あなたの「歪み」を食べたい
完璧な存在にあんまり惹かれない。
むしろ「どこが欠けてるか」「どう歪んでるか」によって、その人のもつ魅力が立ち上がると思ってる。
欠損・歪み×それを隠す(または補う)強さ≒魅力
な気がする。
アニメ放映3話にして、『日本三國』の虜だ。どのキャラも魅力的で参るのだが、とくに芳経から目が離せない。わたしのセンサーが、彼の「歪んだ強さ」にビンビン反応してる。
強くて冷笑的で、他人を見下してるのに、
「ママ」に対してだけはぐにゃっと歪むあの感じ、完全にバランス崩れてる。
見た目も、揃えたおかっぱ/ピンクのジャケット/中性的な麗しい顔面と、強いのに美しくて、妖しさ全開。
「矛盾の密度」が異様に高い。
矛盾を内包してる人物が、わたしは大好物である。
完璧なキャラって、完成されすぎてて、「自分が入り込む隙」がない。
でも欠損があると、「支えられそう/壊しちゃいそう/理解できそう」みたいな、関係性の余地が生まれる。それも、感情が動く理由の一つなのかなとも思う。
関係性の余地として、「壊しちゃいそう」をあげたけど、言い換えると、「極限でその人の本当が出る瞬間を見たい」ていう願望だと思う。
たとえば芳経は、普段は強さとか冷笑でガチガチに固めてる。
でも人は、壊れる瞬間にいちばん“隠してた核”が出る。
プライドが砕けたとき。
依存が露呈したとき。
自分でも抑えられない感情が出たとき。
そういうときにしか見えない“本体”がある。
わたしは、たぶんそこに惹かれてる。
「きれいに完成された状態」じゃなくて、
崩れたときに現れる真実に、エロスを感じてる。
ただし、この感覚を現実の人間にそのまま適用すると、普通にしんどいとも思う。
堕ちていくエロス、最高だよ?
もう少し若かったら、魅力的な殿方の深淵の中に、自ら堕ちていったりしたかも。
でもね、わたしももう30代半ばなんでね、心身の体力的に、しんどくなっちゃう気がします。ちょっと、かなしい。
