【北米エンタメニュースまとめ番外編】米国「variant cover」市場から日本の漫画への示唆
先日北米のエンタメニュースをまとめている中で以下のような記事に出会いました。
アメコミ出版社のひとつ、DCコミックスがvariant cover(カバーを通常版とは違う別バージョンにした単行本)の価格高騰を危惧し、扱うコミック専門店に対しあまり店頭で設定する価格を高くしすぎないようにルールを設けたというものです。いわゆる開けるまで生身がわからない「ブラインドバッグ」にvariant cover版を入れるのをやめるようにという指示も出ました。ちょうど日本でもONEPIECEのカード付週刊少年ジャンプを巡った騒動が起きたばかり。こうした「特別版」を店舗の収益に結びつけるためにどうすればいいのでしょうか。
「販促物」から始まったvariant cover ブームと収束
現在につながる「variant cover」の起点として広く挙げられるのは、1986年にDCコミックスが刊行した『The Man of Steel』第1号です。ライター兼アーティストのジョン・バーン氏が手掛けた2種類の異なる表紙が用意されたという。スーパーマン再始動への注目を集める狙いがあったよう。
販促物から始まったものの、もともとアメコミの単行本の購入者はコレクターが多い。すぐにvariant coverは投機の対象になり、投機ブームが起きました。
ここから先は
2,898字
この記事は noteマネー にピックアップされました
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

