フィッティングしてるとわかる「顔の変化」の話
これ、ちょっと面白い話です。
かれこれ10年以上、一緒に仕事をしてる女性スタッフがいます。
出会った頃は20代。
今やアラフォーの美魔女です(笑)
長くやってると、いろんな意味で把握してくるんですが、
その中でも大きいのがフィッティングです。
この人、基本的に自分の眼鏡を他人に触らせません。
というより、周りが触りたがらない。
理由はシンプルで、とにかく細かい。
・鼻の右側だけ当たりが強い
・左右の高さが違う
・わずかにズレてる気がする
このあたりを普通に言ってきます。
しかも、
ズレるのは嫌だけど、締めすぎも嫌。
しっかりホールドしつつ、圧は分散。
言ってることは正しいんですが、まあ難しい。
なので自然と、私が担当することになります。
気づけば何百回とフィッティングしていて、
耳の高さとか、鼻の当たり方とか、
だいたい頭に入ってます。
この人、右の耳の方が少し低い。
なのでフィッティングのときは、
最初に右のテンプルを少し下げるところから入る。
これが前提でした。
で、あるとき。
いつも通り調整しようと思ってかけてもらったら、
なんか様子がおかしい。
傾いてない。
ほぼ水平。
いやいや、そんなことないでしょ、と思って
メガネを外して、もう一度かけてもらう。
やっぱり水平。
ここでようやく気づきます。
「あれ?変わってる?」
こういうの、しょっちゅう見てるとわかるんですよね。
ちょっとした違和感として出てくる。
本人に聞きました。
「なんか最近変えた?」
返ってきた答えが、
「顔のマッサージしてる」
なるほどな、と思いました。
この人、美容に関してはわりと本気で、
正直、自分にはよくわからない価格帯のものを
普通に使ってるタイプです。
で、実際どうなってたかというと。
もともと左側の方が少しふっくらしてて、
左右差があったんですが、
それがだいぶ均等に近づいてる。
耳の高さの感じ方も変わってきてる。
つまり、
フィッティングの「前提」が変わってる。
これ、結構おもしろいなと思いました。
そういえばこの人、昔
親知らずを奥歯に移植したことがあって、
その時期は顔のバランスがかなり崩れてたんですよね。
でも今は、ほとんどわからない。
こういうのも含めて、
人の顔ってちゃんと変わる。
普段、子どものフィッティングはよくやります。
子どもは早いです。
3か月前に合わせたのに、もうズレてるとか普通にあります。
でも今回思ったのは、
大人も、普通に変わる。
ただ、変化がゆるやかで
気づきにくいだけ。
フィッティングって、
ただ形を合わせる作業に見えるんですが、
実際は、
「今のその人」を見てる感じが強いです。
前と同じでいい、が通用しない。
むしろ、それがズレの原因になることもある。
まあ、そのおかげで
「これもついでに見て」
って、何本もメガネを渡されることになるんですが。
たぶん、これからも増えますね。
