「幸あれ」と託された命で、人生を証明する。
21歳になった。
21歳になったところで、何かが変わったわけでもない。
昨日までの自分と、今日の自分。
きっと何も変わらない。
それでも、誕生日を迎えて、これまでの20年間と、これからの人生について少し考えた。
やっぱり、夢を持ちながらも現実を見たい。
現実を見ながらも、夢を描きたい。
そして、やっぱり叶えたい。
誰も苦しい思いをしてほしくない。
一人で耐えないでほしい。
自分の見えないところで泣かないでほしい。
ただ笑っていてほしい。
人生を謳歌してほしい。
生まれた環境で、
育った環境で、
出会う人で、
人生を諦めないでほしい。
誰もが生きる権利があって、夢を持てる世界にいる。
でも、そんなことは当たり前なんかじゃない。
生きたくても生きられなかった人がいる。
夢があっても、叶えられなかった人がいる。
だからこそ、精一杯生きていたい。
力の限り、生きていたい。
生きなきゃいけないとも思う。
私は、自分がどんな人生を歩んだとしても、「幸せだった」と思える。
お母さんは、身体が弱くて、お金もなくて、自分を育てることができなかった。
おばあちゃんは、どうか幸せになってほしいという願いを込めて、「幸あれ」と手紙に書いて、私を託してくれた。
そして私は、今のお母さんとお父さんのもとに来た。
引き取られて、15年間育ててもらった。
たくさん考えてきたことも、思ったこともあると思う。
それでも、たくさん愛情を注いでくれて、向き合ってくれて、本当にありがたいなと思う。
たくさん迷惑も心配もかけているけれど、
お母さんとお父さんのもとに引き取られて、子どもになれて、本当によかった。
この20年間、たくさんの人に出会った。
たくさんの人に支えてもらった。
いろいろな経験をした。
いろいろな感情を感じた。
幸せだった。
これからも、苦しいことや、しんどいことは絶対にあると思う。
それでも、力の限り、精一杯生きたい。
この命が燃え尽きるまで、走り続けたい。
誰よりもひたむきに。
誰よりも泥臭く。
でも、誰よりもかっこよく。
言葉だけじゃなく、背中で見せ続けたい。
どんな環境にいる人でも、
心の底から人生を生き切って、
夢を叶えることができる。
そんなことを、自分の人生で証明したい。
かっこつけちゃうことも多いけど、
弱いままでいい。
弱い自分を知っているからこそ、強くありたい。
人の痛みがわかって、
大きく包み込めて、
それでも前を向いて突き進める人でありたい。
21歳。
何かが変わったわけじゃない。
ただ、これからも自分の人生を、自分の力で生きていく。
