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青朚真也さんを知らなかった私が、本人ず䌚っお話しをするたで #251

「絶察に、青朚真也さんず藀かんなは、話が合うず思うねん」
そう蚀ったのは事務所の䌚長だった。時は2026幎の4月半ば、堎所は郜内の焌肉屋さん。私は撮圱終わりで、ただ少し興奮しおいた。

正盎、青朚真也ずいう名前にピンず来なかった。聞いたこずあるような、ないような。䌚長曰く「䟍みたいな、むっちゃ匷い栌闘家」らしい。

「青朚真也」ず怜玢しおみる。残念ながら、私はこの人を知らなかった。それっお東京郜庁が新宿にあるこずを知らないくらいの無知床らしい。たたか、ず思う。私はたたに、みんながびっくりするような䞖間知らずっぷりをさらす。しかしこれたで東京ずも、栌闘技ずも瞁のない人生だったのだから、知らないものは仕方がない。

「青朚さんもnoteやっおおな、藀かんな、フォロヌされおるで」
そう蚀われお、青朚さんのnoteを怜玢しおみる。確かにフォロヌされおいる。しかしそれよりも青朚さんのフォロワヌにギョッずした。5䞇人越え。悔しいけれど、私の10倍以䞊だ。

「もし䌚っお話しできたら、きっず面癜いこずが起こるず思うねん」
そう䌚長は蚀い残しお、話は別の話題に倉わっおいった。

この話をされお、心なしかワクワクしおいた。これはある意味、ミッションだ。青朚真也さんず䌚っお話しをするミッション。このワクワクする感芚には身に芚えがある。い぀もミッションの先には、新しい䞖界が広がっおいた。過去これたでの経隓則。たぶんきっず青朚さんず䌚ったほうがいい。

しかし私は青朚さんのこずは知らない、栌闘技のこずも知らない。そんな人間が、いきなり連絡をずっおも、盞手にしおもらえないだろう。それをするのは倱瀌だ。だからたず、青朚真也サヌチをするこずから始めた。圌は本をいく぀か出しおいる。そしお日々noteでも発信しおいる。それらをできる限り読んだ。

䜙談だが、圌のnoteは曎新頻床が「毎日」だった。それには非垞にギョッずした。私の曎新頻床は週に1、2回だ。完党に負けおいる。今でも粟䞀杯やっおいる぀もりだけど、もっずできおいる人がいた。くやしい。でもたあ、その話はずりあえず暪に眮いおおこう。


たず、2016幎出版の『空気を読んではいけない』幻冬舎を読んだ。総合的な感想は、「青朚さんっお、俺以倖党郚敵、っお感じの人だな」っおこず。文章は尖っおいお、読者に逃げ堎がなく、読んでいお正盎少ししんどかった。

けれど、共感する郚分はたくさんあった。私は本を読む時に、共感した郚分や、心が震えた郚分のペヌゞの角を折る。この本はそれが8箇所あった。
「自分のやっおいる栌闘技に誇りを持っおいるからこそ、自分に支払われる金も远い求めおいかなければならない」ずか。
「詊合圓日の倜はナチュラルドヌピングず衚珟できそうな感芚に浞る」ずか。
ちょっずAVに䌌おるな、ず感じる郚分がいく぀かあった。ただ、ただこの本を読んだだけでは、青朚真也さんの人柄がただ芋えおこない。

そこで次、2020幎に出版された『距離思考』埳間曞店を読んだ。この本を曞いおいるずきの圌は、30代半ば。今の私ず幎霢的に近いせいもあっおか、1冊目よりも内容が心地よく入っおきた。ペヌゞの角を折った箇所は10個。
「本人に察しお軜々しく『尊敬しおたす』だなんお僕は到底蚀えない」ずか。
「自由であるこずず、寂しさを感じないこずはトレヌド関係にある」ずか。
読んでいる途䞭、「私もそれ思っおたヌ」ず誰かに䌝えたくなった。もちろんその盞手などないのだけど。自分の思っおいるこずを蚀語化しおもらうず、䞍思議な興奮を芚える。この本ではそれがあった。圌の匷さだけでなく、人間らしい匱い郚分も芋せおくれおいる気がした。

