車がくっついた!?私は2時間、動けなかった🤣
子どもがまだ小さかった頃の話。
息子はアトピーで皮膚が弱く、ある病院に通っていた。
その病院は、とても人気があった。
つまり……
待ち時間が長い🤣
そして、もう一つ問題があった。
駐車場が……
狭い。
ある日も、診察と薬をもらうまで、しっかり時間がかかった。
やっと終わった。
「よし!帰ろう!」
そう思って車に向かった私は、そこで現実を知る。
当時、私は軽自動車に乗っていた。
そして、その日の駐車状況は……
両隣、ワンボックスカー。
さらに前にも車。
「……え?」
「これ、出られる?」
「切り返しまくらないと無理じゃない?😰」
そう思いながら、慎重に少しずつ車を動かした。
しかし……
問題発生。
狭い。
とにかく狭い。
ハンドルをどっちに切ればいいのか分からない。
そして、ミラーを見た瞬間……
青ざめた。
「……え?」
「くっついてる?」
「ぶつけたかも!?😨」
慌てて車を降りて確認すると……
車と車が、くっついているではないか。
やばい。
これ以上動かしたら、絶対に擦る。
いや、もしかしたらもう擦っているかもしれない。
でも、ここで動かしたら取り返しがつかない気がした。
私は決めた。
待とう。
相手の方が戻ってきたら、ちゃんと謝ろう。
もし傷がついていたら、事故になる。
逃げるという選択肢はなかった。
子ども達にも説明した。
「コツンしてるから、待つの」
幸い、待ち時間用に持ってきていた絵本やお菓子があった。
子ども達には申し訳ないけれど、車内待機である🤣
30分経過。
まだ来ない。
1時間経過。
まだ来ない。
1時間半経過。
……まだ来ない。
「私、今日帰れるのかな……(・_・;」
病院に来た時は朝だったのに。
気づけば夕方。
夕日が出ていた🌇
それでも待った。
子どもと話したり、外を少し歩いたり、何度も車を見に行ったり。
「本当にくっついてる……」
そう思いながら、時計を見る。
そして……
2時間後。
ついに、その方が戻ってきた。
その瞬間。
ぶつけたかもしれない不安より、
「やっと会えたーー!!ヽ(;▽;)ノ」
という気持ちが勝った🤣
私は車に乗り込もうとする男性に駆け寄った。
「あの、その……車を動かそうとしたら、くっついちゃったんです💦
すみません!」
男性は30代くらい。
髭があり、腕には数珠のようなブレスレット。
最初に見た時は……
「怒られるかも……😨」
と思った。
でも、話してみると、とても気さくな方だった。
『え?くっついちゃった?!』
男性を車のところへ案内すると、
『あー……幅がほぼないってことですね』
と一言。
「すみません💦
動かしたら傷がつくと思って、戻られるのを待っていました」
すると男性は驚いた顔をした。
『え!?もしかして、待ってました!?』
「はい。自分のミスなので💦」
『どれくらい待たれてたんですか?』
「2時間です」
『えーー!?
2時間!?』
そして、さらに申し訳なさそうに言った。
『これ、擦ったとか傷がついたとかじゃないです。
コツンとする前です』
……え?
私は勝手に大事故を想像していたらしい🤣
男性は私の車に乗り込み、ハンドルを動かした。
その瞬間。
私は思った。
「ハンドル捌き……華麗なる手捌き!!」
さっきまで、
「ギギギギギーッてなったらどうしよう💦」
と思っていた私。
男性の見事な運転で、あっという間に車は離れた。
すごい……。
運転が上手い人って、本当にすごい🤣
私は改めて聞いた。
「ありがとうございます!
あの……修理代はいくら払えばいいですか?」
すると男性は、
『いやいや、ぶつけられてないので大丈夫です。
それより、こちらこそ待たせてしまって申し訳ないです』
と言ってくれた。
優しい人だった。
後日。
私はお菓子屋さんで箱入りのお菓子を買った。
そして、次の受診日に、その男性へ渡した。
あの日、私は車をぶつけたわけではなかった。
でも、ひとつ学んだ。
焦って動かすより、
一度止まって考えることも大切だということ。
……そしてもう一つ。
今なら分かる。
あの病院には……
車では行かない🤣
