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基材に枯渇資源を使わないという約束

都会のベランダでも手軽に生ごみ堆肥ができる、バッグ型のLFCコンポスト。長年の堆肥研究の末にたどりついた独自配合の基材は、「コンポストははじめてだったけど、簡単に堆肥づくりができました」と、多くの方からうれしい声をいただいています。

基材の材料や配合は企業秘密ですが、LFCコンポストではピートモスなどの枯渇資源は一切使用していません。

今回は、その理由についてご紹介したいと思います。


ピートモスとは


ピートモス(Peat Moss)とは、ミズゴケなどの植物が寒冷地の湿地で何百年もかけて堆積し、泥炭化したものです。

日本では、保水性や保肥性を改善する自然素材の土壌改良材として販売されています。

一方で、LFCはピートモスを「枯渇資源」と捉え、コンポスト基材としても土壌改良材としても一切使用していません。

枯渇資源とは、人間の消費速度に自然の生成速度が追いつかない、有限の天然資源のこと。

実は、世界ではピートモスの利用を見直す動きが進んでいます。
イギリスでは2024年に家庭菜園向けの販売が禁止され、2028年までに商業農業用の販売も禁止する方針です。ドイツでも、2030年までに商業農業での使用量を減らす目標が掲げられています。


ローカルフードサイクリングとして枯渇資源を使わない理由


基材づくりの考え方や、資源に対する思いを
ローカルフードサイクリング代表・たいらからお話しします。

LFCコンポストの基材は、長年の研究の末にたどりついた、分解がすすみやすい配合
どんな暮らしにも馴染む、バッグ型のLFCコンポスト


たいら:
私たちは、コンポスト事業を通して、半径2km圏内で持続可能な食循環である「ローカルフードサイクリング」の実現を目指しています。

土壌を豊かにし、安全でおいしい食が私たちの暮らしのなかにあり続けること。そのためには、事業そのものも持続可能でなければならないと考えています。

基材の開発でも、私たちの身の回りにある、今は有機性廃棄物として扱われている資源を活用することをミッションとしています。

LFCコンポストの基材にピートモスを使っているのではと質問されることもありますが、私たちは明確な意思を持って使っていません。枯渇資源を採掘して使うことは、ローカルフードサイクリングが目指す循環とは相反するものだと考えているからです。

ーたいらさんのいう有機性廃棄物とは、どんなものですか。

たいら:有機性廃棄物とは、今は十分に活用されず、捨てられてしまっている有機物のこと。基材の原料ではありませんが、生ごみもその一つです。

LFCコンポストの基材は、できるだけ地元のものであること、地域の仕事になること、という視点で開発を行っています。

30年前に堆肥と出合ってから、堆肥オタクを自負するほど様々な基材の研究と試作を重ねてきました。
ある時はうまくいったけど再現性がないものや、はじめの1週間はいいけどその後状態が変わってしまっては、続けるのも大変になりますから。

LFCコンポストは、初めての方でも手軽に取り組めて、堆肥ができる、これまでの工夫を詰め込んだ商品になっています。

ー私たちの快適なコンポストライフの裏側には、長年にわたる研究があるんですね。

たいら:NPO法人でのダンボールコンポストの普及活動を経て、LFCコンポストを開発した理由は、もっと多くの人にコンポストを体験してほしいからです。

私がコンポストを通して、本当にたくさんの体験と気づきを得たように、コンポストのおもしろさを、一度体験してほしいんですよね。そして、続けることで、暮らしや自分自身に起こる変化も感じてもらえたらいいなと思っています。

せっかくコンポストを始めたのに、途中で辞めてしまう理由や、その原因となるものをどうすれば解消できるか。理由や原因の一つ一つを見つめて、改善方法をずっと研究してきたし、今もしているんですよね。

LFCコンポストはとてもシンプルな仕組みですが、バッグと専用基材の組み合わせで、うまく堆肥が作れるように試作を重ねて作ったものです。
だから、中身だけ別の資材にした場合は、途端に使用感が変わってしまいます。色々な資材を試すこともチャレンジの一つですが、LFCコンポストとは全く別のものになってしまうことは、知っておいてほしいなと思っています。

これからもより使いやすく、続けやすく。何より楽しく。コンポストのある暮らしを広げていくために、探究を続けていきます。



▽ LFCコンポストをはじめる



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