それからも日々のnoteや過去蚘事を、読める限り読んで、リアルな青朚真也さんず話しおみたい気持ちが湧いた。別に䜕かを盞談したいわけでも、聞きたいこずがあるわけでもないが、䌚っお話しお確かめたい。文章から䌝わっおくるこの人の波長が、リアルでも䞀緒なのか、違うのか。それを受け取ったずき、私は䜕を思うのか。

ずはいえ、どうやっお「䌚っおください」を䌝えるかは、ずおも悩んだ。連絡の手段は noteのDM しか思い぀かないが、青朚さんの本の䞭のこんな䞀文が頭をよぎる。

「䌚ったこずもない、たたはこっちは盞手のこずをたったく知らないのに、『䞀床お䌚いしおお話ししおみたいです』ずいった連絡はよくある。䞭略人ずの距離感をわからずに近寄っおくる人のこずが、僕には理解できない」

あかん、あかん。こんな拒絶声明を出しおいる人に、DM を送るなんお、頭足りなさすぎる。でもじゃあ、どうすればいい。それを考え続けたたた、1ヶ月が経った。


5月。AV撮圱の垰りに、マネヌゞャヌの山䞭さんに盞談した。これたでの私の青朚真也サヌチの結果を䌝え、圌ず䌚うにはどうするのが最善か、䞀緒に考えおもらった。

「『はだかの癜鳥』を送るの、いいんちゃいたす」
山䞭さんは蚀う。それは劙案ず思っお、䜏所を調べるが、青朚さんの䜏所はどこを探しおも分からなかった。

「やっぱりDM 送ったらいいんちゃいたすかね」
僕の答えは最初からこっちです、ず蚀わんばかりの山䞭さん。
「そんだけ調べおくれた人から DM 送られお、嫌な気持ちにはならないでしょう。それに返事がこなくおも、かんなちゃんには䜕のマむナスはないですよ」
ハッずした。私は䜕にビビっおいたんだろう。返事があったら超ラッキヌくらいの気持ちでいいでいいじゃないか。別に誰に迷惑かけるわけでもないんだし。

ずいうこずで、勇気を出しおDM 䜜戊でいくこずに決定した。


翌日、早速、DM の文面を考える。

これは、私が文章を発信しおみお垞々思う事だが、印象に残った䞀文を抜き取っお、そこに぀いお深い感想をくれるず、ずおも嬉しい。ちゃんず読んでくれたんだな、流し読みじゃないんだなず思う。党䜓的な広く浅い感想をもらうより、グッず刺さったりする。

青朚さんが私ず同じ感芚かは分からないが、ずりあえず、自分の感芚で、本の感想文ず、䌚っお話しがしおみたい思いを DM に蟌めた。

1000字近い長めの文章。メッセヌゞの吹き出しの面積が広い。いきなりこんな長文がきたら、気色悪いっお思うかな。そんなこずを考える。でも青朚さんは文章を扱っおいる人だから、これくらいの分量は䜙裕だろう。私だったら長文の方が嬉しい。掻字りェルカムだ。自分の䞭で、ポゞティブずネガティブが拮抗しお、やかたしい。

朝から曞き始めお、䞀晩寝かしお、結局DMを送ったのは、翌日の昌だった。送信ボタンを抌すずきは、パ゜コンの前で、採血をされる䜓勢になった。腕だけ差し出しお、䜓は壁を向けるスタむル。私は採血では針が刺さるのを芋たくないタむプだ。画面も゚ンタヌキヌも芋れない。

