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空島編 副題『親友』

空島編終わった。
現在、114巻まで出ている。クマさんまで読んで、最新刊は楽しみに積読しているけど、そろそろ読もうと思い、さかのぼるところを考えていた。
ワノ国から、、、にしたら、お菓子の国ももう一度読みたい、、、にしたら、ドレスローザ、、、の前の魚人からか!と決めて読んでいたら、もっとさかのぼりたくなり、一巻から読むことにした(笑)

ワンピースは基本的に立ち読みで読んでいたので、感動はちょちょ切れる。
けど、それでも、立ち読みながら涙することは多々ある。
林修さんが言っていたことがある。
「昔でいえば文豪レベルだった人が、現代ではマンガの世界にもいるかもしれない」
と。林さんは、『のだめカンタービレ』を推薦した。たしかに、そう。
でも、僕はワンピースが一番そうだと思う。
すべてが詰め込まれている。
バトルが重点的になってしまうジャンプマンガなのに、人間の様相がこと細かに、だけど言外の表現もされて、感動のわりに言葉が少ない。
小説では、私が心を鷲掴みにされる本は、賞を取っている本はない。
賞を取っている本で面白いと思うことは稀だ。
好きな作家の浅田次郎さんの本でも、有名な本を面白いと思うことがない。
しかし、ワンピースは違う。これほど心を鷲掴みにされる作品は、僕にはそうそうない。しかも、日本どころか世界レベルの有名な作品で。

さてさて、空島編。
いつもなら感想文用にメモをしながら読んでいるんだけど、感想文を書くつもりがなかったので、なにも参考がなく、いつもよりさらに感情だけで書く。
今回空島編を読んで浮かんだのは、『親友』という言葉。
敵として出会った男とは当然のように命が懸かるから始まる。
お互いに、人の命が大事だという共通点はあるが、その結果を求めるための仮定が違い、争いになる。
それを、激しく心情を吐露し合うことで、歩み寄り、親友となる。
しかし、その親友の真摯な行動が、今度は、お互いに語らぬことからの無知によって亀裂が生じる。
そのまま、別れとなり、その当日誰も送りには来なかった。

しかし、その無知を知り、追いかけ、海に出ていく親友に彼は声の限り叫ぶ。

「また来る日のお前の舟が、海で迷わないように!
嵐の中でもこの島を見失わないように!
鐘を鳴らして、君を待つ!
またいつの日か、必ず会おう!
親友よ!」

その約束のため、彼の地を数年後に訪れたとき、彼の地は空へ上がっていた。
その土地があったことを証明できなかった親友は、彼のことを想いながらも、死罪となる。
彼は、空の土地となった故郷を侵略から守り、親友のために鐘を鳴らそうと、不明となった鐘を見つけ出すことなく、鳴らすことなく、戦死した。

それぞれの想いを継いだ、それぞれの子孫が、先祖の約束を果たす。

そんなお話。
話の途中で、人類の犠牲の上に立つ「進歩」について説くところも良かった。
でも、今日の僕には、『親友』が一番鳴り響いた。

親友はいる。中学生のころからの親友。
最初からとても仲が良かったわけではない。
なんとなく、長い付き合いになり、衝突が何度もあり、お互いに普通の生き方からそれぞれの方向へ外れて、支えながら生きてきた。お互いに死にたがりで、オマケでお互いに雨男(笑)

地元にいたときは、毎月、ワケアリの友人を集めて「ワケアリ友の会」とか飲み会をしていたが、最近は年に何回か会うくらい。近々、僕が遠くに仕事に長期間行くので、変わらずだろう。

『一蓮托生』という言葉が似合うと思う。良い意味にも悪い意味にも(笑)
家族以外では、唯一、命でも金でも、際限なく提供できる。

そんな親友と再会し、言葉少なくても、バカ笑いし、心配し、別れるときは彼のように、
「またいつの日か、必ず会おう!親友よ!」
とお互いの心中で言っている。はず。。。

次回は、声に出して言ってみようかな。こっぱずかしいけど(笑)

本当に素晴らしい作品。
次の章は、水の国編。
ワンピースで一番好きな話。
コンビニでダバダバ泣いた。
ワンピースに出てくる子どもは、感情を大きく揺さぶられて困るんです。

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