耳鼻科医直伝!!鼻水•鼻詰まりでお困りの方へ
花粉症やアレルギー性鼻炎にお悩みの方に向けて、今日から実践できるセルフケアから、いざというときの医療機関での治療選択肢までを分かりやすくまとめました。
1.マスク
吸い込む花粉の量を確実に減らすための基本対策です。
ポイント: 顔のサイズに合ったものを選び、隙間を作らないように密着させます。インナーマスクや鼻の隙間を埋めるノーズフィッターの活用も有効です。
2.鼻洗浄(鼻うがい)
鼻の粘膜に付着した花粉やハウスダスト、ウイルスを物理的に洗い流す最も効果的なセルフケアです。
やり方: 体液と同程度の濃度に調整した生理食塩水(30℃前後のぬるま湯)を専用のボトルを使い、片方の鼻から入れてもう片方から出します。
ポイント: 水道水を使用すると粘膜を痛めて強い痛みが生じるため、必ず専用の洗浄剤か生理食塩水を使いましょう。
3. 市販薬(セルフケアの選択肢)
ドラッグストアで購入できる抗アレルギー薬一覧です。手軽に購入可能な一方効果は
不十分な場合もあります。

ここから先は、市販薬ではコントロールが難しい場合の「医療機関での治療」となります。
4. 病院処方の抗アレルギー薬
医師の診察のもと、より強力で患者さんの体質やライフスタイルに合わせた処方が行われます。私個人としては最初は眠気も少なく
効果もある程度期待でき1日1回ですむビラノアをオススメすることが多いです。

5.舌下免疫療法
アレルギーの原因であるアレルゲン(スギ花粉やダニ)を少量から毎日体内に取り入れ、体を慣らすことで症状を和らげる根治(体質改善)を目指す治療です。
アレルギーの原因物質についてはクリニックでの血液検査で確認可能です。
治療の進め方: 1日1回、錠剤を舌の下に置き、1分間保持したあと飲み込みます(最初の1週間は少量から開始)。これを数年(3〜5年)継続します。
メリット: 通院が月1回程度で済み、自宅で治療できること。また、症状を大きく改善または消失させ、将来の薬の量を減らすことが期待できます。
注意点: 即効性はないため、数ヶ月〜年単位で根気強く続ける必要があります。また、口の中の腫れやかゆみなどの副作用が起きることがあります。
6.鼻閉(鼻づまり)に対する手術治療
薬物療法では改善しない頑固な鼻づまりに対しては、手術による構造的アプローチが選択肢となります。鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術、後鼻神経切断術などが症状に応じて組み合わせて行われます。具体的な術式はここでは割愛します。
花粉症の症状は、時期やライフスタイルに合わせた治療の組み合わせが大切です。市販薬で改善しない場合や、毎年強い症状にお悩みでしたら、ぜひお近くの耳鼻咽喉科へご相談ください。
