【ラノベ感想】第32回電撃小説大賞《銀賞》受賞!『砂上メイド戦艦喫茶あぽかりぷちゅへようこそ』について
これは、知人の話になるのですが。
メイド喫茶では、本当に。
「お帰りなさいませ! ご主人様!」と。
フリフリ姿のメイドさんが、出迎えるそうですね。(当たり前)
ちなみにそんな事を書く、私は。
メイド喫茶には行ったことがないので。
具体的に、どうこう言える立場ではないのですが。
メイド喫茶といえば、とある出来事が連想されます。
それはメイドさんが、オムライスにケチャップでハートマークを書いて。
「おいしくな~れ♡ 萌え萌えきゅ~ん♡」とおまじないをする、アレです。
その姿を一度で良いから見てみたいものです。
多分、真顔になっているとは思うのですが……。
い、いえ! 別に「何やってんだ……?」と思っていないですよ!?
ただ、「す、すごいな~……」と感じているだけで……。(フォロー)
ということで皆さんは、メイド喫茶に行ったことはありますか?(話のすり替え)
ということで。
本日、ご紹介するライトノベルは、倉田和算先生の『砂上メイド戦艦喫茶あぽかりぷちゅへようこそ』(2026年6月刊行)です。
それでは今日も、行ってみましょう!
あらすじをどうぞ
今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。
かわいた世界を、『かわいい』で救う!?
【第32回電撃小説大賞《銀賞》受賞作!】
原因不明の大量降砂によって砂に埋もれた近未来の日本。砂漠を彷徨う少女・セグメの目の前に、奇妙な音楽と共に見慣れない建物が現れる。
「お帰りなさいませ♪ ご主人様……はわわ! お嬢様でした!」
そこは、彷徨う人々を乗せて砂漠を行く不思議な戦艦に開店したメイドカフェ・「あぽかりぷちゅ」だった!?
「それじゃあ今日からキミはあぽかりぷちゅのメイドさんだぁ!」
艦長兼メイド長のハゴロモによって見習いメイドにされたセグメは、人々をもてなし、時には戦ってでも救い出すメイド活動(?)を始める。
「セッちゃんは『かわいい』ってなんだと思う?」
笑いありドンパチありちょっぴり涙ありのガールズファンタジー開幕!
というわけで。
本日のテーマは、「砂上戦艦内にある、メイド喫茶」となっております。
砂漠化した日本で、メイド喫茶!
物語の舞台は、砂によって埋め尽くされ。
荒廃した日本となってきます。
そんな砂漠をフラフラになりながら、歩いていた少女・セグメの前に。
突如、丸みを帯びた建物が現れます。
『あぽかりぷちゅ』と書かれた看板を掲げたそこから。
「ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ あぽかり~ぷちゅ♡」と軽妙な音楽が流れ。
1人のメイドが姿を見せます。
「お帰りなさいませ♪ ご主人様♪」
と笑みを浮かべた、メイド長でもある少女・ハゴロモは。
セグメを建物の中にある、メイド喫茶へ保護します。
そこでは、水が無償で提供されていました。
一杯の水を飲み、生き返るセグメでしたが。
武器を持った敵が、遠くから姿を見せます。
「そのメスガキをよこしやがれェッ!」と叫ぶ中。
ハゴロモは、「すたっふる~む」の中に入り。
建物を起動させます。
実は建物の正体は、砲塔が付いた戦艦だったのです。
その砲塔を敵に向けたハゴロモは、「出禁砲(デキンキャノン)」を放ち。
敵を蹴散らします。
食料もあり、武装もある戦艦なら生き残れると思ったセグメは。
ハゴロモに、ここに置いてもらうよう頼み込みます。
ハゴロモは、それを受け入れ。
セグメをメイドとして働かせる事を決めます。
そうして彼女は、メイド喫茶「あぽかりぷちゅ」のメイド見習いになるのですが。
メイドとは何かと疑問に思う、彼女の姿があって……。
というのが、話のあらましとなっております。
このお話の面白い所について
ガールズファンタジーとして、魅力的な作品だったかと。
この作品。
「砂漠」・「戦艦」・「メイド喫茶」という。
かなり異色の要素を混ぜ合わせた作品となっており。
そのため、作品自体が色物のように感じてしまうのですが。
それぞれの要素がキチンと理由を持って組み合わされていて。
ちゃんと意味のある構成になっております。
そんな中で広がる、メイド達の葛藤と冒険。
百合とまでは、いかないものの。
彼女達が、色々と苦労しながら進む、その姿には。
私は思わず、「ぐっ」と来てしまいましたね!
その上で、私が個人的に感じたのは。
情報の出し方についてです。
「どうして、セグメという少女は砂漠化した日本を漂流していたのか」という謎を主軸に。
様々な謎が繰り広げられていくのですが。
その中でも、情報の出し方が見事であったなと思いました。
謎の開示とは、具体的には世界観についてだったり。
メイド長である、ハゴロモの謎だったり。
さらに「どうして、メイド喫茶を戦艦の中で。
しかも砂漠化した日本でやろうとしているのか」といったことだったりするのですが。
そういった情報が、読者に分かりやすいように話に組み込まれています。
それが素晴らしかったなと思いました。
あとは、メイド喫茶の細かい描写についてですね。
カバーに書かれた、作者様のコメントに。
メイド喫茶を取材したと書かれていたので。
なるほど。確かにリアリティのある描写が出来上がっているなと。
そう、私は感じました。
このお話の残念な所について
個人的に感じたのは、最後の展開についてですね。
ページ数が足りなかったのか、はたまた事情があったのか。
わりかし、アッサリ終わったのが「ちょっと……」といった感じです。
もう少し、ラスボスとの激しいバトル展開があってもよかったのではないかと。
私は、そう感じました。
最後に
いやー、面白かったです。
奇想天外なアイディアの組み合わせで、「どうかな?」と思ったのですが。
意外や意外。
ちゃんとテーマがあって、魅力的な作品になっていましたね!
なので、こういった作品があるということを知ってもらいたく。
こうして宣伝してみる所存であったりします。
さて。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
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