【旅日記】この夏、いちばん兵庫な海。③〜ついに沼島上陸!
(前回までのあらすじ)
ついにセルフ聖地巡礼を果たした大純はる。
まさか現実の沼島で、あんなことが待っていようとは…

港の水門がお出迎えです。



ひとまず港の観光案内所へ。



沼島こそが、真のおのころ島である、という説があります。
おのころ島とは、日本創世の折、伊弉諾神と伊弉冉神が「天の沼矛」を手に、「こおろこおろ」とかき混ぜると生まれた、とされる日本国土最初の島のこと。
ふつうは淡路島そのものとされていますが、その最初の一滴が沼島、ということなのかもしれません。




沼島一の名所、上立神岩。
確かに、巨大な矛の穂先を思わせるところがありますね…





あわじ花へんろ、第五十二番。
最低でもあと五十一個はあるってことか…


巻き上がるような雲が、青空いっぱいに広がっていました。



虹色ベンチ!
歌のタイトルになりそう。
赤青むらさき レインボー
あなたとわたしは レインボー
あめんぼあかいな AIUEO
虹色ベンチで 会いたいよ
「虹色ベンチ」作詞・大純はる



まるで彗星のような雲も。
「流れぬ彗星」が、迎えに来てくれたんだと思うことにします!






港を見下ろすように、こんな神社が。
厳島神社だそうです。
摂津では、こういった立地だと住吉系が多いんですが。
こちらはやはり瀬戸内文化の色が濃く、宗像系なんですね。

あめんぼあかいな(略

ちなみにですが、『流れぬ彗星』の記事もけっこう英訳されていて。
でも記事により、訳し方がまちまちなんですよね。
タイトルも『The Unflowing Comet』の時と、『The Comet That Does Not Flow』の時があります。
自分的には、『The Unflowing Comet』の方が好みかな…
↑上巻はもう出てます…どうぞよろしくお願いいたします🙇♀️






石段の下へ降りて、散策を続けます。







島の子どもたちが作っているんでしょうか。
ちゃんと学校もあり、離島留学も受け入れている島です。



島内でも貴重な食事処、水軍。
時間がなくて立ち寄れませんでしたが…
茶髪の若い女性の店員さんが、外へ出ていらっしゃいました。


こちらは沼島八幡宮。
離島でも、しっかりメジャーな神々が勧請されています。



すぐ近くにあるバッタリ・カフェ。
中はけっこう賑わっている様子でした。
秘宝館的な形?





すぐ隣りにあるお寺。
こちらもなかなか立派です。



神宮寺ということは、やっぱり明治までは八幡宮の一部だったんでしょうか。

こちらの墓地の裏手に、枯山水の庭がありました。




実は、沼島に来たら訪れたい、と思っていたスポットの一つに、「足利義稙の庭園」というものがあって。
足利義稙こと義材〜義尹は、拙作をご覧いただいた方はご存知のように、室町幕府第十代の「流れ公方」です。
若くして細川政元の「明応の政変」により、将軍位を逐われ。
命からがら諸国を流浪し、西国の覇王・大内氏の助力を得て、政元の暗殺を機に京都へ復帰しました。
その間、実に十五年。


それだけでもすごい経歴ですが、彼の流浪の人生はまだ終わりません。
天下を制したかに見えたものの、腹心の右京大夫・細川高国と対立。
ついには自ら京を出奔し、忠臣の畠山卜山(次郎です)を頼りながら、堺、淡路と転戦。
この沼島にも居を構えていました。
その時に作庭した庭が残っている、というのが、自分にとって一つのスポットだったわけです。
何たって、義稙最期の地となった阿波の撫養へ行き、模擬天守でその幻と対話したくらいですから…☟



その場所は、旧伊藤邸大寺庭園、とされていましたが、ごく最近、一般公開が停止されたらしく。
Googleマップでも、どれだけ検索しても出てきません。
おのころ神社の近くかな、というヒントがあるくらいで…


こちらの石庭は、失われた義稙の庭園を偲ぶものになるんじゃないかな…と思い、しばらく佇んでいました。



さて、島のさらに奥へと歩いてゆきます。




義稙のかすかな足跡を求めて、おのころ神社へ向かってみます。


バスタクシーの運転手さんはああ仰っていましたが、限りなく凶暴そうな猪が…🐗



沼島八幡宮の石段を超える長さ。
ゾッとするくらいですが、今さら戻れないですね!




由来はそれほど古くはなく、維新後に勧請されて大正年間に建立。
先ほどの石碑に刻まれていた「瑞玉姫命」というのは、御祭神ではなく、こちらの神社のために私財をなげうった実在の女性だそうです。




うまく撮れませんでしたが、でっかい紫色の蝶が飛んでいました。
オオムラサキかな?

山道の途中に、このような荒れ果てた門柱と石壁の跡。
もしかしたら、ここが旧伊藤邸だったのか?と思ったりもして…


こちらは沼島海水浴場。
入鹿とおえいがキャッキャ戯れていたとしたら、この辺りですかね…


帰りの船まで、時間はあとわずか。
上立神岩まで足を伸ばす余裕はもうないので、最後に沼島八幡宮の石段を登ってみることにしました。
島に来てから登りまくりだな…







船の出発まであと五分!
これを逃せば次は二時間後、なおかつ奈良まで帰り着くのが難しくなる。
いっつもギリギリですね…


何とか間に合いました。
釣りのクーラーボックスを荷車で引いている人、家族連れや若者の男女グループもいたりして、かなりの混雑。
令和の沼島は、なかなかのリゾートアイランドになっているようです。



さてさて、旅はこれで終わりではありません。
四国の向こう岸みたいなこの場所から、無事に神戸、そして奈良へ帰り着けるのか?
本当のバス旅はここから始まった――
次回、この夏、いちばん兵庫な海。完結編
みのがすな(ゴリパラ風)
エンディングテーマ「Island In The Sun」Weezer
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