。
エレコムも修理センターへの送付で回収に対応。
JBRCマークがない製品でもメーカーに直接連絡すれば引き取ってもらえることが多いので、回収ボックスで断られた場合は、メーカーの公式サイトをチェックしてみてください。
4. 自治体の回収窓口を使う

一部の自治体では、公共施設や市役所に小型充電式電池の回収ボックスを設置しています。
たとえば東京都は「リチウムイオン電池 混ぜて捨てちゃダメ!プロジェクト」を展開し、都内の回収拠点を増やしています。
お住まいの自治体のホームページで「モバイルバッテリー 回収」と検索すれば、最寄りの回収場所が見つかるはず。
ただし自治体によって対応はバラバラなので、家電量販店の回収ボックスのほうが確実です。
捨てる前にやるべき3つの準備

正しい場所に持ち込むだけでなく、持ち込む前の準備も大事です。
ここを怠ると思わぬ事故につながるので、サクッと確認しておきましょう。
1. 端子を絶縁テープで覆う

回収ボックスに入れる前に、USB端子をセロテープや絶縁テープで覆ってください。
やり方はカンタン。
バッテリーの残量をできるだけ使い切る
USB-CやLightning端子にテープを貼る
金属端子が露出している場合はそこにもテープ
端子がむき出しのまま他の金属や電池と接触すると、ショートして発火する可能性があります。
ひと手間ですが、回収する側の安全のためにも必ずやりましょう。
2. 膨張したバッテリーは別ルートで処分する

バッテリーの表面がぷっくり膨らんでいたら要注意。
それは内部でガスが発生している危険な状態です。
膨張したバッテリーは、JBRCの回収ボックスでは受け付けてもらえません。
この場合は以下の方法で処分します。
メーカーに直接連絡して回収を依頼する(Ankerのように破損・故障品も対象のキャンペーンをやっていることも)
自治体の有害ゴミ窓口に電話で相談する
自治体の「有害ゴミ回収日」に出す
絶対にやってはいけないのが、膨張した状態のまま放置すること。
高温の場所に置くと破裂・発火のリスクがさらに高まるので、見つけたらできるだけ早く処分してください。
3. 分解・穴あけは絶対にしない

「中の電池だけ取り出して捨てよう」と分解しようとする人がたまにいますが、絶対にNGです。
リチウムイオン電池に傷がつくと、一気に発熱・発火します。
穴あけやハンマーでの破壊もダメ。
水に浸けて放電させようとするのも危険です。
素人が手を出していいことはひとつもないので、そのままの状態で回収に出してください。
2026年4月の法改正でモバイルバッテリーの回収はどう変わる?

じつは2026年4月、モバイルバッテリーの処分ルールが大きく変わります。
これまでは「メーカーの善意」に頼っていた回収の仕組みが、法律で義務化されます。
知っておくと今後の処分がラクになるので、ポイントをおさえておきましょう。
1. 改正資源有効利用促進法で「指定再資源化製品」に
2026年4月に施行される改正資源有効利用促進法により、モバイルバッテリーが「指定再資源化製品」にあらたに追加されます。
ポイントは3つ。
モバイルバッテリー・スマートフォン・加熱式たばこの3品目が対象
メーカー・輸入販売事業者に回収とリサイクルを法的に義務化
取り組みが不十分な場合は勧告・命令、従わなければ罰金
これまで自主的に回収していたメーカーが多かったですが、法律で義務化されることで回収ルートが全国的に整備されるのが大きな変化です。
2. JBRC非会員メーカーの製品も回収しやすくなる
具体的には、一定規模以上の事業者(モバイルバッテリーなら年間1,000台以上を生産・輸入する事業者)に回収義務が課されます。
小売店や公共施設に回収ボックスを設置する形が想定されており、ユーザーの手間はさらに減る見込み。
これまでJBRC非会員メーカーの製品は回収先が見つけにくかったのが最大の課題でしたが、法改正後はメーカーへの直接返送ルートが整備されます。
「ノーブランドのバッテリー、どこに捨てたらいいか分からない」問題が、ようやく解消に向かいます。
3. いま持っているバッテリーはどうすればいい?
「じゃあ4月まで待ったほうがいいの?」と思うかもしれませんが、今すぐ処分してOKです。
現時点でもJBRC回収ボックスや家電量販店、携帯ショップ、メーカー回収のルートは使えます。
とくに膨張しているバッテリーは放置するほど危険なので、法改正を待たずに処分してください。
4月以降はさらに回収拠点が増えて便利になりますが、引き出しに眠らせておくリスクのほうが大きいです。
モバイルバッテリーは正しく捨ててスッキリしよう
モバイルバッテリーの捨て方、じつは難しくありません。
家電量販店のリサイクル回収ボックス・携帯ショップ・メーカー回収・自治体の窓口、この4つのルートを知っていれば迷うことはなくなります。
捨てる前に端子をテープで絶縁するひと手間だけ忘れずに。
2026年4月の法改正でメーカーの回収義務が明確になるので、今後はさらに処分しやすくなるはずです。
引き出しの奥に眠っているモバイルバッテリーがあるなら、今のうちにサクッと処分してスッキリしちゃいましょう!
どうも、マクリンでしたー!
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