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【北米エンタメニュースまとめ番外編】生成AIと物語を作り上げるチャットボットの隆盛

生成AIと対話しながら自分の好み通りのキャラクターや物語を作るチャットボットサービスが世界の若者を中心に人気を集めています。当初は既存の作品のキャラクターなどを使っていましたが、最近は利用者がオリジナルの設定でファンタジー物語を作ることも。いろいろ功罪もありつつ、投資資金も集めています。

生成AIには「ChatGPT」のような生産性を上げるツールに対してキャラクターとの会話や創作、ロールプレイングを楽しむチャットボットがあります。「Charactor.ai」が代表例です。

https://character.ai/

ユーザーがいろいろな世界観を設定でき、「ONEPIECE世界にトリップする」というグループもあります。グループチャットも可能です。

ほかにも「AIフレンド」が作れるサービス「Kindroid」「Replika」などがあります。

Charactor.aiの使い方はいろいろなものがあります。ひとつはキャラクターを設定して、そのキャラと対話をするもの。世界史の偉人やマーベル、ディズニー、任天堂のキャラクターに加え、日本の漫画やアニメのキャラクアーをアイコンにして、キャラとの会話(二次創作)を楽しんでいる人もいます。もうひとつはある世界観を設定して、そこにオリジナルキャラクターを登場させて生成AIと対話しながら会話形式の物語を作っていくもの。従来の受動的なメディアで展開される物語に対し、利用者が物語をコントロールでs切るのが特徴です。

そう、1990年代にオタクをやっていた女性は聞いたことがあると思いますが、夢小説です。夢小説ではせいぜいサイトで名前を変えることぐらいしかできず、創作上のキャラクターとの会話や設定は自分で考えなければいけませんでしたが、これらのサービスではあらかじめキャラクターを設定してしまえば、こちらが会話を投げるだけで、返答を返してくれます。


ただ、charactor.aiはサービスを利用していた未成年が自死してしまった事件を受けて遺族から訴訟を起こされており、未成年の利用を禁止するなど制限を強めています。性表現についても厳しくなっているといわれています。


その中でそうした制限を嫌って立ち上がったのが「Janitor AI」です。

英語圏ではいまロマンスとファンタジーを組み合わせた「ロマンタジー」というジャンルが女性を中心に人気を集め、この読者が自分好みのロマンタジーを作ろうとJanitor AIを使っているそうです。月間1億人ユーザーなのでITサービスとしては相当強い。

みなそれぞれ、キャラクターや世界観の設定を作り込んでそれをAIに入力し、それをベースに対話をすることでキャラクターとの会話を楽しんで物語にしていきます。ディスコードでプロンプトなどを共有しながら独自の世界を作り上げています。エロチックな対話ができることもJanitor AIの特徴です。ポルノとの指摘もありますが、Janitor AIの創業者のコメントにあるようにこれはアマチュア創作家の域なんですよね。

日本ではこのようなのをやりたいとき、みな二次創作や夢小説で展開しますが、そのファンダムの動きがITサービスによってよりやりやすくなったイメージです。むしろキャラクターの設定を自分で作り込んでいるからこそ愛着も持てるのではないでしょうか。

データセットをどこから持ってきたのかという疑問は残りながらも、利用者の方の使い方を見ていると、日本のオタクが夢小説でやっていたことをAiの力を借りて大々的にやろうとしている気がします。二次創作より潜在需要が広そうなのがすごい。英語圏だとテーブルトークゲームとかロールプレイングゲームもあるのでなじみやすい。

投資家の関心も

フォーブス誌の記事でも指摘されているように露骨な性表現のために投資をためらう投資家もいますが、むしろビジネスチャンスとみて投資に前向きな投資家もいます。確実に市場はありますよね。日本だとDMMとかが関心を持ってもおかしくない。


フォーブス誌の記事によると「架空のキャラクターや実在の人物を再現したソーシャル・チャットボットを手がける企業は近年増加している」とのことです。

日本ではLINEマンガのキャラクターと会話できるサービス「キャラチャット」があります。

こちらもキャラクターの設定は原作と変えられるのですでに夢小説に一歩踏み込んでいる。原作の売上高増につながっているのが面白い。


韓国発の生成AIチャットボットアプリ「Zeta」も人気です。きちんと課金につながっているのがすごい。なんと韓国ではChatGPTよりも使われています。


この生成AIとのチャットボットを公式サービスに盛り込もうとしているのがNaverWebtoon。自社で配信する作品のキャラクターとのAIを通じた対話を楽しめるサービスです。狙いは対話を通じてIPへの思い入れを強めること。しかも日常的な対話だけでなく、原作の物語を外れた物語を拡張できるとのことです。

米ピューリサーチセンターの調査によると生成AIをコンパニオンにする人も出てきている。

日本では、DMMが「DMMキャラトーク」を立ち上げ、AIキャラクターと会話できるようにしました。男性向けと女性向けがあって女性向けに中華BLとかWebtoonっぽい男性キャラがいるのが面白い。


あまりのめりこむと現実社会に戻ってこれなさそうな気もするのですが、どのサービスでも自分好みのキャラクターを設定して、いくらでも夢小説作れれる。意外に、プロによる創作物の強いライバルになりそうです。


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