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【雑記】新五百円玉(もう新しくないけれど)が使えない自販機問題

自販機で「モンスター」(飲み物ね)を買おうと思って五百円玉を入れたら返却された。
すぐに、「あ、新五百円玉に対応していないんだ」と気づく。

発行は2021年11月。
思ったよりは新しいけれど、もう発行から4年近くが経過している。
それなのに対応してない自販機や駐車場の精算機にけっこう出くわす。

いきなり話は逸れるけれど、硬貨って、デカく数字が表示されている方が表側だと思っている人って多いよね。
私も以前は当たり前のようにそう思っていた。

やっぱり、金額がわかりやすい方が表だと感じるのが自然な感覚だと思う。
まあ、ふだん使う分にはどっちでもいいんだけどさ。

新五百円玉表側(左)と、旧五百円玉表側(右)
新五百円玉裏側(左)と、旧五百円玉裏側(右)

五百円玉が今の仕様になったのは、韓国の500ウォン硬貨(今日の為替レートで55円)を偽造して自販機で使われる詐欺が多発したためだった。

最初の五百円玉の発行は1982年。かなり早い。
当時、こんなに高額の硬貨は世界でもほとんど存在しなかった(記念硬貨を除く)。
こんな高額硬貨を発行しちゃうなんて、日本は景気が良さそうでしょ!
とでもアピールするつもりだったのか?

タイミング悪く、韓国の500ウォン硬貨が偶然に同じ材質(銅75%・ニッケル25%の白銅)で、まったく同じ大きさで、ほぼ同時に発行されてしまった。違うのは500ウォン硬貨の方が0.5g重いということだけ。
表面のデザインの違いが0.5gの違いになったのだろう。
500ウォンの方は日本円で55円くらいだから高額硬貨ではない。

結果、何がおこったか?
世界一の自販機大国・日本で、500ウォン硬貨を0.5gだけ削った偽造硬貨が使われる被害が1997年のアジア通貨危機の時期から多発。

50円前後の価値の硬貨をちょっと加工しただけで、500円のものが自販機で買い放題。
そりゃあ、そういうところにめざとい悪いやつは、どんどんやらかすでしょうよ。

だいたい、世界一の自販機大国で、なぜ五百円玉なんかを発行してしまったのか?
五百円札で良かったんじゃないのか?
素人考えだけれど、白銅より紙の方が製造コスト安いんじゃないの?
肖像画だった岩倉具視(いわくらともみ)が、あの世で泣いているぞ。

とにかく偽五百円玉対策ということで、多くの自販機が五百円玉不対応に変更。五百円玉、使えねー。
ようやく2000年に、周囲のギザギザが斜めで、材質を変更した新五百円玉が発行された。

と思ったら、この新五百円玉そっくりなニセ硬貨が作られるようになって再び問題化。
ここで紙幣に戻せばよかったのに。

というようなドタバタのあげくに2021年に、現在の「真ん中だけ銀色」の五百円玉が発行された。

これだけ振り回されれば、自販機を設置するほうだって五百円玉に対応しきれない。

さらに、2種類の異なる材質を組み合わせちゃったから、従来とは違う判定装置を自販機に取り付けなきゃいけなくなって、その費用がバカにならないらしいですよ。

それに、自販機で五百円玉が使えなくても、それほど困らない。
百円玉や千円札、それに今はキャッシュレスでも買える自販機増えてるし。
こうなると、開発側&設置側にしてみれば、ますます自販機を新五百円玉対応にしようとする意欲は落ちるよねぇ。

でもね。
たまには困ることがあるのよ。
昨年、とある場所の有料駐車場に駐車したとき、新五百円玉も2024年発行の新紙幣も使えず、キャッシュレスも不対応という精算機に直面。
タイミング悪く、財布の中は新紙幣と新五百円玉ばかり。
百円以下の少額硬貨では駐車料金に足りない。

しかも周囲にコンビニもATMもない。
というか店自体があまりない。
ええ、もう走りましたよ、コンビニのある場所まで。約10分ね。

まあ、新紙幣はさすがにもう不対応の自販機や駐車場は無くなってきている。
でも、せっかくの新紙幣対応への変更のときに、新五百円玉対応にあえてしなかった自販機や駐車場もあるみたい。

昨年の経験から、駐車する前には事前に使える硬貨や紙幣を確認するようにしたので、今はそれほど困っていない。
冒頭の「モンスター」も結局千円札で買ったし。

それにしても、五百円玉問題は置いといて、二千円札対応の自販機や駐車場はもう絶滅してしまったのかな?
もっとも二千円札自体が絶滅状態か。
もう十年以上見ていないような気がする。

二千円札は終了でいいから、五百円札よ、カムバック!
三十年以上も不景気な国なんだから(政府機関が発表する好景気は数字だけで実感がまったく伴わない)、五百円は紙幣でいいよ。
現在の日本の紙幣製造技術なら偽造もされにくいよ、きっと。


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