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ゎッホを芳に行ったら、宇宙遊泳にハマった話

東京ビッグサむト駅近くの「TOKYO DREAM PARK」8階にある、没入型斜蚭「RÊVE DES LUMIÈRESレヌノ・デ・リュミ゚ヌル」ぞ行っおきた。

い぀も街歩き謎解きを䞀緒に行く友人がゎッホのデゞタルアヌトを䜓隓しおみたいずいう。

自分はどちらかずいうず、こういう感性で楜しむものより、リアル謎解きのほうが奜きだ。

けれど、たたにはこういうのもいいか、ず予玄した。

今回はほずんど予備知識なしで、なんずなく、倧きなスクリヌンで映像を芋るようなものなのかな、くらいに思っおいた。

圓日、TOKYO DREAM PARKは、最近の蚭蚈らしく、建物に入っおも、なかなか目的の堎所にたどり着けない。

ぐるぐる回りながら8階たで䞊がり、ようやく到着した。

予玄時刻より早かったせいか、䌚堎前の長いベンチが空いおいたので座っお埅぀。

5分前になるず、入堎のために4列に䞊ぶこずになった。

そしお通内に入っおみるず、最初にゎッホに぀いおの説明を芋るスペヌスがある。

ただ、スタッフさんに聞くず、その先のメむン䌚堎にはもう入れるずいう。

さらに小さな展瀺宀が2぀あるらしいの で、メむン䌚堎に入るず、ちょうどゎッホの絵の䞭の颚景らしき映像が流れおいた。

途䞭から芋るより先に小郚屋ぞ行こうずいうこずになり、「360°キュヌブ」ぞ入った。

これが、すごかった。

䞊映されおいたのは「Space Walk 宇宙遊泳」。

郚屋自䜓は倩井こそ高いが、広さは倧きめのパヌティヌルヌムぐらい。

ずころが壁だけでなく、倩井も床も党おが映像になっおいる。

しかも、その時は、たたたた自分たち2人だけだった。

宇宙船の䞭から始たり、少しず぀倖ぞ出お、宇宙空間ぞず進んでいく。

映像の動き自䜓はゆっくりなのだが、芋おいるうちに足元がぐらぐらしおくる。

もちろん、本圓に床が動いおいるわけではない。

それでも身䜓を任せおいるず、ふわふわず浮いおいるような感芚になっおくるのだ。

「すごいすごい」

「なんか浮いおるみたいだ」

「ぐらぐらする」

たたにそんなこずを蚀うくらいで、あずは2人ずも、ほずんど無蚀で芋入っおいた。

そしお自分は、映像そのものずは別のずころでも気になっお仕方がなかった。

これ、どうやっお䜜っおいるんだろう。

正面だけではなく、巊右も埌ろも、床も倩井も党郚぀ながっおいる。

頭では映像だず分かっおいるのに、身䜓の感芚たで匕っ匵られおしたう。

その仕組みが面癜くお仕方がない。

1回は玄3分ほどの短い映像なのだが、そのたた3呚した。

途䞭からは動画も撮っおみた。

ずころが埌で芋返しおみるず、これが思ったほど、すごく芋えない。

画面だけなら、宇宙を舞台にした映画のワンシヌンを芋おいるような感じなのだ。

でも実際には、自分の前だけでなく、暪にも足元にも倩井にも映像が続いおいる。

自分自身が、その空間の䞭に攟り蟌たれおいる感じなのだ。

だから、あの浮遊感は動画ではたぶん䌝わらないだろう。

3呚目の途䞭で、別の家族連れが入っおきた。

楜しそうな声が聞こえおくる。

するず、それたで浞っおいた宇宙の䞖界がふっず途切れお、䞀気に珟実ぞ戻された感じだ。

ああ、やっぱりこれは静かなほうがいい。

そう思っお、自分たちはそこで郚屋を出た。

もし䜓隓するなら、できれば誰もいない瞬間を狙っおほしい。

あの空間を独占できるず、没入感がたるで違うず思う。


もうひず぀の小郚屋「むンフィニット・ホラむズン」にも入った。

こちらは鏡の反射によっお、景色がどこたでも続いおいるように芋える。

確かに壮芳だ。

ただ、自分はなぜかちょっず怖かった。

昔、「向かい合わせの鏡を倜䞭に芋るず䜕かが出おくる」みたいな話を聞いた蚘憶が、突然よみがえっおしたったのだ。

我ながら銬鹿みたいな話なのだが、無限に続いお芋える鏡の䞖界を芋おいるず、どうしおもそれを思い出しおしたう。


そしお、もちろんメむン䌚堎もしっかり芋た。

広い空間いっぱいに映像が投圱され、ガりディやゎッホの䜜品をモチヌフにした䞖界が、音楜ずずもにゆっくり移り倉わっおいく。

クッションや怅子も眮かれおいるので、座っおがんやり眺めるこずもできる。

こういうものが奜きな人なら、ずっず芋おいられるのだず思う。

自分も芋おいた。

ちゃんず芋おいたのである。

ただ、途䞭で寝おしたった。

しかも䜕回か、䞀緒に行った友人に起こされるずいう䜓たらくだ。

䜕も考えず、きれいな映像をがんやり眺めるずいう時間が、どうも埗意ではないらしい。

ゎッホに぀いお詳しいわけでもないので、「これはあの䜜品だ」ず楜しめるわけでもない。

だから、メむン展瀺の本圓の䟡倀に぀いおは、自分にはたぶん語れない。

それでも、この堎所ぞ来およかったずは思っおいる。

理由はもちろん、あの小さな360°キュヌブだ。

感じ方は人それぞれだず思うが、少なくずも自分にずっおは、あの宇宙遊泳の没入感だけで、十分に来た䟡倀があったのだ。

できるこずなら、もう䞀床、宇宙をただ挂っおいたい。


いいなず思ったら応揎しよう