1月の目標は、破綻して当たり前。モルトケに学ぶ、2月の「戦略的修正」術。
皆さんは、1月1日に立てた「新年の目標」、順調に進んでいますか?
「毎日〇〇する」「絶対に〇〇を達成する」。
もし今、その計画が崩れてしまっているとしても、自分を責める必要は1ミリもありません。
今日は、防大時代に学んだ19世紀のプロイセンの軍人、ヘルムート・フォン・モルトケ(大モルトケ)の言葉を借りて、2月の戦い方について書きます。
名将モルトケの教え
モルトケは、単なる昔の軍人ではありません。 普仏戦争などでプロイセン(ドイツ)を圧倒的な勝利に導き、現代のあらゆる組織の基礎となる「参謀本部」のシステムを作り上げた、まさに「近代ドイツ陸軍の父」と呼ばれる天才戦略家です。

そのモルトケは、こんな名言を残しています。
「作戦計画は、敵と遭遇した瞬間に崩壊する」
どんなに優秀な参謀が、机の上で完璧な計画を立てても、いざ戦場に出れば、雨も降るし、敵も予想外の動きをします。 「計画通りに進むことなどあり得ない」というのが、戦争のプロの常識なのです。
これを私たちの生活に置き換えてみましょう。 1月1日の目標は、いわば「机上の空論(敵と会う前の計画)」です。 まだ現実の忙しさを知らない状態で立てた、理想の計画にすぎません。
1ヶ月やってみて、「あ、これは無理だ」「仕事が忙しくて時間が取れない」と分かった。 それは失敗ではなく、「現実(敵)と遭遇し、貴重なデータが取れた」ということなのです。
「変更」は逃げではなく、高等戦術
多くの人は、目標を変えることを「逃げ」だと思ってしまいます。 「一度決めたことをやり通せないなんて、意志が弱い」と。
しかし、モルトケ的な視点は逆です。 状況が変わっているのに、最初の無理な計画に固執して全滅することこそが「愚策」です。
ダメだと思ったら、即座にルートを変える。 目標を「毎日10km走る」から「週末に散歩する」に変えてもいい。 それは妥協ではなく、生き残るための「戦略的修正(アジャスト)」です。
目的さえ見失わなければいい
大切なのは、「何をやるか(手段)」ではなく、「何のためにやるか(目的)」です。
「健康になる」という目的さえブレなければ、手段はランニングでも、食事制限でも、ただ早く寝るだけでもいいはずです。 崩壊した「1月のやり方」に固執する必要はありません。
今日、手帳を開いて、1月の目標を赤ペンで修正してみてください。 今の自分の生活リズムに合った、「これなら勝てる」というルールに書き換えるのです。
2月、賢くリスタート
理想だけで突っ走ったのが1月。 現実を知り、賢く修正して走るのが2月。
本当の勝負はここからです。 モルトケのように冷静に、しなやかに。 今週も、状況に合わせてベストを尽くしていきましょう!
皆さん、良い月曜日を!
