見出し画像

結婚は運・縁・タイミング・努力だけじゃない。12年婚活でわかった「継続」の力と「戦略」の意味

ポジティブでいれば良縁は引き寄せられるのか

12年間にわたる婚活体験記を投稿し終えた今、振り返って思うことがある。

人の出会いは、ある程度は努力によるが、それ以上に「なるようにしかならない」部分があるということだ。

もちろん、努力は必要だ。
だが、どんなに出会いを増やし、自分を磨いても、婚活が報われないことはある。なぜなら、そこには「運」や「縁」、そして「タイミング」という、自分ではどうにもならない要素が確かに存在するからだ。

婚活初期の頃、私は「ポジティブでいれば良縁が引き寄せられる」と信じていた。明るい人のほうが魅力的に映るし、「引き寄せの法則」には一理あると思っていたからだ。

だが、長く活動を続ける中で、私は何度も立ち止まり、傷つき、「努力すれば報われるはず」と信じていた自分が追い詰められていくのを感じた。

そこで今回は、12年間の婚活を経た私がたどり着いた、結婚の答えについて総括することにした。

努力は必要だが、運命・縁・タイミングも重要

「結婚=成功」と仮定すると、参考になりそうなのが「成功者に共通する4つの要素」と言われるものだ。それは、運命・縁・タイミング・努力の4つの要素が重なったときに、人は成功を収めるとされている。

婚活も同様に、努力だけで結婚できるわけではない。どんなに自分を磨き、出会いの機会を増やしても、結婚に至らない人はいる。それは、努力だけではコントロールできない「運命」「縁」「タイミング」の要素があるからだ。

逆に、特に結婚に向けた努力をしなくても、運よく職場の人と結ばれたり、たまたま紹介された人とうまく行く人もいる。これは、私自身が婚活を通じて痛感したことでもある。

婚活は9割がメンタル

では、4つの要素が重なるタイミングはいつなのか。

その答えが分かっていれば誰も苦労しないのだから、実際には誰にも分からない。 だからこそ、「その日」が来るまでにメンタルをすり減らし、「もう結婚なんてしなくていい」と諦めてしまわないことが肝心だ。

私はこれまで、「婚活は9割がメンタル」だと考えてきた。恋愛テクニックなどの小手先の技術よりも大切なのは、諦めずに出会いの場に足を運び続けることだ。

そして、「引き寄せの法則」を過信して、「常にポジティブでいなければならない」と思い込む必要はない。むしろ、辛いときは辛いと傷ついた自分を認めることが大事だ。

結婚できていない自分を責める必要もないし、SNSで異性を攻撃してストレスを発散するのも健全ではない。落ち込んだときは、無理に蓋をするのではなく、その気持ちを素直に受け入れ、そして自分と向き合うことで、思考や感情が整理されることもある。

家にこもってひたすら寝るのもいいし、映画やドラマを見て思い切り泣くのもいい。好きなものを食べたり、散歩したり、気の置けない友人や家族と話すだけでも気分が変わる。大切なのは、感情を健全な方法で発散し、リセットすることだ。

▼「頑張っているのに報われない」「続ける気力がない」という人へ。婚活疲れの正体とそこから抜け出すヒントをまとめたマガジンです。

成婚は「1年以内が平均」は本当? 統計に潜むカラクリとは

相談所が謳う「短期成婚」といったキャッチコピーから、「婚活は短期決戦」といったイメージを持っている人も多いだろう。

実際、多くの婚活サービスが、「成婚までの平均期間は1年以内」といったデータを提示している。

IBJ:成婚までの平均在籍期間は約9ヶ月(男女合わせた中央値)

パートナーエージェント:成婚退会者の61.4%が活動開始から1年以内

これだけを見ると、「婚活は1年以内に結婚できる人が多い」と思えてしまう。だが、これらの統計には大きな盲点がある。

成婚者だけが対象の統計

まず前提として、これらのデータは「そのサービスを利用して結婚した人」だけを対象にしている。途中で退会した人や、他のサービスや別のルートで結婚に至った人は、そもそも集計対象外だ。

つまり、このサービスで結婚できた人だけを切り取った「成功者だけの平均」であり、婚活全体の実態を反映しているわけではない

たとえば、IBJが『成婚白書』にて公表している「成婚までの平均在籍期間9か月」という数字は、IBJのシステム内で結婚が決まった人だけを対象にしている。

ここでいう「IBJの会員」とは、IBJ本体だけでなく、ツヴァイやサンマリエなど、IBJに加盟する相談所の会員も含まれている可能性が高い。つまり、他の婚活サービスを経た後でIBJグループで成婚した人も、「9か月で結婚した人」として統計に含まれてしまうことがある。

▼お見合い10回で結婚できる説は本当なのか?238人とお見合いした私が、相談所のお見合いから見えた現実を詳しく考察しています。

「最後に結婚が決まったサービス」だけがカウントされる

さらに、多くの婚活者は複数のサービスを渡り歩いて結婚に至る。しかし統計上は、最終的に成婚したサービスの活動期間だけが反映されるため、実際の活動期間よりも短く見えてしまうのだ。

たとえば、以下のようなケースがある。

【ケース1】アプリA(1年間活動)⇒相談所B(9か月)で結婚

統計データには「相談所Bの9か月」のみが反映される

【ケース2】相談所C(2年3か月)⇒相談所D(6か月)⇒結婚

「相談所Dの6か月」のみが反映される

つまり、実際には2年、3年と活動していた人でも、統計上は「6か月で結婚した人」として扱われる可能性があるのだ。

婚活はむしろ1年以上かかるもの

このように、婚活の統計には成婚者だけを対象にしていることと、最後のサービスしか反映されないという二重のカラクリがある。これが、「婚活は1年以内が平均」というイメージが広まる大きな要因だ。

