何のために生きるのか。自衛隊を辞めて変わった、私の価値観
今日は、「何のために生きるのか」ということについて話したいと思います。
皆さんは、何のために生きていますか。
人によって答えは違うと思います。
自分のため、家族のため、幸せのため、社会貢献のため、誰かに感謝されるため……。いろいろな答えがあるでしょう。
私自身も、これまでの人生で少しずつ変わってきました。
私は防衛大学校に入り、その後、陸上自衛隊の幹部として働きました。
そして結婚し、子供も生まれました。
それでも当時の私は、「自分のキャリアアップのため」ということをかなり強く意識していました。
そして、それがひいては陸上自衛隊のため、日本のためになる。
そんなふうに考えて生きていました。
「給料のため」「お金のため」と考えたことは、あまりありませんでした。
もちろん生活するためのお金は必要でしたが、困らないくらいにはもらっていたからかもしれません。
今振り返ると、そこに家族との考え方の違いがあったのだと思います。
陸上自衛隊では、2年に1回程度の異動があり、全国どこへでも転勤する可能性があります。
これが、私にとっては当たり前の生き方でした。
組織からすれば、それが必要なことなのかもしれません。
でも、家族にとってはたまったものではありません。
住む場所が変わり、子供の環境も変わる。
今だからこそ、少し冷静にそう思えます。
そして、一般企業に転職した今。
私の考え方は大きく変わりました。
「自分のため」という割合がかなり小さくなり、
「お金のため」
「家族のため」
という割合が大きくなりました。
これが良いことなのか、悪いことなのかは分かりません。
会社からすれば、
「もっと会社のために働け」
「もっとキャリアアップを考えろ」
と言われるかもしれません。
でも、私はこれでいいと思っています。
「お金のために働く」
この感覚は、陸上自衛隊で働いているときには、あまり持つことがありませんでした。
今は違います。
働けば給料がもらえる。
社会保険料が引かれる。
健康保険に加入する。
厚生年金を払う。
そして、それが将来の年金にもつながっていく。
そんな当たり前のことを、今になって真剣に考えるようになりました。
家族とも、お金について話す機会が増えました。
ただ、お金の話をすると、現実を突きつけられるような感覚になるのかもしれません。
「そんな先のことまで考えたくない」
そんなふうに、少し現実逃避したくなる場面もあります。
それでも、将来の年金はいくらになるのか。
今、会社が社会保険や健康保険をどのように負担しているのか。
扶養に入るとどうなるのか。
働くとは何なのか。
稼ぐとは何なのか。
こういったことを、以前より真剣に考え、家族と話すようになりました。
これから先も、私の生き方や考え方は変わっていくと思います。
40歳になった今、20代、30代の頃とは明らかに考え方が違います。
そして、50歳になったとき、60歳になったときには、また違うことを考えているのかもしれません。
「知らないほうがよかった」と思う人もいるかもしれません。
でも、少なくとも私は、知ってよかったと思っています。
お金のこと、仕事のこと、家族のこと、そして自分の人生のこと。
考え始めたからこそ、これからどう生きたいのかを考えることができるようになりました。
何のために生きるのか。
その答えは、きっと一生かけて探していくものなのだと思います。
