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「イライラ」の正体は1つじゃない、実は3つ重なっている

なぜイライラしているのか、自分でもよくわからない。
夜になって「今日は結局、何にそんなに疲れていたんだろう」と、自分の感情がわからなくなる。
それ、あなたが鈍いからじゃありません。
感情って、そもそもそういうものなんです。

私自身も、感情の整理が得意なほうではありません。

悲しいのか、怒っているのか、それとも単に疲れているだけなのか。
自分の中でもはっきりしないまま、なんとなく不機嫌な状態で一日を終えることが、よくあります。

まず伝えたいのは、感情の整理ができないことは、あなたが未熟だからではない、ということです。

感情というものは、そもそも言葉にするのがとても難しいものです。
喜怒哀楽という4つの言葉だけでは表現しきれないほど、私たちの感情は複雑に絡み合っています。
それをすぐに整理して言葉にできる人のほうが、実は少数派なんです。

感情がわからなくなるのは、多くの場合、
一つの感情の下に、いくつもの感情が重なっているからです。
例えば「イライラ」の下には、実は「悲しさ」や「疲れ」、「不安」が隠れていることがよくあります。表面の感情だけを見ていると、本当の原因が見えにくくなるのは、当然のことなんです。

また、感情を無理にすぐ整理しようとすることは、必ずしも良いことばかりではありません。感情には、時間をかけて自然と落ち着いていく側面もあります。
焦って理由を探そうとするほど、かえって苦しくなることもあります。

わからないまま、その感情をそのまま抱えていても、大丈夫です。
すべての感情に、すぐに名前をつけられなくても、あなたの心はちゃんと機能しています。

この記事は、こんな人に向けて書いています。

- 自分の機嫌の理由が、いつもよくわからない人

- 感情を「分析」しようとして、かえって疲れてしまう人

- モヤモヤを、無理に解消しなくてもいいと知りたい人

逆に、感情を医学的・臨床的に分析したい方には向いていません。
ここにあるのは、あくまで日常の中でできる、やさしい向き合い方です。

ここから先は、感情の整理が苦手な私が、実際に少しずつ気持ちを言葉にできるようになった、具体的な3つの方法を書いています。
無理に分析しようとしない、体と感覚を使ったやさしい向き合い方です。

1. 「何を感じているか」より「体のどこが反応しているか」

感情を言葉で探そうとすると、かえって迷子になることがあります。そこで私が試したのは、体の感覚から入る方法でした。

胸が重い。肩に力が入っている。お腹のあたりがそわそわする。

言葉にしにくい感情も、体の感覚から入ると、少しずつ輪郭が見えてきます。
「なぜこの感情なのか」を考える前に、
「今どこに反応が出ているか」を観察する。
それだけで、感情との距離が少し近くなります。

普通なら「まず理由を考えよう」としてしまうところを、あえて理由を後回しにする。
この順番の逆転が、思っていた以上に効きました。

 2. 感情に、無理に一つの名前をつけない

以前の私は、「これはイライラだ」「これは悲しさだ」と、必ず一つの言葉に絞ろうとしていました。でも、それがかえって苦しさの原因になっていたんです。

「イライラ」であり「悲しさ」でもある。
そういうふうに、複数の感情が同時にあってもいい、と自分に許可すること。
感情は、必ずしも一つに絞られるものではありません。

一つに絞ろうとするほど、絞りきれない部分がノイズのように残ってしまう。
全部まとめて抱えていい、と決めた瞬間、
驚くほど肩の力が抜けました。

 3. 言葉にせず、色や形でイメージする

三つ目は、感情を言葉にするのではなく、
色や形でイメージしてみることです。

「今日の気持ちは、灰色のもやもやした雲みたい」

そんなふうに。
言葉が出てこないときは、感覚的なイメージのほうが、案外すんなり心に近づけることがあります。無理に正確な言葉を探さなくても、なんとなくのイメージで十分なんです。

 まとめ

感情の整理ができないことは、決して欠点ではありません。感情が複雑であることは、それだけ豊かに、日々を感じて生きている証拠でもあります。

とはいえ、感情を放置しすぎると、体の不調として現れることもあります。
たまには、今日紹介した3つの方法を、ためしてみてください。

すぐに答えを出さなくても、大丈夫です。
ゆっくり、自分の心と向き合っていきましょう。

「わからないまま」でいられることも、
実はひとつの強さです。





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