こうした背景を踏まえると、「1年以内に結婚できなかった=失敗」ではなく、むしろ1年以内に結婚した人はスムーズに進んだケースにすぎないということが分かるだろう。

実は、私自身もこれに当てはまる。

私は結婚相談所7社、マッチングアプリ9社を使い倒した末、『Match(マッチドットコム)』というアプリに登録した2か月目に夫とマッチングし、その日から1年以内に入籍している。つまり、12年婚活した私でさえ、その結婚サービスの統計上は「1年以内に結婚した人」に該当してしまうのだ。

このように「1年以内で結婚できる人」は確かに存在する。しかし、婚活の成功率は、活動の仕方や年齢などの条件によって大きく変わる。特に、婚活市場では「最初の数ヶ月が勝負」とされる傾向がある。その背景にあるのが「入会バブル」と呼ばれる現象だ。

結婚相談所やマッチングアプリでは、新規会員が入会直後に目立ちやすい仕組みになっており、申し込みが集中しやすい。そのため、初期段階で運命の相手とマッチングして成婚する人も一定数いる。 だが、これは婚活市場全体のリアルを反映したものではない。

一般的に、相談所におけるお見合い承諾率は10%以下と低いため、誰もが短期間で結婚相手を見つけられるわけではない。特に、3か月以内に相手を見つけられる人は限られており、入会直後にうまくいかなかった場合は、新規入会者を待って申し込みをかけるフェーズに入るため、長期戦を覚悟する必要がある。

▼婚活が1年以上続くと起こりやすい「婚活疲れ」。出会いのサービスが増えているのに、なぜ婚活疲れが起こるのか。その理由と対応策とは?

婚活成功のカギを握る4つの要素

したがって、婚活が1年以内で決まるかどうかは、

  • 市場価値(容姿の良さや若さ、年収など)

  • 出会いの機会の多さ(週1回以上お見合いやデートができるか)

  • 条件を妥協ではなく、納得した上でどれくらい調整できるか

  • 運と縁とタイミング

といった複数の要素に左右される。

しかしながら、特に「運と縁とタイミング」は自分ではどうしようもない要素だ。だからこそ、結果が出ないことを、「自分のせいだ」と思い込まないことが大切である。

そして、「1年以内に結婚しなければ」というプレッシャーをかけるのではなく、人生100年時代を見据え、「一生連れ添える相手と出会うこと」を最優先に考えるべきだ、と私は考えている。 

「継続」こそが結婚の鍵になる

私は12年間にわたり婚活を続けてきたが、夫と出会ってからは今までの苦労が嘘のようにスムーズに結婚まで進むことができた。

これは、当時読んでいたブログで知った、スーパー仲人・山田塾長が提唱する「スルスル婚」そのものだと感じた。結婚相手と出会ってしまえば、スルスル~っと結婚まで進むという意味で、実際に夫と出会ったときは、まさにこの感覚だった。

適齢期は人それぞれだ。私の担当美容師さんのように、アプリで出会った一人目の女性とだけデートし、そのまま結婚に至った人もいる。かたや私のように12年も婚活を続け、ようやく238人目で結婚する人もいる。まるでトランプをめくるように、「何枚目でハートのエース(運命の相手)が出てくるか」は人それぞれなのだ。

12年の婚活を振り返ると、運も縁もタイミングも努力も、すべてが重なったときに夫と出会えたのだと感じている。だからこそ、出会いの機会を増やす努力を継続し、運と縁とタイミングが重なる日が来るまで諦めずに婚活を続けることが、最終的な成功につながるのだ。

結婚を「早い・遅い」で判断したり、周りの友人やSNSで見た人と比べるのではなく、「自分が納得できる相手と出会えるかどうか」が一番大切なのだ。

とはいえ、婚活を少しでも早く終わらせるためには、強靭なメンタルに加え、「一つの婚活サービスで成果が出ない場合にどう切り替えるか」という戦略的な視点も重要になる。

そして、結局のところ、婚活は「いかに継続できるか」が鍵だ。途中で諦めてしまわず、自分に合った方法を模索し続けることが、最終的に納得の行く結婚、すなわち「納得婚™」へとつながるのではないだろうか。

※本記事の無断転載・無断引用はご遠慮ください。
※2025年7月2日に執筆・公開したものです。

◇◇◇
相談所で苦戦した40代の私が、なぜアプリで結婚できたのか。実体験ベースでその戦略と、夫と出会えたプロフィール文・写真を公開しています

相談所かアプリで迷ったら。上手く行かないのは「婚活の場」が合っていないだけかも。質問に答えるだけで自分に合った婚活手段が分かります。

婚活を体系的に学びたい人へ。アプリ・相談所を経験した私が、「40代婚活の勝ち筋」をまとめました。遠回りしたくない人は本マガジンからどうぞ

▼12年婚活の経験を活かした「婚活コラム」📖をほぼ毎日更新中!画像をタップして、フォロー&スキ❤️をよろしくお願いします


いいなと思ったら応援しよう!

ライター稲村渚|12年婚活でたどり着いた「納得婚™」 よろしければ応援よろしくお願いします! クリエイターとしての活動費に活用させていただきます✨️