ビクトル・ハラ「平和に生きる権利/El derecho de vivir en paz 」
ビクトル・ハラ(Víctor Jara 1932年9月28日 - 1973年9月16日)
チリのフォルクローレのシンガー・ソングライター、演劇人、舞台演出家。歌を通じて社会変革を目指した「ヌエバ・カンシオン」運動の旗手の1人として知られる。
1970年、チリ人民連合によりアジェンデ(1970年から1973年まで同国大統領。自由選挙による世界初のマルクス主義者の大統領)政権が成立したが、1973年9月11日、アウグスト・ピノチェト将軍の軍事クーデター(チリ・クーデター)によってアジェンデ政権は崩壊。その直後、ビクトル・ハラは軍に逮捕され、チリ・スタジアムに連行された後、虐殺された。
ピノチェトは議会制民主主義の否定による軍事政権の長期化と、軍事政権による政治、教育、経済などチリのあらゆる部分の改変を打ち出した。特に教育面では、大学が軍人の統制下に置かれ、思想統制のためマルクスら社会主義関連の書物や、パブロ・ネルーダ、フランツ・カフカ、マクシム・ゴーリキー、ジークムント・フロイトなどの書物が焚書にかけられ、燃やされた。
