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【飼い主がボヤく】君の願いを叶えるために

昨日、チビが自宅に戻った。
わずか6時間だった。
でも、君と私の願いは叶った。

おととい、面会に行くと前日の面会とは打って変わってぐったりしていた。
その様子を見て、旅立つ準備をしていると悟った。
チビを腕に抱きながら、
「家に戻りたかったらもう一日頑張って、でも無理しないでいい。自分で決めなさい」
と伝え、最後の別れのつもりで病院を後にした。

翌朝、ベストを尽くしたが改善する見込みはないので、このまま寝かせるのがいいと思う、君の意向を聞かせてと病院から連絡があった。
なんと!チビは、家に帰る選択をした。
そうか、そうか、よく頑張った。
私は、医師にすべての治療をストップし、自宅で看取ることを伝えた。

病院で再会したチビに、君を誇りに思うと呟き抱きしめた。
そして、自宅に戻ると、いつもの場所にベッドを作り寝かせた。
気持ちのいい風が吹く窓辺からは、鳥のさえずりやバイクが行き交う音、カンボジア人の話し声がする。
チビが7年間過ごしたなんでもない日常がここにある。
チビは、しばらくすると落ち着き、話しかけると小さな声で鳴いた。
隣で仕事をしながら、時折チビに話しかける。

不思議だが、看取りの時間なのに、史上最高の幸福度があった。
ただチビがいるだけで心が温かくなる。
そこには、恐怖も恐れもない。
過去も未来も考えることなく、その一瞬に集中する。
穏やかさしかそこにはなかった。
言葉でうまく説明できないが、尊さと美しい波動のようなものに包まれていた。
たぶん、あれ以上の空間を私は経験したことはない。

そして、夜、キッチンにほんの少し行き戻ると、チビは旅立っていた。
飼い主、最期を見逃すという失態。
でも、きっとチビが敢えて選んだタイミングなんだろう。
愛おしいチビの着ぐるみは役目を終えた。

ここのところ、大したものを食べていなかった。
自由になったチビの魂が飯食え!と言ってる気がした。
そう、君のソウルはここにいる。
君の愛おしい着ぐるみを見ることはできないが、目に見えない世界で君はやりたい放題遊んでる。
きっと、キーボードを闊歩してニヤニヤするんだ。
ヘソ天しながらベッドを占拠してるはず。
だから飼い主は寂しくなんかない。
君とはいつでも繋がれる。
最期に君は、その世界を教えてくれた。

とにもかくにも、自宅に戻る願いは叶った。
私は自宅で最期を看取りたいと思っていたが、チビはどうかわからなかった。
だからあの晩、判断をチビに委ねた。
アダプターが力を発揮したのかもしれない、感謝だ。
その事実が、最後に光を灯した。
なんとも尊い一日だった。


飼い主!ずっと言えなかったことがある、俺8歳だぞ

ずっとチビは2019年7月生まれだと思っていた。
Googleフォトを見返してたら、2018年7月だった!(カンボジア式数え年では9歳)
チビのソウルに怒られた。
きっと君はあきれ顔をしてるだろう。
これからも頼むぞ、そのツッコミ。


飼い主!またこの着ぐるみ選ぶからみつけろよ

そうきたか!
早めに頼むぞ、年取ってんだから!
最後にボヤくが、もう少し一緒にいたかったぞ。

チビの記事を読んでくださった皆様に感謝しております。
着ぐるみなくなりましたが、クランクとクロと一緒に時々登場するかもしれません。
今回、いろんな気づきや体験がありました。
少しずつ、また書いていこうと思います。












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