ポルシェデザインの記憶 CONTAX TVS IIIは憧れだったCONTAX Tのオマージュ

CONTAX TVS III(1999年11月発売)**は、Porsche Design**が手がけたCONTAX T(1984年発売)のデザイン思想を、90年代末の技術で再構築した“完成形”とも言えるモデルです。初代CONTAX Tは、ポルシェデザインらしい徹底した機能主義と工業美を、チタン外装とスライド式レンズカバーという形で具現化しました。装飾を排し、「守る・使う」という機能そのものを造形に昇華したプロダクトです。TVS III最大の特徴であるオートマチック・フラップ(電動跳ね上げ式チタンカバー)は、
その初代CONTAX Tの手動カバーをポルシェデザインの思想そのままに電動化したもの。電源を入れると静かに開き、オフにすれば再びフラットな面へ戻る。可動機構すら“線”として美しく成立させる、極めてポルシェデザイン的なアプローチです。さらに、従来のTVSシリーズに存在したレンズ鏡胴のズームリングを廃止し、背面ボタンによる電動ズームへ変更。これにより前面の情報量は極限まで削ぎ落とされ、
ポルシェデザインが得意とする「静かな緊張感」を持つ面構成が完成しました。CONTAX TVS IIIは単なる高級コンパクトではありません。それは、1984年のCONTAX Tに込められたポルシェデザインの哲学を、1999年という時代において最も忠実に、最も美しく継承したプロダクトです。無駄がなく、理にかない、そして美しい。これ以上ポルシェデザインらしいカメラは、もう存在しないかもしれません。
2. レンズ性能:Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 30-60mm
焦点距離:TVS I/IIの28-56mmから変更され、30-60mm F3.7-6.7となりました。
描写力:5群6枚のレンズ構成で、非常にシャープでコントラストの高い描写を誇ります。ズーム倍率をあえて2倍に抑えることで、単焦点レンズに近い高い光学性能を追求しています。
3. 主なスペック
ボディ素材:高級感のあるチタン製。
露出制御:絞り優先AEおよびプログラムAEを搭載。
シャッター速度:最高1/1000秒。
最短撮影距離:0.5m。
重量:約320g(電池別)。

LAからやって来た映画監督Devonte。スケートボードの撮影をしている。彼もまたスケートボーダー。もっと話したかった。CONTAX T2 BLACKを求めたいたがMINOLTAT C1を見て引き込まれ連れて帰った。お礼にTVSIIIで写真を撮った。

MARIX Color movie NegaFilm 800Tはシネフィルムベースのタングステンフィルム。3200K(ケルビン)なので昼間は青が強く出る。雨の日の夜に使うと丁度いい塩梅だ。これもフルオート。シネステイルより使いやすいかもね

NYから可愛い刺客CHIHIRO。初めて会った彼女だが直ぐに打ち解けた。犬はタンパク質の匂いで自分が好きか嫌いか嗅ぎ分けれる。私は多くの犬を撮影しているので彼女とは即友達になれた。とても美しい子で撮影中に何度も顔を舐められた。広告の撮影より最近は自然な普通の光景を撮るのが好きだ
散々やって来たので作られた写真より自然な一般の人やペットを撮影するのが心が浄化される。フラッシュを使うとそれほど青くならない事が分かった。テストカメラマンの仕事は意外に楽しいね。

メルボルンからやって来た二人。SONYサイバーショットの説明を別の人に説明していたら、それを聞いていて即決。彼女達のアクセントがオースラリアと直ぐに分かり、オージー訛りで話した。英語で仕事するのはとても楽だ。SONYのカメラは自分もSONYユーザーなので簡単に説明できる。

難しい状況でPRのRYOUYAを撮影。CONTAX TVSIIIは憧れたCONTAX Tのオマージュカメラ。レンジファインダーのCONATAX Tと違いズームレンズとAF。フルオートで考えなくても簡単に撮れる。フラッシュを焚いて逆光での撮影。普段フィルム撮影はセコニックの露出系を使うがTVSIIIはフルオートで撮れる。こちらの色はキタムラさんがスキャンした色味。自分でデュープしたらもっと青くなるだろう。

