自然から教わる、本当のバランス
こんにちは。MACCO(マッコ)です。
前回の記事では、美容歴25年以上の私が「ケミカルから天然への回帰」に辿り着いたこと、そして真菰(マコモ)との出会いについてお話ししました。
今回は、その先で私が自然から教わった「バランス」について綴ってみたいと思います。
ポジティブだけが正解だと思っていた頃
若い頃の私は、「前向きでいること」が正しいと信じていました。
いつも笑顔でいること。
落ち込まないこと。
弱音を吐かないこと。
そんな自分を目指して、ひたすら走り続けていました。
でも年齢を重ね、さまざまな経験をする中で気づいたのです。
落ち込む日があってもいい。
迷う日があってもいい。
不安になる日があってもいい。
当時の私は、自分の中にある影の部分を見せることはいけないことだと思っていました。
でも、自分の中にある影の部分も、紛れもなく私自身。
以前は見たくなかった自分の一面を、少しずつ受け入れられるようになっていきました。
自然は、陰も陽も抱きしめている
冬になると木々は葉を落とし、静かにその季節を過ごします。
一見すると生命力を失ったように見えても、その間に根は大地へと深く伸び、春に向けて力を蓄えています。
そして時が来れば、新しい芽を出し、花を咲かせ、また豊かな緑をまとっていく。
自然は決して、陽のエネルギーだけでは成り立っていません。
静けさがあるからこそ動きが生まれ、冬があるからこそ春の芽吹きがより美しく感じられます。
この地球で何十年、何百年、何千年という時間をかけながら、その土地に合った最適な姿へと変化していく木々や大地を見ていると、「急がなくてもいいんだよ」と教えられているような気持ちになります。
私たちもまた、自然の一部
昔の私は、「ジェットコースターのような人生を歩みたい」なんて言っていた時期がありました(笑)。
すると本当にそんな浮き沈みのある人生になり、良い時は良いけれど、どん底にいる時ほど「前向きにならなきゃ」と自分を奮い立たせようとして、かえって心も身体も疲れてしまっていたのです。
でも、人間も自然の一部なのだとしたら、人生がずっと順風満帆である必要はないのかもしれません。
元気いっぱいの日もあれば、静かに休みたい日もある。
挑戦したい時期もあれば、立ち止まって自分を見つめ直す時期もある。
陰と陽、そのどちらも必要だからこそ、私たちは成長していけるのではないでしょうか。
いろいろな経験を経て、今の私が大切にしているのは「ニュートラル(中庸)」という在り方です。
どちらか一方に偏るのではなく、陰も陽も受け入れ、その間で穏やかに調和している状態。
まるで風のない海のような「凪」の状態です。
心も身体も、そのニュートラルな場所にいるときが、一番整い、一番自分らしくいられるような気がしています。
女性性とは、弱さではなく“しなやかな強さ”
昔の私は、とても男性性が強いタイプでした。
仕事に夢中になり、目標に向かって走り続けることが当たり前。
美容師として、エステティシャンとして、セラピストとして、そして講師として、行動し続けることで道を切り開いてきました。
その経験は今の私にとって大切な財産です。
でもその一方で、「受け取ること」「委ねること」「流れに身を任せること」は、あまり得意ではありませんでした。
今でも、その頃の名残を感じる瞬間があります。
そして周りを見ても、同じように頑張りすぎている女性がたくさんいるように感じます。
私は以前、「女性性」という言葉に対して、どこか弱くて受け身なイメージを持っていました。
でも今は、まったく違います。
本当の女性性とは、弱さではなく、受け入れる力。
自分を認める力。
相手を包み込む力。
変化に合わせて柔軟に形を変えながらも、自分らしさを失わない、しなやかな強さなのではないかと感じています。
強く前へ進む力も大切。
でも同じくらい、立ち止まり、ゆるみ、委ねる力も人生には必要です。
その両方が揃って初めて、本当の意味でバランスが取れていると言えるのかもしれません。
だから私は、マコモに惹かれたのかもしれない
古くから、麻を「陽」、マコモを「陰」の象徴として捉える世界観があります。
私はその世界観に、不思議と心を惹かれました。
もちろん、それは自然や植物をどう受け止めるかという一つの考え方です。
けれど私自身は、その穏やかで包み込むような在り方に、自分がずっと求めていたものを重ねています。
もしかしたら私は、自分の中で強くなりすぎていた“頑張る力”をやわらげ、本来のバランスを取り戻したかったのかもしれません。
だからこそ、私はマコモに惹かれ、そこに宿る受容やしなやかさという世界観に心を動かされたのだと思います。
マコモと向き合うたびに、私自身も少しずつニュートラル(中庸)な自分へと還っていく――そんな感覚があります。
もしかすると、マコモという植物には、まだ私たちが気づいていない魅力や可能性が秘められているのかもしれません。
そしてその魅力は、単に植物としての存在だけではなく、自然と調和し、自分の中の陰も陽も受け入れながら、本来の自分へ還っていくことを静かに思い出させてくれるところにあるのかもしれません。
私自身も、まだまだその道の途中です。
だからこそ、これからも自然に学び、整いながら、その気づきを皆さんと分かち合っていけたら嬉しいです。
自然は、いつも完璧なバランスを教えてくれています。
あとは私たちが、その声に耳を澄ませるだけなのかもしれません。
macomo by MACCO
The Japanese Healing Plant.
Holistic Japanese Healing for Human & Earth.
