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【JSL初期指導・DAY 2】1時間でできる!「持ち物・ルール」のやさしい教え方テクニック「ここはあなたの居場所だよ」

今回は、私が国際教室で実際に行っていた
「最初の1週間の動き」の中から、2日目の様子を書いていきます。

国際教室での1日目のメニューを終え、

「安心できる場所だと感じてもらうこと」ができた後の活動です。



DAY2の流れ

①身の回りの物の名前を知ろう
②学校のルールを知ろう
③手形作成


①身の回りの物の名前を知ろう

国際教室に来る時は、自分の筆箱を持ってくることになっています。

基本的な「えんぴつ」「けしごむ」「ものさし」「ふでばこ」の
名前を紹介します。

実物を持ち上げながら一つずつ

先生:「えんぴつ」
児童:「えんぴつ」

と、復唱させます。

当たり前ですが、これだけではおもしろくありません。

活動はゲーム化すると盛り上がります。難しく考えなくても大丈夫!

バリエーションとして

1,早口で言い、早口でリピートさせる
2,頭文字だけ先生が発音し、その後を児童に言わせる
3,机に一つずつ物を置き、先生が言った物を取りに行く
4,袋の中に物を隠し、手を入れて当てさせる
5,先生が言った物を自分の筆箱から取り出す

基本的な筆箱の中身ができるようになったら、「のり」「はさみ」「色えんぴつ」「テープ」「教科書」と、物を増やしていきます。

広い教室であれば、なるべく遠くの机や棚に物を置いて取りに行かせるようにすると体を動かすことになるので飽きずに楽しくできます。


②学校のルールを知ろう

まず、「いい」「だめ」という言葉を紹介します。

私はいつもこの教材を使って教えています。

ジェスチャーと共に

「いい?」(大きく〇を作りながら)
「だめ?」(大きく✕を作りながら)

と、質問しながら進めます。

この教材は、シンプルな絵がとてもわかりやすいのはもちろんのこと、一緒にやりながら

「えー??」

と、思わず笑ってしまうようなユーモアがある、すばらしい教材です。

絵だけでやり取りができるので、私は初期指導としてこちらの教材から必要なページをコピーして使っています。


③手形作成

これは、私のオリジナルのアイデアです。

私は今までに2校の小学校で国際教室を担当しましたが、どちらの学校でもこの活動をしました。

最初に児童の肌の色に近い色画用紙を選んでおきます。

その画用紙に児童の手をのせ、手形を取ります

ハサミで切り取るのは、児童にやってもらいます。

時々、ハサミを使うことに慣れていない児童がいます。こういう機会の際に確認しましょう。

その手形を好きにデザインしてもらい、ラミネートをしてから廊下に掲示します。

国際教室の児童の紹介も含めたこの掲示物は、校内の児童たちにも好評で、廊下を通る度に手形と自分の手を合わせて大きさ比べをする児童もいます。

通常の学級ではまだ「お客さん」のように感じてしまっている外国ルーツ児童たちに、この国際教室は、本当の自分を思いきり出せる居場所だということを知ってもらいたいのです。


国際教室での2日目。

「楽しみながら、自然に」を大切にしたメニューです。

言葉が通じない不安の中にいる子が、手形を廊下に掲示した時に見せる嬉しそうな表情。

その手形は、この学校、そして国際教室の「一員」の証のなのです。


1日目で「顔を合わせ」、2日目で「自分の居場所を見つける」。

一歩ずつですが、着実に子供たちの顔つきが変わっていくのがこの時期の醍醐味です。

3日目はいよいよ、少しずつ日本語の基礎に入っていきます。

淡々な指導ではなく、楽しくておもしろくて「またやりたい!」と、実際に子どもたちに言われた活動を紹介していきます。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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