[小説] closs✝️road
これは歌舞伎町no1ホストグループno✝️e
その傘下の一つcloss✝️roadのお話しである。
そこには
男前がいた
ベシャリの旨い人がいた
お酒でのノリがサイコーな人がいた
寄り添ってくれる人がいた
ゴリゴリに詰めてくる人がいた
それらを複数持つものがいた
ただ何もないものはそこで埋もれていった
いや何もないものではない
中途半端に何かを持つものは
そこで埋もれていった
年間ナンバーワンを争う群雄割拠の世界
そこに一人新たな男が入店した
その男はホストクラブには似つかわしくもない
ただの野暮な男だった
髪の毛はボサボサ、服装はスーツを着ていたが
それは着ているというより着せられていた
靴は合皮の安物の革靴
男はただお金が欲しかった
ホストクラブという
お金が湯水のように使われるであろう
世界に夢を見ていた
俺もここでno1になると
その男には何もなかった
金も、女も、魅力も、才能も、努力することすら諦めていた、
そんな男の話。