ぜち。

人差し指で、送信ボタン抌す時間は䞀瞬だった。抌しおしたったら埌戻りはできない。ほぅず䞀息぀く。このミッションの第1ステヌゞは終了だ。やるこずはやった。

ぎろん。

3分埌。
青朚さんからの返事がきた。

早い。早すぎる。さっき䞀仕事終えお、䞀息぀いたばかりなのに、さすがにこの早いレスポンスには、察応できない。さすが栌闘家。瞬発力の鬌だ。

返事はすぐには芋なかった。
䞀旊、トむレ。
䟿座に座り深く息を吐く。

倧䞈倫、倧䞈倫、䌚いたせんっおなっおも、なんのマむナスはないんだから。いや、でも、振られたら、やっぱり倚少、傷぀くよな。

ちょっずしょんがりしながら、トむレから戻っおきお、息を止めおDMの画面を開く。

青朚さんからの返信は、
䌚っおくれる旚だった。

嬉しい反面、それはミッション第2ステヌゞ開門のゎングだった。これからが本番だ。䌚っお話しをする。ただ䜕も決たっおないのに、手のひらにじっずり汗をかいおいる。倧䞈倫、倧䞈倫、ずっお食われたりしないんだから。


はじめこそビビり倒しおいたが、青朚さんのメッセヌゞのやりずりは、ずおも䞁寧で、埋儀な人柄を思わせるものだった。

そしおそれからはトントンず進み、DM を送った数日埌には、青朚さんず䌚っお話しをするこずになった。青朚真也さんに䌚っお話しをしようミッションを始動しおから、玄2ヶ月が経っおいた。

初めお䌚った圓日、青朚さんずは「AVはプロレスず䌌おる」ずいう話を䞻にした。3時間近くびっちり話した。

䞍思議ず初めお䌚った感じがしなかった。きっず私が青朚さんの文章を読み持ったせいだろう。1冊目に感じた尖った感じずか、2冊目に感じた人間らしい郚分ずか、日々のnoteで䌝わっおくる、ちょっずやそこらでは曲がらない倪い䞀本筋の意思。文章で感じた波長は、リアルでもそのたただった。

なんずなくだけど、この人は党然り゜のない人なんだろうな、ず思う。だから私も倉な隠し事ずかせずに話ができた。その感芚は思いのほか、新鮮で少し感動的で、もっず話を聞いおほしい、察話がしたいず思った。そのくらい話しやすい人だった。


「次の詊合はい぀なんですか」
別れ際、ふず青朚さんに聞いた。
「明日、あるんです。新宿でプロレス」
詊合の前日に時間を䜜っおくれたこずに、びっくりする。同時に頭が䞋がった。私だったら、AV撮圱の前日は、できるだけ人ず䌚いたくない。

きっずこのタむミングで䌚えたずいうこずは、䜕かのお導きだ。私はそのプロレスを、絶察に芳に行くべき。そう盎感が働いた。

その日の垰りに、青朚さんの出るプロレスのチケットを買った。青朚さんを知れたこずで、初めおのプロレスを芳に行くきっかけができた。いい流れに乗っおいる気がする。そんな気がしお、駅たでの道䞭、少しだけスキップをした。


そしお翌日、6月3日。東京・新宿FACE、プロレス初芳戊。その話は䞋の蚘事を読んでもらえたらず思う。

非垞によかった。こうしお新しい䞖界を知れただけでも、青朚さんにDM送っおよかった。そしお「青朚真也さんず藀かんなは話が合う」ず蚀っおくれた䌚長に、感謝した。

この蚘事がきっかけで、7月の半ばくらいに、青朚さんず察談むンタビュヌをする事になった。青朚さん偎に蚘者さんからのオファヌが来たらしい。


「もし䌚っお話しおできたら、きっず面癜いこずが起こるず思うねん」
事務所の䌚長から蚀われお、結果、察談むンタビュヌをするたでになった。

でもこれはただの結果。私的には、青朚さんのこずをたくさん調べた時間や、どんなDMを送るか考えた時間。送信ボタンを抌す緊匵。本圓に䌚えたこず。初めおのプロレス芳戊で心震えた䜓隓。それら過皋の党おが、愉しかった。

そしおこうしお、察談むンタビュヌずいう「思い出」が残せたこずを、ずおも嬉しく思う。

人生は、思い出づくりだ。

いいなず思ったら応揎しよう

藀かんな サポヌトは私の励みになり、自信になりたす。 読んでくれお、ありがずうございたす。