メタルしか弾けなかった俺がレッチリで気づいたグルーヴの正体
14歳でギターを手にしてから、Metallica、Pantera、Slayer、Carcassといったラウドミュージックに夢中だった。周りからは「メタルMaggie」と呼ばれていた(笑)。
18歳までメタルしか弾いてこなかった自分が、あるときレッチリやアース・ウィンド&ファイアー、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、ジミ・ヘンドリックスを弾こうとして、全然弾けなかった。
音符は読める。コードも押さえられる、指も速く動く。なのになぜか全然ノれない。
そこで気づいたグルーヴの正体がこれだ。
ジャストが弾けない人は、ずらせない
ギターを弾いていると「グルーヴがある」「訛りがある」という表現を耳にする。
ではグルーヴとは何か。
一言でいえば、意図的なタイミングのズレだ。
しかしここに落とし穴がある。ジャストで弾けない人が「ずらしている」のではなく、ただズレているだけという現実だ。グルーヴを生むズレと、単なるリズムの乱れは、似て非なるものだ。
だからこそ、出発点はメトロノームになる。
メトロノームは「ゴール」ではなく「土台」
メトロノームの目的は、ジャストを体に刻み込むことだ。
クリックに合わせてジャストで弾ける状態になって初めて、人は「意図的にずらす」という選択ができる。
ジャストが体に入っていない段階では、前にいっているのか後ろにいっているのか、自分でも判断できない。地図のない場所で「右に曲がった」とは言えないのと同じで、基準点がなければズレの方向もコントロールもできない。
毎日メトロノームと向き合う練習は、退屈に見えてグルーヴの設計図を体に書き込む作業だ。
裏拍を掴むことがジャストへの最短ルート
ジャストを体に入れるには、1・2・3・4の表拍だけでなく、その間にある裏拍(エン)を感じることがカギになる。
表と裏の両方が体に入って初めて、1234のどこにいるかが正確にわかるようになる。
一番の近道は「歩く」こと。
歩く足音が表拍、その間の浮いている瞬間が裏拍だ。体全体でリズムを感じるから、頭で数えるより早く入ってくる。
声に出すのも効果的だ。
「ワンンツーンスリーンフォーン」と裏拍に「ン」を入れて声に出すと、体がリズムの一部になる。
しかし、もっと本質的な方法がある。リズムの重心が裏にある音楽を大量に聴くことだ。
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