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『銀河の一票』、混沌とした時代を生きる1つの希望に

カンテレ制作のドラマはやっぱり面白い。

『僕達はまだその星の校則を知らない』、通称"僕星"は、完全に放送が終了した後に知ったので、リアルタイムで追えていたら!と後悔した所があった。今回は、ちゃんと1話から見ることが出来たので、勝手に歴史の生き証人みたいな気持ちになっている。それぐらい、選挙×エンターテインメントの相性は抜群で、最後まで楽しむことが出来た。

政界を追放された秘書が、"月岡あかり"というスナックのママを都知事にしようという、エンタメとは分かっていても、結構ぶっ飛んだ世界観だったな、と後から振り返って思う。でも、ただ無理やりに突っ込むんじゃなくて、政界での実績はあれど、諸々の理由で追放された、かつての政治のエキスパートたちに協力を仰ぐ。
この過程が面白かった。茉莉とあかり、2人の熱意が"ガラさん"や"ぶっ飛ばし蛍"を動かし、政治素人のあかりを当選さすべく、着々と準備を進めていく。特に後から招集された、ガラさんと蛍は良くキャラが目立っていたし、ガラさんを演じた岩谷さんは、この演技が評価されて何らかの賞を取るんじゃないかと思っている。

政治のドラマというと、大体は権力と金で胡散臭さが全開だったが、このドラマはそういった、見ていて不快になる部分が少なく、情に訴えかけるシーンが多かった為、政治の話なのに、楽しくクリーンな気持ちで見ることが出来た(もちろん、政治なので金と権力絡みの内容はあった)。

嫌味が少なく感じた印象として、もうひとつは悪役がいなかった所も挙げられる。茉莉の父は一旦置いといて、流星も自身の過去の全てを民衆に打ち明けたし、あかりも学校に勤務していた時に生徒とのトラブル等もあったが、周りが理解してくれた。そして、一緒に走ると約束した。

対立候補の風間藍生は、政治を良くしたいという思いは同じ、ただ選挙を戦う敵なので、どこか悪く描かれがちだが、全く憎めない人物だった。"チームあかり"から業務委託する場面は、現実だと絶対にありえないだろうけど、スポーツマンシップを感じて、凄く良かった。
暴露系YouTuberの透は、ホントはめちゃくちゃ良いやつで、ただのゴシップ好きではないのがギャップがあって、いい意味で裏切られた。

主題歌の「おーへい」も気付いたら癖になっていて、ラスト3話ぐらいでは、歌詞の「私の手に 熱い 熱い 熱い 火種!」の所で、チームあかりのメンバーと一緒に右手を掲げていた(ガチです)。

僕星からの繋がりで、宮沢賢治が出てきたのも嬉しかった。星めぐりの歌と銀河鉄道の夜。カンテレの制作陣に、絶対宮沢賢治推しがいることは確定。ドラマに昔の文学絡めるの何か良いなぁ。

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『銀河の一票』は希望の物語だった。綺麗事じゃない、キレイなことだ。誰も見捨てない。皆が安心して生活できる社会へ。


政治に希望が持てる社会、来るといいなぁ。。

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