4店舗まで広げて、うつ病になりました。「人生は短距離走じゃなくてマラソン」と教わるまで
ここまでの記事では、月3万円から月商150万円になった話を書きました。
今日は、その先の話です。
順調に見えていた時期に、私は一度、壊れました。
会社を作り、4店舗になった

個人事業を3か月続けたあと、「会社を作った方がいい」とアドバイスをもらいました。
会社を作る? 私にはどうしたらいいか分からない。
そう思いましたが、ここまで教えてくれた友人と一緒に仕事を続けたい気持ちが強く、共同経営という形で、株式会社GRAND DESIGNを起業しました。
夢ノートに「28歳で会社を作る」と書いていた私にとって、それは夢がひとつ叶った瞬間でもありました。
フットケアのお客さんが増えるにつれ、父のクリニックの隣に店舗を構えました。
「秋田泉巻き爪矯正センター」です。
その後、整骨院とフットケアを組み合わせた店舗も作り、
秋田に2店舗、岩手に1店舗、宮城に1店舗。
他の会社に技術指導をするまでになりました。
「まだ足りない」が止まらなかった
夢を掲げたのだから、叶えなくてはいけない。
まだまだ足りない。もっと何かしなければいけない。
成長しなければ、自分には価値がない。
当時の私は、いつもそう思っていました。
頭の中は、いつも仕事のことでいっぱいでした。
会社が大きくなると、当然、組織になっていきます。
ルール、決まりごと、集団で動くこと。
事業の成長には必要なことです。
でも、それがあまり得意ではない私にとって、プレッシャーは日ごとに大きくなっていきました。
2021年、うつ病
2021年ごろ、私は過労が原因でうつ病になりました。
約2年間、何もできない状態が続きました。
自分を見失って、精神的にはぎりぎりのところまで追い詰められていました。
両親も心配してくれました。
でも「自分で決めたことだから」と無理を続けて、ついに、大きな壁にぶつかりました。
もう自分ではどうすることもできなくて、「辞めたい」と伝えました。
スタッフの生活、会社の運営。
その責任の重さを、このとき改めて突きつけられました。
「人生は短距離走じゃなくて、マラソンだよ」
パートナーの助言で、まず1年間の休養を取ることにしました。
休んでいる間も、プレッシャーは消えませんでした。
何もできない自分を、責め続ける毎日でした。
そんな中で一番支えてくれたのは、主人でした。
「人生は短距離走じゃなくてマラソンだよ。ゆっくり進んだらいいんだよ」
焦ってもどかしがっている私に、いつもそう声をかけてくれました。
私はもともと、とてもせっかちで、いつも全力で走って、ときどき疲れ切ってしまう癖があります。
この言葉は今も、私が一番大切にしている言葉のひとつです。
休んで分かったこと
休職の間に、自分を見つめ直しました。
自分が本当にやりたいことは何か。自分にとっての幸せとは何か。
結論から言うと、休養を経て、やはり私のライフワークはフットケアしかない、と実感しました。
同時に、フットケア業界全体に、もっと貢献したいという思いも強くなりました。
2021年の終わりに妊娠が分かり、仕事から少し離れることができたことも、回復につながりました。
会社の組織からは、完全に引退することを決めました。
そのことも、心が楽になった大きな理由だったと思います。
受講生さんに伝えていること
この経験があるので、私はコンサルで、いつもこう伝えています。
「事業は、あなたのなりたい・したいを叶えるための手段です」
売上を上げること、店を増やすことは、目的ではありません。
私はそこを間違えて、壊れました。
もうひとつ、「努力より工夫」。
私は忍耐力が高い人間ではなく、努力は好みません。
苦手なことに悩んで止まるくらいなら、どう楽しめるか、どう得意なことに変換できるかを考える。
そうやって、ひとつずつ夢を叶えてきました。
急いで走らなくていい。
これは、走りすぎて倒れた私だから言えることだと思っています。
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