時間がないので新宿で撮影。本当はCONTAX Tの当時の広告夕方の横浜ノースドック(「STARDUST(スターダスト)」の店舗前で撮影したかった。
カーデザイナー由良拓也氏のポルシェポルシェ356とスターダストの広告がとてもカッコよく。できればそこで撮影したかった。あの写真が一発でCONTAX Tの虜になったが高校生の私には高価で買えなかった。

フィルムをこよなく愛するALEX。カリフォルニア州アーバインから頻繁に日本を訪れる。先ほども連絡を取り合い撮影方法を教えた。日本が好きな彼に沢山日本を撮って貰いたい。

フルオートでフラッシュなしでもこのように撮れる MARIX Color movie NegaFilm 800Tは優秀だ。雨降る新宿は良いがネオンが多くある。ソウルやバンクーバー、バンコクで撮るともっと美しい写真が撮れそうだ。

絞り開放、フラッシュなしで撮影。粒子はそこまで荒くない。
とても良いフィルムだ。フルオートで撮るのは難しいね。

オージー二人組。学生でこれから色々な国へ旅に出るそうだ。日本人も直ぐに就職しないで色々な国へ旅に行くと良い。そんなに焦って仕事しなくても色々な国へ行って経験を積むと世界観が変わる

Contax T2 Titan Blackを手に入れたLAから来たプロフォトグラファーのHerb
旅ばかりの人生だと。同じような話で盛り上がった。我々の仕事は出張が多い。重たい機材を担いで色々な国に行く。T2はポケットサイズ小さくて良い

TVS (I) から TVS II: TVS Iで不便だったレンズキャップが内蔵式に変更され、利便性が向上しました。その他の基本的な操作性やレンズはほぼ同じです。 TVS II から TVS III: TVS IIIはデザインが大きく変更されました。操作方法がマニュアルズームリングから電動ボタンズームへ変わり、初代Tの象徴であった「跳ね上げ式カバー」が電動で復活しました。レンズは焦点距離が変更され、開放F値は暗くなりましたが、描写性能は向上したという評価もあります。 どのモデルもポルシェデザインの系譜を受け継いでおり、チタンボディによる高級感は共通しています。描写力については、どの機種もツァイスレンズらしい鮮明でコントラストの高い写りを提供します。

MARIX ISO800Tは、映画用フィルムを写真用に加工したタングステンタイプのカラーネガフィルムです。映画のような独特の雰囲気(シネマティック・ルック)を静止画で楽しめるのが最大の特徴です。
主な特徴と描写
タングステンバランス (3200K): 本来は白熱灯などの室内光源に合わせて調整されているため、太陽光の下で撮影すると全体的に青みがかったクールな色調になります。
赤いハレーション: 映画用フィルム特有の「アンチハレーション層」が除去されているため、夜景の街灯やネオンなどの強い光源の周囲に、赤い縁取りのような滲み(ハレーション)が発生します。
ISO 800の高感度: 暗い場所でもシャッタースピードを稼ぎやすく、夜のスナップや室内撮影に適しています。
使い勝手と仕様
現像方法: 一般的なカラーネガ現像(C-41処理)に対応しており、多くのカメラ店や現像所で処理が可能です。
ラインナップ: 35mmフィルムで、24枚撮りと36枚撮りが販売されています。
国産ブランド: 日本のブランドであるMARIXが展開しており、海外製の同等品(CineStill 800Tなど)と比較して比較的安価で入手しやすい傾向にあります。
撮影時の注意点
静電気と感光: アンチハレーション層がないため、巻き上げ時に静電気が発生しやすく、火花のような跡が写ることがあります。
DXコード: フィルムパトローネにDXコードがない、または手動設定が必要な場合があるため、カメラ側でISO感度を「800」に手動設定して使用することが推奨されます。
フィルム確認窓: フィルムの種類を確認するためのカメラ背面の窓から光が入り、感光する可能性があるため、黒いテープなどで遮光すると安心です。
