ミロ勝手最強決定戦で惜しくももれたやつ【東京都美術館ミロ展】
東京都美術館で開催されているミロ展に集まった作品の中で、勝手に最強を決定するプロジェクト。おしくも敗れたけど好きなかっこいい奴らを紹介。
○でかカタツムリ ー33《絵画(カタツムリ、女、花、星)》Painting ("escargot femme fleur étoile")1934年
この頃はスペイン内戦が始まってしまったことでミロの心情が穏やかでなく、化け物じみた存在が増えてきた時代。みんなおどろおどろしい雰囲気を纏っているので正直どれがデカいカタツムリだとしても強そう。ただ左のやつは胸みたいな描写があるので女性かな?タペストリー映えするようにこんなに画面いっぱいに描いているのかもしれない。黒と赤で絵の具で描かれる部分もそれまでのミロよりは増えているので物理型な強さを持っていそう。キャンバス内に書かれる詩の文言も勢いのある筆跡なのでめちゃくちゃ迫力がある。一番ランキングに入るかもしれなっかた。
○飛行ぼうや ー39《無題》1939年
これも戦争の時代の危うい世界の空気をミロなりに表した作品。2つ並んでいたうちの右側の青を背景とした絵で、見た感じの印象だと何かから逃げ惑う人々の様子を描いたもの。(検索ヒットなし、ミロ展のSNS投稿でプレゼントされているステッカーに選ばれているので絵柄だけはXの公式の写真で見れます。)
選んだのは右から2番目に浮遊しているのような小型飛行機のような形をした存在。他の生物はおそらく人間という形をしているけれど、こいつだけ足がなく、スカートのような形からロケットのようにジェットを噴出して飛んでいるように見える。目も真っ黒なので異質な雰囲気を放っているけれど、可愛さもあるのと逃げている人間の可能性もあるので今回は入らなかった。
○ぐるぐるへび ー61《螺旋を描いて彗星へと這うヘビを追う赤トンボ》1951年
この絵でもどれが彗星でどれがトンボなのかなどの解釈に人によってブレがありそうだけど、個人的には左下に月っぽいのとくっつく赤と黒の丸が彗星。蛇は画面上部を横断する長い紐みたいで、赤青黒で描かれる顔がくっついているやつ。黒い影に尻尾みたいなのが5本ついているのがトンボで、残りの顔はその様子を傍目に見ている生物とか星とか植物とかかなと思った。この蛇は彗星を追って這っているという行動自体が強そうというかアクティブだなーと思った。顔は少しアホっぽくて可愛いけど魔法的な強さを持っているのでは?タイトルと画面から読み取るだけなら夜空を自由自在に這うことができる能力があるとも解釈できるし、神話などにもよく出てくる蛇を、詩人ミロが弱い存在としては描かなかったのでは?という考察も入ったので強そうとみた。
ということで3体とも強そうだけど、決定打に欠けたので惜しくもランク外になった奴らでした。かわいい、最強と2回開催のミロ勝手選手権ー2025東京美術館編ーはこれで終わり。今後も何かあったらやりたい。
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