【銀行員の本音】ペアローンはやめとけ?住宅ローンで後悔しないための絶対ルール
皆様、こんにちは!銀行の窓口で、日々お客さまの「人生の大きな決断」に立ち会っているプーリです。
毎日たくさんのお客さまとお話しする中で、どうしても胸の内にしまいきれない「本音」があります。今日は、私が仕事から帰ってきて、同居人(ひよこ型宇宙生命体)の「ポイ助」と話していた時のエピソードをシェアさせてください。
これからマイホームの購入を考えている方、特に「共働きだからペアローンで、ちょっと背伸びしたいい家を買おう!」と検討中のご夫婦には、数千万円の契約書にハンコを押す前に、ぜひ一度立ち止まって読んでいただきたい内容です。

とある素敵なご夫婦のローン申し込み
プーリ: 「ふう、今日も疲れたー……」
ポイ助: 「お疲れー。プーリ、そーとー疲れとるやん。仕事でなんがあったん? 」
プーリ: 「今日ね、住宅ローンの申し込みに来たお客さま夫婦がいてさ 。仲が良くて、共働きで、4歳の子供がいるすごく素敵なご夫婦だったんだ 」
ポイ助: 「おお、ええやん。幸せそうやね 」
プーリ: 「3LDKで4,000万円の新築マンションをペアローンで買うんだって 。奥さんも育休から復帰して1年経って、これからもバリバリ働くって意気込んでたよ 」
ポイ助: 「ペアローンっち、夫婦で一緒に借りるやつやろ? 2人で借りるけ、借入額が多くなってええ家が買えるし 、住宅ローン控除の節税メリットもそれぞれ受けられるけ、お得なんやないん? 」
プーリ: 「そうなんだよ 。お二人とも大手企業にお勤めだから、ローンの審査は既に余裕で通ってるの 。でもね……銀行員としての本音を言うと、すごく心配でさ 」
ポイ助: 「なんが心配なん? 」
プーリ: 「ペアローンって、これからの人生で起こりうる様々なリスクを、2人で目一杯抱え込むようなものなんだよ 。私はペアローンを絶対におすすめしないという意見には、すごく共感しているんだ 」

銀行員が警告するペアローンに潜む「リアルなリスク」
ペアローンは「今の良好な状況で、夫婦ともにフルタイムでずっと働き続けていくこと」を前提としています 。しかし、長い人生、何が起こるかは誰にもわかりません。
夢のマイホームで後悔しないために、以下のリスクを「自分ごと」として知っておいてください。
リスクの要因具体的な内容と陥りやすい落とし穴離婚による負担倍増
現在は3組に1組が離婚すると言われている時代です 。もし離婚して片方が家を出ていき、残った方がローンを一本化して肩代わりすることになれば、毎月の給料に対する負担割合が3割から6割に倍増し、生活が成り立たなくなるリスクがあります 。
「売るに売れない」残債
離婚や転勤で家を売ろうとしても、家の価値が下がり、売却価格がローンの残高を下回るケースが多いです 。例えば、売却しても2,000万円の借金(残債)だけが残り、新しい家の家賃に加えて借金を払い続ける地獄のような状態になることもあります 。
ライフステージの変化
最長50年という長い期間、親の介護が始まったり 、予定外の出産で女性がずっと働き続けられる保証がなくなったりする可能性があります 。夫婦どちらかが事故や病気で働けなくなる可能性もあります 。
固定費と教育費の盲点
住宅ローン以外にも、固定資産税や火災保険、いずれ必ず必要になる修繕費が重くのしかかってきます 。さらに子供が大きくなるにつれ、入学準備や習い事など、経験したことのないような金額の教育費がかかります 。
仕事に縛られる苦痛
ギリギリのローンを組んでしまうと、「今の仕事が合わなくて辞めたい」「転職したい」と思っても、ローンのために身動きが取れなくなります 。
💡 【鉄則】住宅ローンは「収入の20%」まで!
住宅ローンは自分の収入の20%程度に抑えるのが適正なバランスです 。
最近は物件価格が高騰しているため、ペアローンを組んで収入の30%以上を住宅ローンに当ててしまうケースが増えていますが、これは非常に危険です 。借りられる額が大きくなると、ついモデルハウスのような「非日常」の立派な家に憧れてしまいますが、結局住みやすいのは「普通の家」です 。無理のない1人分の金額でローンを組むのが、最も現実的で安全な選択と言えます 。

余裕のなさは「夫婦の危機」を招く
ポイ助: 「そうやね 。何十年間何も起こらんで、ずっと円満でいくとは限らんけね 。そーとー怖いっちゃ…… 。それ、その夫婦に言っちゃらんかったん? 」
プーリ: 「言えなかったよ…… 。私にも営業ノルマがあるし、審査も問題なく通っているのに、水を差すようなこと言えないじゃない 。それにね、ローンのせいでカツカツの生活になると、奥さんがランチに行けなかったり、子供に好きな習い事をさせてあげられなかったり、我慢が増えるでしょ? 」
ポイ助: 「うんうん」
プーリ: 「夫婦喧嘩の根本的な原因って、実はお金であることがほとんどなんだよ 。お金の余裕がなくなると心の余裕もなくなって、それが離婚に繋がることだってあるって分かってるから…… お二人の未来が本当に大丈夫か、ずっとモヤモヤしててさ 」
ポイ助: 「プーリは優しいんやね 。自分の営業ノルマで苦しいのに、お客さんのことまで心配しとるんやけ 。でもな、最終的にどうするか選ぶのは、その夫婦なんっちゃ 。プーリがリスクを全部抱え込むことはないんよ 」
プーリ: 「ポイ助…… 。そうだよね 。私ができるのは、手続きを滞りなく進めてあげることだけだもんね 。人生の選択をするのはお客さま自身だ 」
ポイ助: 「そうそう!あんまり悩みすぎず、明日もがんばりぃー! 」
プーリ: 「うん、ありがとう!なんだかスッキリしたよ 。明日もお客さまのために頑張る! 」

最後に:この記事を読んでくださったあなたへ
マイホームの購入は、人生で一番大きな買い物です 。目の前の「良い家」に憧れる気持ちは痛いほどよくわかります 。
でも、どうか「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」で計画を立ててください 。心の余裕は、お金の余裕から生まれます 。
会社のノルマに反してこんな本音を語るのは少し勇気がいりましたが、この記事が「これから家を買う誰かの人生の危機」を救うキッカケになれば、これ以上嬉しいことはありません 。
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また、下部から「チップ」をいただけると、明日からも窓口で笑顔で頑張る活力になります!☕️✨
窓口で皆さんにお会いできる日を、楽しみにしていますね!
プーリ
読者の皆様は、マイホームの資金計画を立てる際、これからのライフプランにおいてどのようなリスクを一番不安に感じますか?
みなさんの意見をコメント欄に書き込んでくれると嬉しいです。
