月に照らされたまま
月は、
遠くから光っている。
呼ぶわけでも、
導くわけでもなく、
ただそこにあるだけの光。
川は静かで、
橋は影になり、
音だけが
水の上を薄く滑っていた。
近づこうとしても、
距離は変わらない。
離れようとしても、
視界からは消えない。
月は何も答えず、
夜も何も促さない。
それでも、
水面に落ちた光は、
確かに揺れている。
掬えないまま、
触れられないまま、
ただ、在り続ける。
ここは、
渡るための場所でも、
立ち止まるための場所でもない。
ただ、
照らされているだけの時間。
橋の向こうも、
こちら側も、
同じ夜の中にある。
音は続き、
やがて、
気配だけを残して消えていく。
月は遠く、
川は流れ、
世界は、
静かに次の瞬間へ進んでいた。
今日もうまくいかないことがあっても、
ほんの少しでも穏やかな瞬間がありますように。
良き日でありますように。
それは、あなたにも。
そして、わたしにも。
※音楽とソングアートは Suno AI により制作しました。
いいなと思ったら応援しよう!
小さな応援が、大きな力になります。