エトゥープ
クールなグレーと温かみのあるブラウンが融合したニュアンスカラー。
エトゥープ。
Etoupe
好きな色だ。
上品な大人のイメージがある。
手帳カバーは、この色である。
そこには、日々の気づきや、夢の内容や、思いついたこと、印象に残った言葉、見かけた素敵な人の特徴などを書き留める。
スケジュール帳は、スケジュールのみの薄くて細長いもの。
こちらは、フランボワーズ色。
マカロンのフランボワーズのような、濃い色。
スケジュールはどんどん変更されるので、青い文字に二十線が引かれ、描き直した跡があちこちにある。
二冊を一緒に重ねておく。
昔から使っている、銀のcrossのボールペンとも相性がいい。
20代の頃、銀座にあった福家書店の文具コーナーで、スターリングシルバーのcrossに名入れをしてもらった。
大事に使おうと思って。
刷り上がった校正や、確認書や、いろいろなところにサインをした。
広告代理店の同年代の方が、
「美しく、よく光りますね。前から思っていたんです。」
と褒めてくれたことがあった。
今のものは、2本めのスターリングシルバー。
名前は入っていない。
時計もシルバーカラーである。
なぜ、ゴールドではなく、シルバーにこだわるのか。
その昔、祖母が就職祝いに、黒いベルトでフェイス部分が薄いオメガを買ってくれた。
日本橋高島屋の時計売り場で、店員さんがかけてくださったのが、
「肌が白いので、シルバーがお似合いです。」
という言葉だった。
もちろん、それは、若いときの肌。
でも、その瞬間からシルバーを求めるようになった。
ゴールドの重厚感より、シンプルで軽やかな感じがするシルバーカラーが私には合っている気がしている。
銀は、使わないと燻んでしまうから、ボールペンは手で撫でて大事に扱う。
それで、エトゥープのカバーをした手帳に書き込むのは、ちょっと嬉しくなる瞬間だ。
今まで、ゆっくり書く時間を取れていなかった。
これは、瞑想と同じ。
文具を大事にすると、何か良いことがある気がする。

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書くこと、描くことを続けていきたいと思います。