移住を後悔したのに、イノシシが人生を変えた
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東京23区を離れ、
知らない街に嫁ぎました。
孤独のなかで、
山とイノシシが
私を変えてくれたんです。
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結婚の条件は、
「東京に住むこと」だった。
……はずだったのに。
出産後、夫の地元・関西に
引っ越すことになってしまった。
しかも、
異国情緒あふれるおしゃれな街
というイメージとは違い、
住んでいる住宅地の周辺は、
里山、田んぼ、畑ばかり。
寂しい。
最初のころは、正直、
かなりしんどかった。
両親や友人と
気軽に会えないストレス。
イントネーションが違う、
と言われて、アウェイ感満載。
東京に帰りたいと思わない日は、
ほとんどなかった。
けれど、ジビエに出会い、
狩猟をはじめて、
いつのまにか孤独を忘れてた。
イノシシをとって、いただく。
この地で生まれ、
この地で生きた命を食べる。
自分が、この土地の一部に
なっていく気がした。
東京では何ひとつ
根を張らなかった私が、
イノシシを食べて
「ここが自分の居場所だ」と
思う日が来るなんて。
自分でも信じられない……!
