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屋久島: 避難小屋2泊3日トレッキング

上野の国立博物館で、伊能忠敬の地図に屋久島があるのを見て、
「いつか屋久島に行って、何千年も生きた杉に会いたい」
と思いました。

今見ても、驚くほど正確です

今から数年前にようやく念願の屋久島を訪れることができました。屋久島は、中心部分が世界遺産登録されている地区です。島を時計に見立てると、今回のプランは、6時ぐらいの位置にある淀川(ヨドゴウ)口から入って、淀川小屋で一泊し、翌日時計周りに宮之浦岳を登って、新高石小屋で2泊目、3日目の朝に縄文杉を見て、時計で言うと1時ぐらいの位置から北上し、もののけ姫の舞台の参考にしたと言われる白谷雲水峡方面に下山する、世界遺産エリア内で2泊する贅沢なプラン。宿泊は泊まれれば避難小屋に、泊まれなかった時のためにテントも持参します。3日目の夜は宮浦の旅館に一泊して翌日帰って来ます。

中心部分の世界遺産地域を山の中で2泊しながら約4分の3周します

飛行機✈️で鹿児島空港まで行って、プロペラ機に乗り換えて屋久島に向かいました。

人生2度目のプロペラ機 ワクワク!o(^_^)o

ここでアクシデント発生。視界が悪くて、着陸出来ずに上空でしばらく旋回しながら視界が晴れるのを待ちましたが、着陸出来ずに鹿児島空港に逆戻りしました。😱
鹿児島空港に戻ってから、急いで鹿児島港へ向かって、そこから出てる高速艇で、再度屋久島上陸を試みます。

頼むぞ!高速艇🛳️

今度は無事屋久島に辿り着きました。約半日遅れの到着です。

辿り着けて良かった!

観光センターで入山料の支払いをして、Primusのガスカートリッジの小さいのを買って、1泊目に泊まる淀川小屋に向かいます。半日遅れで急がないと日が暮れてしまいます。

いく途中に紀元杉と呼ばれる杉を見てみます。(急いではいるんですが・・・)
屋久杉とは、樹齢が1000年を超えたものを呼んでいるそうです。
人生初の屋久杉との対面です。荘厳な眺めでした。

紀元杉(初の屋久杉との対面です)

紀元杉からもう少し行った所に淀川登山口があります。天気はあいにくの雨。レインウェア、ザックカバーを付けて歩き始めます。日が暮れる前に小屋に付けるかギリギリです。

淀川と書いて、ヨドゴウと読むそうです

一泊目の淀川小屋に着いたのは、日も暮れかけた頃。簡単に夕食を済ませて、翌朝に備えます。

🌅翌朝夜明け前から行動を開始します。日の出時刻の30分前頃からヘッドライトなしで行動できるので、テント泊で縦走する時には、その頃に歩き始めることが多いです。昨日に続いて今日も雨です。

屋久島は一年に366日雨が降ると言いますが・・・
ツツジが咲いています
モアイ🗿の様な石
あそこのみちを通っていくのか


遠くで雷⛈️の音が聞こえます。今目指している宮之浦岳は九州最高峰(1936m)。屋久島は別名洋上のアルプスと呼ばれて、海抜0mから約2000m迄の高さの差があります。雷の音が近づいて来ていないか注意しながら山頂を目指します。(携帯の電波が入らず、最新の天気図の確認ができません。山での雷は怖いです)

何とか無事、宮之浦岳山頂に着きました。全く霧の中かと思っていましたが、向こうに永田岳が見えます。

向こう見えるのは永田岳

下山しながら、二泊目の宿泊場所の新高石小屋を目指します。

いやあ、贅沢です
シャクナゲの花が咲き始めてます
ヤクザルは本州の猿より毛が灰色っぽく、顔つきも独特です
新高石小屋の側には、ヤクシカがいました。

この辺りにも大きな杉が見られます。

新高石小屋の側にはヤクシカがいました。ここで二泊目です。
屋久島は、「ラッキョウの様な雨がふる」という表現を聞いたことがありますが、高い樹に当たった雨が枝に当たりながら落ちてくるからか、本当に雨粒が大きく感じます。防水スプレー等の対策は、丸一日土砂降りの中を歩くと全く無力化されています。小屋の中で雨を凌げて助かりました。

3日目、いよいよ今日は有名な縄文杉に会いに行きます。多くの人は私と逆方向から長い距離歩いて屋久杉を見に行くので、朝一で新高石小屋から行けば他の人がくる前に付けるはず。

「あれか?・・・デカいな・・・」

土砂降りの雨の中、まだ誰もいない朝の縄文杉の前でしばし、たたずみます。数千年生き続けて来た生き物としての圧倒的な「格」の様なものを感じます。

どうやって撮ったらこの大きさをつたえられるのか・・・

しばし対面した後、下山の途につきます。

途中、大きな杉は大王杉と呼ばれているものがあります。

大王杉(屋久杉が見つかる前は、これが最大の屋久杉だと思われていたそうです)

こちらは有名なウィルソン株。秀吉が京都・東山に方広寺を作る時に島津義久に建材の調達を命じて伐採させたとのこと。樹齢3000年ぐらいであったそうです。

ウイルソン株の入り口
中から
見上げるとハート💚型に見えることは有名(ただ、雨の中では辛い)

有名なトロッコ道を通って、荒川登山口に下山します。本当は、もののけ姫の森のモデルと言われる白谷雲水峡方面に下山する予定でしたが、雨で川が増水すると通れなくなる恐れがあるので、大事を取ってコースを変更しました。

昔切った樹を運んだトロッコの上を歩きます
川が増水しています。白谷雲水峡方面に向かわなくて正解でした
こんな所で反対から人が来たら怖いですが(誰も来ないな?)
野生のモウセンゴケ初めて見ました
荒川登山口に到着しましたが・・・

荒川登山口に到着しました。しかし、今日は大雨の為バスが🚌運休になっているらしい。(どうりですれ違う人がいなかった訳だ・・・)
たまたま同じ頃到着した人と相乗りでタクシー🚕を呼んで下山しました。屋久島では、docomoが一番電波の入りが良いです。この荒川登山口でも、私の持っていた他社製の携帯は電波が入らなかったので、たまたま同じ時間ぐらいに下山した方がdocomoの携帯を持っていて助かりました。(文字通り、誇張ではなく)

宿について、風呂に入り、旅館で地元の料理をいただきます。🙏
トビウオの唐揚げは名物だそうです。刺身に付けるお醤油は九州の甘めの醤油。アルファ米の簡単な食事が続いた後の疲労した身体に手作りの料理が沁み入ります。

今回持っていったカメラはフルサイズ機にレインカバーをかけて持ち歩いていましたが、ラッキョウの様な雨粒と、湿度100%の中を3日間持ち歩いた為、帰って1ヶ月ぐらいした頃から、背面のボタンで反応しなくなり、修理に出すと、
「中の基盤が腐食しており、修理には○○万円掛かります」
と言われて、腰を抜かしました。😱
今だったら、PENTAXのフルサイズ機を買って持って行くことを選んでいたと思います。
屋久島に行く時には、防水の効いたカメラとレンズを選ぶことをお勧めします。 (激しい雨の中ではレンズ交換は出来ません。)

江戸時代には屋久杉(樹齢1000年以上の杉)は5割〜7割は伐採されてしまっていたそうです。
今あるものを大切に次の世代に残したいと感じました。

詳しいコースに興味のある方は、以下をご覧ください。

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