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【詩】気風

わたしらしさが独特の臭気を以て、あたり一帯の、ひとりひとりの鼻腔の奥まで突いてまわると、 生気を吸っていく、と同時に漂白され、誰かと誰かと誰かと……誰かのささやかなため息がもたらした悄然たる空気となって重々しく床に溜まると、一同は会釈の度に床から吸い上げ、肺臓いっぱいに充満させながら長い時間過ごすものだから、もうすでに自分たちも、某の精髄を含んだ空気を、臭気を、言葉を輩出する同胞に成り代わっていることに気づけないでいる


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